03 Operators
主要ノードを解説します。
●Multiple Solver DOP
今回のメインとなるオペレータは、Multiple Solver DOPです。
DOPのObjectに対して、2つ以上のSolverを計算させたい場合に使用します。接続した順番通りに適用される仕様になっています。
通常では、各SolverがObject上の異なるDataに対して作用するように設定します。例えば、RBD Solverを2つ計算させた場合、Objectが2倍の速さで動きます。これは、同じ名前のPosisionに対して作用しているからになります。
各Solverが異なるData名をもつことも重要です。Unique Data Nameを使って、それぞれのSolverのData名が同じにならないようにしましょう。今回のシチュエーションの場合は、順番やData名はあまり気にしなくとも問題ないと思いますが、場合によっては、思わぬ結果を招きかねないので、注意が必要です。
Micro Solverなどを使ってカスタマイズをしていく際やオリジナルのSolverを作成する際には、必ず必要になるDOPノードです。
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