Speech Graphicsは、『モンスターハンターワイルズ』における自動音声アニメーションシステム「SGX」の活用事例を公開した。
本作では、SGXを活用し、日本語・英語・中国語を含む複数言語に対応したキャラクターのリップシンクと感情表現を音声データのみから自動生成し、多言語対応のフェイシャルアニメーション制作を支えたという。
「SGX」を活用した多言語対応フェイシャルアニメーション制作
SGXは、Speech Graphicsが提供する自動音声アニメーションシステム。音声やテキストから自然なリップシンクとフェイシャルアニメーションによる感情表現を生成し、多言語対応を含むフェイシャルアニメーション制作を支援する。
『モンスターハンターワイルズ』では、日本語・英語・中国語を含む複数言語に対応したキャラクターのリップシンクと感情表現を音声データのみから自動生成し、作品内に登場する数多くのキャラクターのアニメーション制作に活用された。
多言語ローカライズを支える柔軟な制作パイプライン
開発チームによると、SGXの導入により、従来のビデオ解析プロセスと比べてアニメーション生成を大幅に高速化できたとしている。
本作のような大規模タイトルでは、従来の手法ではスケジュール上実現が極めて困難だった多言語対応を実現できたことも、大きな成果の一つとして挙げている。これにより、世界中のプレイヤーに向けた没入感のあるローカライズ体験の提供につながっているという。
SGXのMayaプラグインについては、多数の定義済みコマンドが用意されているため、1回の収録セッションから大量のデータが発生する場合でも、バッチ処理によって効率的に対応できるほか、コマンドとして提供されていることで、必要に応じて他の処理やカスタマイズを組み込める柔軟性も高く評価されている。