MENU

ディレクションシーズ インタビュー VFX 業界から遊技機業界への転身

ディレクションシーズ インタビュー VFX 業界から遊技機業界への転身

株式会社ディレクションシーズでは、ぱちんこ・パチスロ遊技機の液晶映像開発を行っている。企画立案や演出・絵コンテに始まり、2D・3DCG、コンポジット、制御プログラム、組み込みまで、液晶映像の全工程に対応できることが強みだ。VFX 業界で5 年弱のキャリアを重ねた後、2013 年4 月に同社へ移籍したJ・W 氏に現在の仕事内容を伺った。


コンポジットで実写素材を扱う際には
前職でのVFX 経験が活かせていると感じます

ーー移籍前はVFX 業界でコンポジットを担当していたそうですね?

J・W 氏:映画やTV ドラマのVFX に携わってきました。仕事はもちろん、職場の雰囲気も申し分なかったのですが、納期に追われる毎日で生活が不規則になりがちでした。仕事のペースに自分の身体がいつまで付いていけるのか、徐々に将来への不安が高まっていきました。そんな折、遊技機の仕事は開発期間が長く、腰を落ち着けて仕事に向き合えると聞き、移籍を決意したのです。

ーー遊技機の仕事に携わっている会社は他にもありますが、ディレクションシーズを選ん
だ決め手は何でしたか?

J・W 氏:遊技機の仕事は守秘義務が課せられている場合が多く、どんな映像を作っているのか外部からは伺いしれません。当社も例外ではありませんが、オリジナルのサンプル映像、社内のワークフロー、現場スタッフの日々の仕事内容、マネジメント層の考え方などを積極的にWeb サイトで発信しており、社風が想像できました。採用時点での遊技機経験は不問で、入社後の研修がしっかりしている点も大きな安心材料となりましたね。
 
ーー研修期間中はどんなことを学ばれたのでしょうか?

J・W 氏:私の場合、開発はもちろんユーザーとしての遊技機経験も乏しかったので、まずは遊技機特有の図柄や、使用頻度の高いプラグインについて重点的に勉強しました。内製の動画教材が充実しており、自分のペースで繰り返し視聴できるので重宝しましたね。実務を始めた後も、定期的に研修を受けて先輩たちの技を吸収しています。
 
ーー前職でのVFX の経験は、今の遊技機の仕事に役立っていますか?

J・W 氏:コンポジットで実写素材を扱う際には経験を活かせていると感じます。これまでに評価を受ける機会が3 回あり、上司から具体的に誉められたこともあります。一方で、遊技機ならではの派手なエフェクトは苦手なので、勉強が必要だとも言われました。自分が最優先で習得するべきことはハッキリしているので、ひたすら精進あるのみです。


TEXT _尾形美幸(EduCat)
PHOTO _弘田 充

ディレクションシーズ その他のニュース

スペシャルコンテンツ

VIEW MORE

スペシャルコンテンツ

    VIEW MORE