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Vol.93 Dive into Mantra

Vol.93 Dive into Mantra

03 Operators

主要ノードを解説します。

●Mantra

今回は主にMantraの紹介となります。今回はいつもの連載とは異なり、作成メインというよりは、Mantraそのものの概要に迫った内容でした。ここで紹介しているノードはあくまでも、Mantraへの出力ドライバということになります。設定した内容をMantraという、外部の独立したプログラムへ送る架け橋の役割を担います。

Mantra自体の詳細は、非常に複雑で、全てを語ることは難しいですが、今回の内容を見てもらえばわかるとおり、近年では主にRay TracingかPBRを使用することが多いです。そのため、設定のほとんどはノイズのリダクションにかかってきていると言っても良いでしょう。シンプルにPixel Samplesを上げていけば綺麗になっていきます。ただし、重くもなります。これがCGにおけるジレンマで、回避できない問題です。そこで、要素を分けて、必要最小限の設定を見つけ出す必要があります。

近年では、ノイズのリダクションに、AIを使ったものも登場してきました。また、冒頭でお話ししたように、GPUを使った高速なレンダリングで、ノイズを有無を言わさず消していくようなアプローチも見受けられます。そんな中で、なぜMantraを使うのか。それは、Houdiniと共に歩んできたレンダラだからこそ、大規模案件に耐えられる安定性をもち、かゆいところに手が届く設計になっているからだと言えます。Houdiniを使っていく上では欠かせないもののひとつですので、便利になっている世の中に負けず、決して高速ではないMantraの良さをぜひ見つけてみてください。


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