STEP 03:ディテーリングと仕上げ
Alphaを用いた古典的なディテーリングとブラシスカルプトの仕上げをします。
【1】シワや溝が均一にならないようにする
四肢、胴体、顔と部分ごとに使用するアルファを変えながら、シワの大きさや溝が均一にならないようにアルファを適用させていきます。
【2】シワの方向に気を配る
ストロークタイプは主にDragRectを使用しつつ、ペタペタとシワの方向に気を配りながらアルファを適用していきます。
【3】皮膚のボリューム感やシワの深さを意識する
リアリティのある動物をつくる際には、シワの方向と皮膚のボリューム感、シワの深さを常に意識しつつ、アルファを奥だけではなく適用後にしっかりとブラシでスカルプトしていくことが重要です。
【4】頭部(顔)のシワを丁寧にスカルプトしていく
頭部(顔)は繊細なシワが多いので、アルファを薄く配置した後、丁寧にボリュームをとりながらブラシを使ってスカルプトしていきます。
【5】お尻周辺の肉感を描く
お尻周辺もボッテリとした肉感が感じられるよう、しっかりと厚みのある肉やシワをブラシで描いていきます。
【6】ポージングする
ポージングはマスクとギズモを用いて手足の関節ごとにしっかりと変化をもたせていきます。
【完成】
Profile.
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森田悠揮 / Yuuki Morita
フリーランスキャラクターデザイナー/デジタルアーティスト/造形作家
国内外問わずアート、映画、ゲーム、広告、デジタル原型など様々なジャンルで活動しているフリーランスのアーティスト。ZBrushでの生物や怪獣などのクリーチャーデザインを得意とする傍ら、Houdiniを用いた動画、アート制作なども行う。
初の著書 『the Art of Mystical Beasts』ボーンデジタルから発売中。
website: itisoneness.com
Instagram: yuukimorita
Twitter: @YuukiM0rita