映像制作クリップ共有システム「GlandWrite」サービス提供を開始（IMAGICA）

IMAGICAは、映像制作クリップ共有システム「GlandWrite（グランドライト）」のサービス提供を開始した。
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■ 「GlandWrite」について

「GlandWrite」は、クラウド上にアップロードされた映像素材のデイリーやオフライン編集、VFXなどの映像クリップに対し、許可されたユーザー同士が、iPadを使ってプレビュー、コメント付加などを行うことができるシステム。ドイツのCinePostproduction GmbHの「COPRA」をベースに、IMAGICAが日本のポスプロワークフローに合わせた数十件におよぶ機能を付加することによって、サービスをブラッシュアップし、使いやすさが追求されている。
「GlandWrite」を利用することで、ユーザーは任意のシーンに対して手書きで修正指示を書き込むことができ、映像制作に関する様々なアイデアやチェック内容を関係スタッフ間で共有することが可能となる。従来のDVDコピーでのプレビューに代わり、iPadからクラウド上にアップロードされたプレビューデータにアクセスすることで、ネットワークを介してタイムリーにプレビュー映像をチェック。これにより作業効率の向上とメディアのやりとりに伴うコストの低減をはかるとともに、登録されたiPadに対してのみ直接配信されるため、安全にプレビューデータを管理し共有することが可能だ。
「GlandWrite」はすでに複数の映画やドラマの作品で採用されており、現在、放送中のTBS×WOWOW共同制作ドラマ『MOZU Season1 ～百舌の叫ぶ夜～』、『MOZU Season2～幻の翼』の現場でも活用されている。
IMAGICAは、この「GlandWrite」を映画・ドラマ制作のワークフローにあわせ個別に提案することにより、映像制作におけるコミュニケーション環境の効率化を実現し、ネットワークを活用したポスプロサービスの拡充を目指していく。

●ユーザーコメント
IMAGICA/西尾光男氏（TBS×WOWOW共同制作ドラマ『MOZU』Season1、Season2編集）
「これまではプレビュー用にDVDを各制作スタッフにお渡しし、映像確認をお願いしていましたが、"GlandWrite"の導入によってアップロードした映像をiPadで確認いただけるようになり、作業効率が飛躍的に向上しました。映画や連続ドラマの場合、制作スタッフが地方ロケの現場に長期間滞在されることもあり、ポスプロで作業した結果を遠隔地で確認していいただける"GlandWrite"は、撮影現場のスタッフとコミュニケーションをとるのに大変有効的です。カラーグレーディングはもちろん、VFXの担当者との連携にも便利に使えそうです。今後このシステムを使うことがスタンダードとなってくれば、各スタッフ間でのディスカッションや提案もしやすくなり、さらなるクオリティーを追求出来るようになるのではと期待しています」。