VRから強化学習まで幅広い作品が並んだ結果発表
企画ワークショップから数えて約30時間のゲーム開発も終了し、あとは最終発表を待つのみとなった。審査員は北陸職業能力開発大学校の校長で、「つくるUOZUプロジェクト」実行委員会で実行委員もつとめる清水正明氏。公益財団法人日本ゲートボール連合の高橋 忠氏。そしてカスタムキャストを世に送り出した、S-court代表取締役社長の川崎大和氏だ。一足早く開発を終えた筆者と明神氏も、プレゼン用のノートPCをiPhoneなどをもって会場に移動した。
はじめに青木氏から、9月に開催される東京ゲームショウ2019で「つくるUOZUプロジェクト」の商談ブースが設置されることが発表された。そして最優秀賞を獲得したチームの作品がブースで紹介されること。また、開発チームに旅費相当のQUOカードと、東京ゲームショウの来場者パスが提供されることが発表されると、会場が大いに盛りあがった。
その後、1チーム5分ずつの最終発表が行われた。以下に審査結果とあわせて作品を紹介していこう。なお、いくつかのタイトルはWeb上で体験することができる。
ゲートボール部門
1:一撃必殺ミラクルショット
スマホの画面をスワイプして、ボールを画面上のピンに当てるゲーム。つくるUOZUプロジェクトで活躍するVTuber、朝野かのこによる紹介動画もつくられた
2:GATEBOALL Q
ゲートボールの基本知識を扱ったビジュアルノベル。4択のクイズを解きながらストーリーを進めていく
3:転生したらゲートボールだった件
ボールを適切に反射させ、ゴールである王女様のもとに到達させるために、アイテムをステージに配置していくゲーム。クリアするには3つのゲートを順番にくぐらせる必要がある
4:ゲートレーサー
ゲートボールのボールを自動車に見立てたターン制レースゲーム。マウスで自動車を引っ張って、おはじきの要領で弾き飛ばして進めていく
5:ゲートボール
ヤギが靴下を食べてしまい、ゲートボール大会に出られなくなった農家のおじさんのかわりに、魔王を召喚して大会に出場するビジュアルノベルゲーム。シュールな世界観とストーリーが繰り広げられ、会場を爆笑の渦にたたき込んだ
6:破壊!VRゲートボール
実際の街を舞台にゲートボールをプレイし、ボールが転がることで街がメチャメチャになるというアクションゲーム。通常版とVR対応版(Oculus Rift S)がある
VTuber部門
7:怒りのネカマ晒し VTuber編
ジャムで自作された美少女VTuberのビデオをチェックしながら、どのビデオが男性によって演じられているか見破るゲーム
8:魂がふるえるんだっ!! 言霊 決め台詞バトル
筆者らのチームが作成したVTuber向けバラエティコンテンツ