コンピュータグラフィックス研究所「UEIリサーチ」移管（ドワンゴ）

ドワンゴは、ユビキタスエンターテインメントより、コンピュータグラフィックス研究所「UEIリサーチ」を同社に移管したことを発表した。
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■ 「UEIリサーチ」の移管について

「UEIリサーチ」は、東京大学名誉教授の西田友是氏を所長とするコンピュータグラフィックスの研究所。西田友是氏は、世界有数のコンピュータグラフィックス（CG）研究者として知られ、CG界のノーベル賞とも呼ばれているスティーブン・A・クーンズ賞（The Steven A. Coons Award）をアジアで唯一の受賞した人物だ。西田氏が考案した「ラジオシティ法」は、今や全てのコンピュータグラフィックス作品やゲームソフトに用いられている基盤技術。今後も豊富な経験を背景として、精力的な研究活動を続けていくという。
ドワンゴはこれまでも、人工知能の研究や、AR/VR技術を使ったライブ中継など、Webにとどまらない様々な新しい技術レベルの向上を続けてきた。今後は「UEIリサーチ」の移管により、コンピュータグラフィックスの研究開発等、新たなコンテンツ・サービス等の開発をすすめていくという。

「UEIリサーチ」概要
研究所名：「UEIリサーチ」
所長：西田友是氏
譲受日：2015年8月1日
主な研究：コンピュータグラフィックス、特に自然物・自然現象の可視化や照明シミュレーション等に関わる研究
所在地：〒104-0061 東京都中央区銀座4-12-15 歌舞伎座タワー

所長：西田友是氏プロフィール
1949年広島県生まれ。1998年から東京大学教授（2013年3月退職）。1970年からコンピュータグラフィックスの研究を始め、隠線消去、隠面消去、陰影表示などを研究。光の相互反射を計算してリアルな半影を描写する「ラジオシティ法」の考案者の一人であり、その後も精力的な研究活動を続け、 2005年にSIGGRAPHのスティーブン・A・クーンズ賞、2006年にNICOGRAPHのCG-Japan Awardを受賞。同年より、画像電子学会において、CG関連の優秀論文の著者に与えられる「西田賞」が創設された。