作品やプロダクトを通じてクリエイターと企業のハブとなるプラットフォーム「CASE」をリリース（Wantedly）

ウォンテッドリー（本社：東京都港区、代表取締役：仲暁子、以下、同社）は、作品やプロダクトを通じて、視覚的にクリエイターと企業を繋げるハブとなるプラットフォーム「CASE」をリリースした。

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■「CASE」の概要

創作に不可欠なインスピレーションを得るため、クリエイターは日々新たなプロダクトやデザインを目にする機会を求めている。同社は「CASE」のリリースによって、クリエイターがインスピレーションを得られる機会を創出し、「クリエイターと作品」や「クリエイターと企業」を繋ぐプラットフォームを提供する。

・「CASE」によってクリエイターが得られるメリットは以下の3つ。

1：「CASE」には企業を中心として国内の「質の高い」作品が集まるため、クリエイターにとってはインスピレーションが得られる貴重な場となる。

2：作品から企業の質を知る事で、クリエイターはこれまでは知る事のなかった「知名度は無くとも質の高い企業」を見つける事ができる。

3：クリエイター自身も作品を掲載する事で、他のクリエイターや企業に対して実力をアピールする事が可能。

企業にとっても「CASE」の利用にはメリットがある。企業は同社の作品を掲載する事で「より多くの人により深く企業を知ってもらう」事が可能だ。Wantedlyと連動しながら、ブランディング強化による新規顧客の獲得や、会社への共感によって自社にマッチするクリエイターを採用する事が出来る。

4月18日（月）のリリースにあたり、ローンチパートナーとして、チームラボ、パーティー、バスキュール、ブラケット、ワン・トゥー・テン・デザイン（1→10 design）、Fabric、IN FOCUS、NEWPEACE、VASILYなどのクリエイティブカンパニーやスタートアップが参加しており、計300作品が集まっている（4月18日（月）現在）。今後も「CASE」には、より多くの作品が掲載されていく予定だ。

■「CASE」の機能

「CASE」では、下記3つの使い方で高品質な「作品」からインスピレーションを得る事や「共感」する企業・クリエイターを見つける事が可能だ。

【1：Project一覧を見る】
「CASE」を最初に訪れると、Project一覧を見ることが出来る。Projectはプロダクトや作品のイメージをまとめたもので、一覧では「オススメ順」以外にも「Like数の多い順」、「コメント数の多い順」などへと並び替えが可能。また、Projectにはタグが付いており、タグを用いて絞り込みを行う事で「自分の興味に近いProject」を見つけやすくなる。検索ボックスを利用して、タグや Projectを検索する事も可能。

【2：CREDITSを見る】
Projectにはプロダクトや作品の関係者を「CREDITS」として掲載できる。制作を行ったクリエイターや、共同で制作に携わった企業、クライアント、代理店など、Projectを通して様々なクリエイターや企業との繋がりが可視化される。

【3：企業ページを見る】
企業ページでは、企業の投稿したProject一覧を見ることが出来る。ソーシャルリンクなどその他の情報も載っているので、企業の情報を取得しつつProjectの質から企業のセンスを判断する事が出来る。気になった企業については、MemberやFollowerを見る事で、自分と感性の近いクリエイターを探すことが可能。

■サービス提供背景

同社は「シゴトでココロオドル人をふやす」というミッションの下、「働くすべての人のインフラになる」事を目指し事業展開している。ビジネスSNS「Wantedly」内の企業と人のマッチング・サービスに留まらず、2015年4月には人脈管理機能「Syncサーチ」、11月にはOpen API、さらに2016年1月にはビジネスチャットサービス「Sync」をリリースし、就職活動のみならずビジネス上のリレーション作りやセルフブランディングなど、幅広いビジネス上の問題を解決してきた。

今回同社は、クリエイター向けのプラットフォーム「CASE」をリリース。クリエイターにとってのビジネスは「創作」であり、「創作」に役立てるためにクリエイターからはインスピレーションが得られる場が求められている。「CASE」により、同社は従来の転職・採用領域だけでなく、転職とは無縁な「クリエイター」の問題を解決し支援することを狙いとしている。

■今後の展望

今後は、創作の機会の多いクリエイターをターゲットに利用者を拡大し、数ヶ月を目処に2,000作品を集める予定。また、Wantedlyはインドネシアなど海外展開も進めている。「CASE」を通じて海外ユーザーにも日本国内の作品やプロダクトを伝えたり、海外ユーザーが作品を投稿したりといった形で海外からも利用されるサービスにしていく方針。