米国アカデミー賞公認、日本発・アジア最大級の国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)「CGアニメーション部門」の審査員にモデルの秋元 梢氏らが決定した。国内外のコンテンツ業界に多数のクリエイターを輩出しているデジタルハリウッドとのコラボレーションによる「CGアニメーション部門」では、今年34ヵ国より195作品の応募があり、日々進化し続ける様々な3DCG技術を駆使した俊作15本(10ヶ国)が上映される。

技術面だけでなく、ストーリー性やエンターテイメント性においても優れた作品ばかりで、大人から子供まで楽しめるラインナップとなっている。また、デジタルハリウッドが主催するクリエイティブアワード「DIGITAL FRONTIER GRAND PRIX 2016」でグランプリを受賞した『初心』(Initial Enthusiasm)も上映される。「CGアニメーション部門」の優秀賞は、6月13日(月)に明治神宮会館にて行われるアワードセレモニーにて発表され、賞金60万円が授与される。

■審査員プロフィール

【秋元 梢】
1987年東京都生まれ。モデル。漆黒のロングヘアに"ぱっつん"前髪、目尻を跳ね上げたアイラインがトレードマーク。アジアンビューティな容姿で注目を集め、ストリートからモードまで幅広いジャンルのファッション誌で活躍。11年「エルメス」のキャンペーンモデルに抜擢される。15年6月発売の『VOGUE JAPAN』(コンデナスト・ジャパン)では、ミュージシャンのカニエ・ウエストらと並んで表紙を飾り話題に。現在、『CHINTAI TOKYO DISTRICT』(J-WAVE)でMCを務める。父は第58代横綱千代の富士関(現・九重親方)。

【さとう けいいち(映画監督)】
数々の名作を生み出し、国内外にその名を轟かすトップクリエイター。その活躍は実写、アニメ、デザインなど多岐に及ぶ。初監督作品である『鴉-KARAS-』では第五回東京国際アニメアワードオリジナルビデオ部門優秀作品賞を受賞、この頃から3DCGに触れ、2012年公開のフル3DCGアニメーション『アシュラ』では、アヌシー国際アニメーション映画祭にノミネート、第16回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞受賞。また同じくフル3DCGアニメーション作品である『聖闘士星矢 -LEGEND of SANCTUARY-』は海外から高く評価され、最先端の技術を取り入れ、多方面から注目されるコンテンツメイカーである。最新作であるフル3DCG映画『GANTZ:O』では総監督を務める。Karasfilms株式会社取締役。

【杉山知之(デジタルハリウッド大学 学長)】
1954年東京都生まれ。1987年よりMITメディア・ラボ客員研究員として3年間活動。1990年国際メディア研究財団・主任研究員、1993年 日本大学短期大学部専任講師を経て、1994年10月 デジタルハリウッド設立。2004年日本初の株式会社立「デジタルハリウッド大学院」を開学。翌年、「デジタルハリウッド大学」を開学し、現在、同大学・大学院・スクールの学長を務めている。2011年9月、上海音楽学院(中国)との 合作学部「デジタルメディア芸術学院」を設立、同学院の学院長に就任。福岡コンテンツ産業振興会議会長、内閣官房知的財産戦略本部コンテンツ強化専門調査会委員を務め、また「新日本様式」協議会、CG-ARTS協会、デジタルコンテンツ協会など多くの委員を歴任。99年度デジタルメディア協会AMDアワード・功労賞受賞。

■「CGアニメーション部門」上映作品の紹介 ※一部抜粋

【特別上映作品】
「DIGITAL FRONTIER GRAND PRIX 2016」グランプリ作品
『初心』(Initial Enthusiasm)(CG-1で上映)
太田杏奈/日本/5:15/アニメーション/2016
好きなことを始めた頃の楽しかった記憶を思い出して欲しい挫折しそうになった時、壁にぶつかった時に思い出せると一層好きになるはず。

【特別上映作品】
ナレーション:ケイト・ウィンスレット
『ヒナギクの花輪』(CG-2で上映)
監督:Galvin Scott Davis/オーストラリア/5:42/2015
小さな女の子バターカップ・ブリーは、いつも近くで目を光らせているいじめっ子たちを改心させるために今日もヒナギクを摘む。

『女漁師とトゥクトゥク』(CG-1で上映)
監督:Suresh Eriyat/インド/14:52/2015
一人暮らしの漁師の女。彼女の退屈な毎日は、夢にまで見たタクシー「トゥクトゥク」を手に入れて一変。人生のパートナーとなった。愛おしい時間は突然の事故で終わりを迎えるが、トゥクトゥクとの思い出が人生の終わりにさえ意味を与える。

『東京コスモ』(CG-1で上映)
監督:宮内貴広/日本/4:41/2015
東京で一人暮らしをする女性。仕事に疲れ、孤独と戦っていた。彼女を元気づけるため、ブタのぬいぐるみが夢の世界へと連れ出すが、そこに待ち受けていたのは... 孤独と生活感をテーマに描くフル3DCGエンタテイメント作品。

『ムーム』(CG-2で上映)
ロバート・コンドウ&堤 大介/日本/14:00/2016
湖に捨てられたガラクタには、持ち主との記憶が詰まっている。ムームの仕事は、そんな思い出のかたまりを引っ張り出し空に返すこと。ある日泣いてばかりのルミンと出会い、ふたりの幸せな日々が始まるが......。

■上映日時

上映作品は「CG-1」、「CG-2」のふたつのプログラムにて上映される。
上映日時はWEBサイトを参照。

CG-1:shortshorts.org/2016/program/cg-1/
CG-2:shortshorts.org/2016/program/cg-2/
※一部の有料イベントを除き、東京会場、横浜会場ともに無料上映となる。

■デジタルハリウッドについて

1994年、日本初の実践的産学協同のクリエイター養成スクールを設立。現在、東京(御茶ノ水)、渋谷、大阪、福岡で4校の専門スクールと、eラーニングによる通信講座(オンラインスクール)を展開、設立以来、7万人以上の卒業生を輩出。設立10周年を迎えた2004年4月、日本初、株式会社によるIT・コンテンツ分野の高度人材育成機関「デジタルハリウッド大学院(専門職)」、2005年4月には、ITビジネス×クリエイティブ×英語&留学を学ぶ「デジタルハリウッド大学」を開学。デジタルコンテンツ業界の人材育成と、産業インキュベーションに力を注ぐ。2014年10月に設立20周年を迎えた。

「DIGITAL FRONTIER GRAND PRIX」は、専門スクール、四年制大学、大学院、オンラインスクールなど、デジタルハリウッド全ての教育機関の、2015年度のアウトプット作品より、3DCGアニメーション、グラフィックアート、Web、アプリ、インタラクティブなコンテンツなど約1,500点の作品の中から各分野の最前線で活躍するアーティストや研究者による審査で、グランプリ、準グランプリ、優秀作品を決定するデジタルハリウッドが設立当初より主催する伝統的なクリエイティブアワード。

DFの過去の入賞作品には、全30カ国の映画祭・コンテストで上映「東京国際映画祭」では特別賞受賞、DVDシリーズの売り上げが50万枚を突破した『スキージャンプ・ペア』をはじめ、また、世界最大の3DCGカンファレンス「SIGGRAPH(シーグラフ)」のComputer Animation Festivalで上映された『Muscular union』、SPACETIMEで上映された『Juggler』、『Shading』など、国内外で飛躍を遂げるクリエイターや作品が多数誕生している。
www.dhw.co.jp

■ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)とは

米国アカデミー賞公認、日本発・アジア最大級の国際短編映画祭。新しい映像ジャンルとして「ショートフィルム」を日本に紹介するため、米国俳優協会(SAG)の会員でもある俳優の別所哲也氏が、創立者として1999年に東京・原宿で誕生。初年度は映画『スターウォーズ』で有名なジョージ・ルーカス監督の学生時代のショートフィルムも6作品上映し、その後も毎年応援している。2001年には「ショートショート フィルムフェスティバル(SSFF)」と名称を改め、2004年には米国アカデミー賞公認映画祭として認定された。これにより、映画祭のグランプリ作品が、次年度のアカデミー賞短編部門のノミネート選考に入ることになり、日本からオスカー像を手にする若手が出現する可能性への架け橋ができた。

また、アジア発の新しい映像文化の発信・新進若手映像作家の育成目的から同年に誕生した「ショートショート フィルムフェスティバル アジア(SSFF AISA 共催:東京都)」が誕生し、現在、この2つの映画祭が"SSFF&ASIA"として開催されている。上映内容は、オフィシャルコンペティションをはじめ、「音楽」「環境」、「CGアニメーション」など、様々なカテゴリーのプログラムで構成されている。2008年には、横浜みなとみらいにショートフィルム専門映画館、ブリリア ショートショート シアターを設立。映画祭としてはこれまでに延べ32万人を動員。日本にショートフィルムを啓蒙する役割を果たすべくその活動領域を広げるとともに、世界に羽ばたく若きクリエイターを本映画祭は応援していく。

■「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア 2016(SSFF&ASIA 2016)」概要

【開催期間】
6月2日(木)~6月26日(日)

【上映会場】
<東京>表参道ヒルズ スペース オー、ラフォーレミュージアム原宿、シダックス・カルチャーホール、 アンダーズ 東京 Andaz Studio、iTSCOM STUDIO&HALL 二子玉川ライズ
<横浜>ブリリア ショートショート シアター
※開催期間は各会場によって異なる。また、変更になる場合もある。

【主催】
ショートショート実行委員会/ショートショート アジア実行委員会

【料金】
東京会場、横浜会場ともに無料上映となる。 ※一部、有料イベントもある。

【オフィシャルサイト】
www.shortshorts.org/

【ショートショート実行委員会】
担当:高橋(090-3049-1284) 加賀矢間
TEL:03-5474-8201 / FAX:03-5474-8202
E-mail: press@shortshorts.org