オートデスクは、2016年2月1日以降に販売する単体ソフトウェア製品を「Desktop Subscription」(デスクトップ・サブスクリプション)でのみ提供することを発表した。Desktop Subscriptionは、使用期間を選択して利用できるライセンス体系。同社は2014年からDesktop Subscriptionを提供してきたが、今後はそのラインアップを増やしながら提供形態を移行していく。なお、具体的なスケジュールは今後販売店などを通じて知らせる予定だ。
詳しくは こちら

■ 概要

オートデスクは、2016年2月1日以降に販売する単体ソフトウェア製品を「Desktop Subscription」(デスクトップ・サブスクリプション)でのみ提供することを発表した。Desktop Subscriptionを利用することにより、導入と管理を効率的に行うことが可能になり、業務ワークフローに新しいテクノロジを導入する際の負担を低減させることができる。また、初期費用を抑えながら必要に応じた使用期間を選択することもできるので、ニーズに合わせた運用方法やコスト管理を行えるようになるという。
同社はこれにより、導入・管理・機能拡張・購入手続きなどの簡素化を実現。また、複数端末からのアクセス性向上、クラウド サービスとの連携の向上、異なるデータファイル形式の互換性向上などにも引き続き取り組んでいく。
2016年2月1日より前に購入した永久ライセンスは引き続き利用可能だ。また「Maintenance Subscription」(※永久ライセンスに付帯できるオプション サービス。技術サポート、機能アップデートなどを提供)に契約しているユーザーには引き続き該当するサービスを提供する。そして「Cloud Service Subscription」(※ストレージ、コラボレーション、レンダリング、解析などの機能をクラウドで提供するオプションサービス)も継続して提供される。
米オートデスク インダストリー ストラテジー&マーケティング担当上級副社長アンドリュー・アナグノスト氏は、新しいライセンス体系への移行計画について次のように語る。
「今日、設計やものづくりの方法が変化しています。企業がこうした変化に対して機敏に、柔軟に、そして有効に対応すれば、業界をリードする立場を確立できると考えています。お客様はアプリケーションへの投資に、より高い柔軟性と価値を求めています。これに対して当社は、今後のサブスクリプション形態への移行によりこのご要望に対応し、そしてアプリケーションやサービスを利用していただく体験/エクスペリエンスの向上と、幅広いテクノロジを利用できる環境を提供します。今回の変更はおよそ1年後から開始します。当社は今回の計画について可能な限り透明性を保ちながら、お客様とパートナー企業が受ける影響を低減して円滑に移行していただけるように努めていきます」。

■ 関連 URL

・新しいライセンス体系への移行計画について
 http://www.autodesk.co.jp/adsk/servlet/item?siteID=1169823&id=23983422
・オートデスク株式会社
 http://www.autodesk.co.jp