液晶ペンタブレット「Cintiq」で最大限のカラーコントロールを実現する「Wacom Color Manager」を12月中旬より順次発売（ワコム）

ワコムは、色再現性を追求する写真家やデザイナーのニーズに応えるキャリブレーター（測色機）「Wacom Color Manager」を12月中旬より順次発売する。

デザインの段階で苦心してつくり上げた「色」も、最終作品の確認をする製作者、共同制作者、クライアントが異なるモニタやプロジェクタで見ると色が異なって再現される。特に写真、印刷物、アニメーション、動画などは、モニタ再現色と最終作品の色合わせは容易ではない。カラーキャリブレーションのリーディングカンパニーであるX-Rite製キャリブレーターとカスタムプロファイル作成ソフトウェアを組み合わせた「Wacom Color Manager」は、液晶ペンタブレットCintiqの色再現性を高め、作品のクオリティと作業効率の向上を実現する。

■X-Rite社と共同開発

X-Riteと共同開発したカラーキャリブレーションツールは、操作が容易で正確なカラーイメージを迅速に測定する。高い色再現性が求められるクリエイティブ作品制作現場で標準化しているCintiqの確実な色管理をサポート。「Wacom Color Manager」は「Cintiq 27QHD」シリーズと利用すると最適なパフォーマンスを発揮するが、その他のCintiqシリーズ、LCD、LED、広色域ディスプレイでの利用が可能だ。多くのクリエイターが色管理用に用意したモニタを含む2台のディスプレイで作品を制作しており、広色域パネルを採用した「Cintiq 27QHD」と「Wacom Color Manager」を共に利用することで、2台目のディスプレイが不要になるため、制作効率の向上と広い作業スペースの確保、さらに設備投資にかかるコストを削減することが可能となる。

「Wacom Color Manager」キャリブレーター本体は、スクリーン上に取り付けて測色することができる。共に利用するプロファイルソフトウェアには、「簡易」および「高度な設定」モードが備わっており、「簡易」モードは、色を迅速に測定・表示。キャリブレーションの予備知識がなくても、モニタとプリントの優れたカラーマッチを実現し、簡単に操作することができる。「高度な設定」モードでは、白色点、輝度、コントラスト比率、ガンマなどを無制限に制御可能。また、カラープロファイルは保存し複数のモニタでプロファイル設定を再利用できる。

※Mac OS 10.11（El Capitan）を使用している場合、ソフトウェアをアップデートの上、画面に表示されたメッセージに従い、適切な設定への変更が必要となる。

■価格と発売日

「Wacom Color Manager」は12月中旬より順次全国の量販店およびワコムストアにて販売。

ワコムストア参考価格：29,800円（税抜）

※「Wacom Color Manager」の詳細はこちらから。

■ワコムについて

株式会社ワコム（東証一部：6727）は、1983年の創業以来、日本を含めた全世界150カ国以上で製品を販売している。これまで、よりクリエイティビティに富んだ世界を実現するための製品お届ける中で、世界中のデザイナーやクリエイターの支持を得て成長してきた。現在、同社のペン＆タッチタブレット、液晶ペンタブレット、モバイルクリエイティブタブレット、スタイラス製品、そして各種デジタルインターフェース機器は、デジタルアート、映画、特殊効果、ファッション、商品デザインなどの分野で幅広く利用されている。

また、同社は若手のデザイナーやクリエイター育成をサポートする多くの活動にも参画している。さらに、当社の培って来た技術をモバイル端末用途に最適化したWacom feel IT technologiesは、各社が展開するスマートフォン、タブレット端末、電子書籍端末など様々な製品群にコンポーネントとして採用されている。さらに、ECADシリーズによって、国内製造業向けなどに電気設計用CADソフトの提供も行っている。このように、同社が提供する技術は、ビジネスからホームユースまでの様々なシーンで、デジタルコンテンツクリエーション、医療・教育・金融などの分野で利用されている。

※ワコム、ECAD、Wacom feel IT technologiesは株式会社ワコムの商標または登録商標。
※その他、本書に記載されている会社名または製品名は、各社の商標または登録商標。
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