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第1回:カラーマネジメントを始めよう

第1回:カラーマネジメントを始めよう

はじめまして、パーチの長尾です。今回から3DCG制作の品質と効率をアップする「カラーマネジメント」について連載をさせて頂くことになりました。一般的にカラーマネジメントシステム(CMS/Color Management System)と呼ばれている、この仕組みは、広告・印刷業界では10年ほど前から、3DCG業界では3年ほど前からハリウッドを中心に導入が始まった、制作業務には必須な基盤システムになります。

 

はじめに

ある制作会社の方がこんなことを言ってました、「カラーマネジメントは空気みたいなものです」。上手いこと言うなあと思ったものです。この仕組みがないと死んでしまう(ちょっとオーバーですが、極端に品質と効率が落ちるという意味ですね)。けれど、扱いに慣れてしまうと意識する必要がまったくないので、その存在を忘れてしまうという2つの意味があるそうです。
このように制作の基盤となるカラーマネジメントシステム(この連載では「カラマネ」と呼ぶことにしましょう)の導入について、順を追って解説していくのが本連載の目的です。誰でも導入できるように次の点に気をつけていきますので、ぜひ導入を果たしてください!
 

▼ この連載のテーマ

1:難しいことも、わかりやすく解説

2:CG制作に必要な部分に絞り、短期間で利用可能にする

3:定評あるハード・ソフトの紹介と、適切な評価方法を伝える

それでは、お付き合いよろしくお願いします(ご意見・ご要望、お気軽にお寄せください)。

カラーマネジメントのメリット

カラマネで何が実現できるのか? 以下の図表でシンプルにまとめてみました。

第1回:チャートA

カラーマネジメントシステムを導入すれば、全工程においてデータが正確な色で表示できるようになる
 

この仕組みを使うと、制作をしている全行程で同じ色を見られるようになります。各工程に移る度に行なっていた色の微調整は不要になるし、何より自分が思い描いたイメージを明確に伝えることができるのです。品質向上とコスト削減が同時に実現できる仕組みが"カラマネ"なんですね。

続けて、カラマネの効果を箇条書きでまとめてみました。

第1回:チャートB

カラーマネジメントシステムを導入すれば、常に正しい色の下で制作可能となり、結果的に品質向上とコスト削減につながる
 

いかがでしょう? 色に関するトラブルに遭遇したことある方なら、きっとご理解いただけるのではないでしょうか。

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