CG・VFXをはじめとする日本のデジタルコンテンツ業界で活躍された方々をCGWORLD編集部の独自視点で選出し、その中から大賞を決める『CGWORLD AWARDS』。

第3回となる今年度の各賞をいよいよ発表させていただきます。 CGWORLD AWARDSノミネートはこちら

CGWORLD AWARDS 大賞

大賞:
ヤオヨロズ

受賞理由:
2017年1月10日(火)から放送されたTVシリーズ『けものフレンズ』は、社会的現象を呼び起こしました。表現技法としては決してハイエンド、最先端とは言えませんが、キャラクターの造形や所作を筆頭に、ヤオヨロズが制作するアニメーションは3DCGを活用することで日本特有のアニメの魅力を作画とはまた別の新たなかたちで映像化しています。 また、ヤオヨロズの中核となるたつき氏、伊佐佳久氏、白水優子氏の3氏は学生時代からアニメーション作品の自主制作を継続しています。商業活動と並行してコンスタントにオリジナル作品を発表し続けてきたことが、2017年に花開いたとも言えるのではないでしょうか。来年以降も公私にわたる活躍を期待しています。

読者の予想
1位:ヤオヨロズ
2位:オレンジ
3位:オー・エル・エム・デジタル
4位:OXYBOT
5位:ビジュアルマン・トウキョー

みなさん、投票いただきありがとうございます!
大賞の予想が当たった方の中から抽選で5名様に、2017年に発売したCGWORLD本誌12冊と書籍5冊をセットでお送り致します。

作品賞:実写VFX部門

映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(制作:オー・エル・エム・デジタル)

読者の予想
1位:映画『亜人』
2位:#重力猫『GRAVITY CAT / 重力的眩暈子猫編』PV
2位:映画『東京喰種 トーキョーグール』
4位:映画『鋼の錬金術師』
5位:映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』
6位:連続テレビ小説『ひよっこ』タイトルバック
7位:『映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』

作品賞:CGアニメーション部門

TVアニメ『宝石の国』(制作:オレンジ)

読者の予想
1位:TVアニメ『宝石の国』
2位:TVアニメ『けものフレンズ』
3位:劇場アニメ『BLAME!』
4位:TVシリーズ『スナックワールド』
5位:『映画プリキュアドリームスターズ!』
6位:『映画くまのがっこう パティシエ・ジャッキーとおひさまのスイーツ』
6位:『正解するカド』
6位:TVシリーズ『シルバニアファミリー ミニストーリー』
9位:TVシリーズ『にゃんぼー!』

作品賞:ゲームグラフィックス部門

『NieR:Automata』(発売:スクウェア・エニックス 開発:プラチナゲームズ )

読者の予想
1位:『NieR:Automata』
2位:『人喰いの大鷲トリコ』
3位:『GRAVITY DAZE 2』
4位:『ポケットモンスター サン・ムーン』

技能賞

ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン「Unity」

読者の予想
1位:Live2D
2位:ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン「Unity」
3位:SideFX「Houdini」
4位:カプコン「RE ENGINE」
5位:鈴木卓矢氏 背景シーン構築技法「シーンアッセンブル」の啓蒙
6位:Redshift Rendering Technologies「Redshift Render」

総評

昨年(第2回)と同じく、大賞、作品賞3部門、そして技能賞という分類で各賞ノミネート、最優秀賞を選出させていただきました。「CGWORLD AWARDS」では、おおよそ過去1年の間に公開された記事内で扱った作品やクリエイター、技術を対象としているのですが、今回は作品賞:CGアニメーション部門と技能賞における多種多様化が印象的でした。そして、プロジェクトの大小にとらわれず、プロダクション等の組織としての取り組みと個人的な活動のどちらからも選出することを心がけていますが、少しでも制作現場の方々の、各コンテンツのファンの方々の思いを反映できていれば嬉しいです。まだまだ小さな取り組みですが、「CGWORLD AWARDS」がより有意義なものになるよう今後も精進していきます。

『CGWORLD』編集長 沼倉有人

こちらで2017年の記事更新は最後となります。
本年も月刊CGWORLDおよびCGWORLD.jpをご愛顧いただき誠にありがとうございました。
よいお年をお迎えください!