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ワンフェス2016[冬]開催直前! デジタル原型師向け、デジタル出力物の表面処理法(前篇)

ワンフェス2016[冬]開催直前! デジタル原型師向け、デジタル出力物の表面処理法(前篇)

■STEP 01:脱脂作業

・01:除去サービスだけでは落としきれない

HD3500(3000)のサポート材は、図のように分割パーツを配置したときの下面に付着するのが特徴です。通常は出力業者があらかた除去してくれますが、その場合も業者の方で除去に使った油分の残りやサポート材の落としきれなかったこびりつきが残っているので、それらを除去していく必要があります。

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・02:レジンウォッシュ

エルドラモデルでは、「レジンウォッシュ」「ブラシクリリン」という2種類の溶剤を使い分けています。「レジンウォッシュ」は、その名の通りレジンキャスト製品の離型剤を落とすときに使われる溶剤です。油は強力に取り除けるのですが、サポート材が白く粉っぽく残ってしまうのが難点です。

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<A>レジンウォッシュ/<B>効率を上げるために、超音波洗浄機に溶剤を入れて使用する/<C>脱脂後、ブラシ作業でサポート材を除去したパーツ。サポート材が 白く粉っぽく残っているのがわかる

03:ブラシクリリン

レジンウォッシュはパーツが白く粉っぽくなってしまうので、それを避けたい場合はブラシクリリンを利用します。これは筆塗りの際に洗わずに放置してしまい固まった筆先を洗浄する際、筆を傷めずに塗料を落とす用途に使われる溶剤です。ブラシクリリンを利用することで、出力材本来の樹脂の透明さを活かした、見映えの良い状態で飾ることもできるようになります。

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<A>ブラシクリリン/<B>除去前の状態では、サポートの付着していた部分は白く残っている/<C>ここでも超音波洗浄機を利用/<D>洗浄後のブラシ作業により、表面を白っぽくすることなく、サポート材が除去できる

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STEP 02:電動ツールによるサポート材の除去

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