>   >  はじめよう!踏み出そう!VFX!:第2回:DaVinci Resolve Fusionで踏み込むコンポジット!【ステイホームVFX連動企画】
第2回:DaVinci Resolve Fusionで踏み込むコンポジット!【ステイホームVFX連動企画】

第2回:DaVinci Resolve Fusionで踏み込むコンポジット!【ステイホームVFX連動企画】

06:映像に味付けしてみよう!

より画に説得力をもたせるために、現実で起こる現象を再現して「味付け」していきます。


【実践】よくわからなくてもOK!まずは手順通り触ってみよう!

【1】新しく[Ctrl+Space]から[Glow(Glo)]ノードを追加し、[MediaOut1]ノードの手前に割り込ませます

【2】[Glow1]を選択して、ノードのプロパティから、[Glow Size]は[50]に、[Glow]は[0.0]に、[Blend]は[0.15]に設定してみました

【3】窓から自然にふんわりと光が広がり、より「明るさ」を感じられるようになりました


【理論】なぜこうするの?

グロー効果は空気中の光の拡散やレンズによって起こる「光のにじみ」ですが、これを後処理でつけると「明るさ」を演出することができます。今回「色空間」の設定で「リニアワークフロー」というものになっているので、グローで自然な明るさを表現できます。

07:最後に「レンダリング」で書き出そう!

最後に映像を書き出します。


【実践】よくわからなくてもOK!まずは手順通り触ってみよう!

〈Step 0〉タイムラインに配置する

【1】画面最下部の[エディット]と書いてあるタブアイコンをクリックし、[エディット]タブを開いてください

  • 【2】最初に練習で作成したコンポジション[Fusion Composition]がタイムラインに配置されているので、左上のメディアプールにドラッグ&ドロップして保存しておきます

  • 【3】①[Fusion Composition]という名前のコンポジションが左上のメディアプールにできたことを確認したら、②下のタイムラインのコンポジションは③右クリック→[選択を削除]で削除します

  • 【4】メディアプールから[38912VFX_Comp](今回作成したコンポジション)をドラッグ&ドロップで先頭に配置します

【5】このように上のタイムラインビューに先ほどコンポジットした映像が表示されています。もしビューに何も表示されないときは、タイムラインの再生ヘッドを少し動かすとリフレッシュされて表示されるはずです


〈Step 1〉書き出す

【6】画面最下部の[デリバー]と書いてあるタブアイコンをクリックし、[デリバー]タブを開いてください

  • 【7】左上のレンダー設定から、まず①[H.264 Master]のテンプレートを選びます。表示されていない場合はアイコン下のバーを横スクロールすると表示されるはずです。[H.264 Master]を選んだら、②ファイル名と映像の書き出し先を[名称]と[保存先]で決めます。③次に[フォーマット]で[MP4]を選択し、④最後に[レンダーキューに追加]を押します

ここでいったん、[Ctrl+S]でプロジェクトを保存しておきましょう。

  • 【8】右側のレンダーキューに追加されました。[Render All]を押すと、レンダリング(映像の書き出し)が始まります。書き出しには少し時間がかかりますので、お茶でも飲みながらのんびり待ちましょう

【9】映像が書き出されました! 開いて見てみましょう! VFXの映像が完成しました

これにて終了です! お疲れさまでした !!!


【理論】なぜこうするの?

DaVinci Resolveでは、タイムラインの映像がレンダリングされます。今回作った38912VFX_Compというコンポジションは、読み込んだ映像や画像と同じくメディアのひとつのように扱われるため、これを直接書き出すことはできません。そのため、一度タイムラインに配置して、それをレンダリングしました。

おわりに:まずはVFXを楽しもう!

個人レベルのVFXにおける唯一の目標は「ねらい通りの画をつくる」ことです。VFXで同じ画をつくるにしてもありとあらゆる方法がありますが、「ねらった画」がつくれていればどんなやり方でも正解です。もちろんチームでつくる場合は「ねらった画」だけではなく他の工程で「迷惑をかけない」という縛りが発生しますが、個人でつくる分には何をしたって良いんです。

はじめはそこまで深く考えず、邪道だろうがなんだろうが楽しい! と思える方法で作品を作ってみてください。慣れて余裕が出てきたり人と映像を作る機会が出てきたら、先人の知恵が詰まった王道を学んだり、テクニカルなロジックを学ぶことでより高いステップに進めるはずです。

今回紹介したコンポジットの手法は、最低限のロジックを取り入れつつ工程をシンプルにするため、王道も邪道も織り交ぜたものになっています。まずは使えそうなところからつまみ食いして「VFX」で楽しく遊んでいただけたら嬉しいです。

では、また次回お会いしましょう!



Profile.

  • 三宅智之/Tomoyuki Miyake
    2000年、東京生まれ。平成28年度 総務省「異能vation」採択(最年少)。早稲田大学教育学部複合文化学科在学中
    Twitter:@38912_DIGITAL
    YouTube:38912 DIGITAL
    note:note.com/38912_digital



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    ・審査同意書記入:〜5月21日
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