05 Operators
主要ノードを解説します。
●Vellum Constraint Property DOP
今回紹介するノードは、Vellum Constraint Property DOPです。
このDOPノードは、VellumのSolve中に、Constraintsの共通プロパティを変更することができます。ここが重要で、通常ConstraintsはSOPで生成したものをDOP内に読み込んだ際、初期フレームの値が引き継がれます。そのため、途中で値を変更したりする場合、Geometry VOP DOPなどで、Data BindingをConstraintGeometryに対して行い、値を変更する必要があります。通常はセットアップがややこしいのですが、このオペレータを使うことでそれらを簡略化して行うことが可能になります。新たにConstraintsを作成することはできませんが、Constraintsの削除は行うことが可能です。
シミュレーション中に固くしたり、柔らかくしたり、縮めたり伸ばしたり、そういったことを簡易的に行えるものですが、より詳細なアクセスをする必要がある場合は、このしくみを基にカスタマイズする必要があります。Vellumでは、ConstraintsのプロパティはAttributeに紐付いているため、DOP内でも変更することが可能になっています。
より細かい調整の足がかりとして、最初に知っておくべきオペレータのひとつだと思います。
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