03 Invoke
ここでは、Compileの応用として、Invoke Compile Block SOPを使用していきたいと思います。少し変わった性質をもつこのオペレータですが、簡単に言えば、指定したCompileのフローを、そのまま自身に置き換えて演算すると言うものです。これは、Compileのフローでいったんコンパイルされた情報を再利用しているということになります。そのため、同じフローであれば、HDAなどを定義せずとも、より効率的に同様の処理を1つのノードで行うことができます。
まず、Compile Blockを指定し、次にBlock Begin Compile SOPでInput Nameを指定して、そのNameをInvoke Compile BlockのInput Nameと一致させます。これにより、Invokeで再度インプットを指定しても、同じながれを維持することができます。これにより受けられる恩恵は、計り知れないものになります。まず、同様の処理を行う際に、これまではHDAなどの定義により効率化を図っていましたが、その都度パラメータの調整が不要な場合などは、煩わしい作業でもあります。それを一手に担ってくれるアプローチが増えたということは非常にありがたいもので、今後の発展に期待がもてます。