>   >  Houdini Cook Book:Vol. 101 Bind Vellum
Vol. 101 Bind Vellum

Vol. 101 Bind Vellum

05 Operators

主要ノードを解説します。

●Vellum Constraint Property DOP

今回紹介するノードは、Vellum Constraint Property DOPです。

このDOPノードは、VellumのSolve中に、Constraintsの共通プロパティを変更することができます。ここが重要で、通常ConstraintsはSOPで生成したものをDOP内に読み込んだ際、初期フレームの値が引き継がれます。そのため、途中で値を変更したりする場合、Geometry VOP DOPなどで、Data BindingをConstraintGeometryに対して行い、値を変更する必要があります。通常はセットアップがややこしいのですが、このオペレータを使うことでそれらを簡略化して行うことが可能になります。新たにConstraintsを作成することはできませんが、Constraintsの削除は行うことが可能です。

シミュレーション中に固くしたり、柔らかくしたり、縮めたり伸ばしたり、そういったことを簡易的に行えるものですが、より詳細なアクセスをする必要がある場合は、このしくみを基にカスタマイズする必要があります。Vellumでは、ConstraintsのプロパティはAttributeに紐付いているため、DOP内でも変更することが可能になっています。

より細かい調整の足がかりとして、最初に知っておくべきオペレータのひとつだと思います。


  • 「Houdini COOKBOOK +ACADEMY」
    Houdiniを基礎から楽しく学ぶオンライン講座

    公開日程:毎週金曜日公開(予定)
    価格:1,200円(税込)
    ※第一回「Houdiniの基本概念とインターフェイス」は無料公開中
    受講対象:Houdiniをこれから学びたい方、Houdiniの勉強で挫折した方など
    cgworld.jp/special/houdinicookbookacademy

その他の連載