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Vol.63:縞馬飾

Vol.63:縞馬飾

今回のモチーフはシマウマ。リビングにあるような豪華な絨毯や壁のインテリアを意識して作成しました。
※本記事は月刊「CGWORLD + digital video」vol. 207(2015年11月号)からの転載記事になります

STEP 1:しま模様の作成について

画龍点睛 Vol.63:縞馬飾

▲毛が表面全体を覆っているように見えますが、Fur機能は使用していません。Furの機能が3DCGソフトに標準搭載されたのは10年以上前ですが、それよりも前は板ポリを大量に敷き詰めたり、モデリングした毛を表面に並べたりしていました。今回はそういった古い制作手法を新しいプラグインで再現する方法に挑戦します。

STEP 2:モデル画像

▲モデル画像です。大量にオブジェクトを配置すると、一気に情報量が増しますね。以前だとここまで並べるのはマシンパワーの面で不安もありましたが、現在はソフトとハードの進化のおかげで実現できるようになりました。

STEP 3:モデルの作成

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▲よく壁にかかっている、首から上だけの剥製のようなオブジェクトにします。まずはポリゴンで簡単にベースの形状を作成。

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▲ZBrushでデータを読み込み、形を整えていきます。ここでは多少重たくなっても気にしません。

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▲ある程度整ったら、ZRemesherを使用してリトポロジーします。この機能はバージョンアップする度にどんどん性能が良くなりますね。

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▲壁とオブジェクトとの密着は3ds Max上でブーリアンによってアタッチ。

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▲その後、ZBrush上でDynaMesh化し、スムースなどで滑らかにします。そしてUV展開。

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▲再び3ds Maxに戻り、シンメトリーで左右対象のモデルを作成しました。

STEP 4:毛並みの作成

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▲鼻のあたりにある少し長い髭はスプラインでガイドを作成して、HairとFurを使用。

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▲たてがみもHairとFurを使用しますが、こちらはブラシでヘアスタイリングします。

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▲モデルがある程度できたら、カメラでアングルを設定。

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▲次に、しま模様を描くためにMudboxでモデルを読み込みます。やはり立体的なモデルには3Dペイントは欠かせません。

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▲細かいところまで描く場合、筆者がよく行なっているのがPtexで描いたものをUVに変換するという方法です。

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▲描いたテクスチャを基にプラグインのForestでプリミティブを配置しました。

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