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CGWORLD学生CGコンテスト<br/>「WHO'S NEXT?」 2019年第一弾結果発表!(審査員講評コメント付き)

CGWORLD学生CGコンテスト
「WHO'S NEXT?」 2019年第一弾結果発表!(審査員講評コメント付き)

20位:『gunman's desk』 獲得点数:11点

直江遼河さん(吉田学園情報ビジネス専門学校 コンピュータグラフィックス学科1年)
ゲームなどの背景アーティストを志して日々精進しています。そのために現在はUE4を使った制作に取り組んでいます。サイバーパンクな絵やSF、無機物な絵が好きなためそういうものを多く見て自身の制作に励んでいます。将来的にはアートディレクターとなって自身の思い描いたものを多くの人に見てもらい認めてもらいたいと考えています。

●作品解説
構図などを銃に目が行くよう工夫しました。何もない面を作ったりオブジェクトをまとめて配置することで現実味を出すように意識しました。また面に光沢のあるものを他のオブジェクトを重ねることでそこへの意識を分散させるよう配置してみました。画角はガンマンが銃を取るシーンを感じ取らせるために人の後ろから望遠で撮られたようにしてました。

●使用ツール
Cinema 4D, Substance Painter, Photoshop

●審査員コメント
コロッサス佐藤 桂(プロデューサー)】
1つ1つのオブジェクトがとても丁寧に作られていると感じました。 タバコに火が着いていることで、すぐ近くにガンマンがいるんだろうな、と想像できますね。

スマートエンジニア枚田直樹(マネ-ジャ-)】
ライティング/構図によって目線のコントロ-ルは上手くできているのではないでしょうか。無造作に置いてある感じがしましたので、メッセ-ジ性が感じ取れないのが少し残念です。古くても愛着があり、大事に扱っている様子などが表現できると良いのでないでしょうか。

slanted中山 悠(CGアーティスト)】
絵の空気感が出ていてとても良いと感じました。細かいところをいうとディテールのツメが甘かったりするのですが、構図とライティング、仕上げでそれを感じさせません。どんな人物が背景にいるか想像をかき立てる絵ですね。

コロプラ伊藤大輝(アート本部 第1制作部長)】
被写界深度やライティングをうまく使って、見せたいところに目線を誘導している点が良いなと感じました。銃身や弾丸、ライターなどの金属の質感は非常にリアルで素晴らしいと思います。ただ、たばことガラス瓶はピントが合う場所においてプリミティブさが目立ってしまっているので、もう少しディティールを入れてあげると画がなじんでより良くなると思います。

スパイス山田 翔】
タバコだけやたらときれいなのが勿体ないと思います。 この世界観であんなにきれいなタバコはだいぶ浮いている印象です。 それ以外はとてもうまいと思います。

●受賞コメント

CGを始めてコンテストに応募し、運にも恵まれ受賞することができました。これも私が長くCGに取り組んできた成果かと思います。高校生の頃から日々取り組んできたCGというものでこういった結果を残すことが出来たのも好きであったからこその結果だと思います。
次回もこのような機会があれば是非挑戦してみたいなと考えております。まだまだ目指すべきところには届きませんが今後とも活躍できるよう精進したいと思います。

21位:『NOAH』 獲得点数:11点

鈴木由人さん(横浜デジタルアーツ専門学校)
今回自身が制作しているショートフィルムに登場する宇宙船を静止画としてコンテストに応募させていただきました。近頃はプロシージャルなテクスチャやモデリングに興味があります。

●作品解説
スケール表現がしっかりできるようディテールなどにこだわりました。窓部をどう表現するかにかなり時間をかけました。プロシージャルテクスチャ、モデリングを使い効率的に制作しました。

●使用ツール
Maya, Substance Painter, Substance Designer, ZBrush

●審査員コメント
画龍早野海兵(会長)】
細部にまでこった作りこみがとても気持ちいいですね。それでいてデザインが巨大感を失ってなく、重量感を感じられて素敵な作品です。

ティフォン祭田俊作(CGジェネラリスト/ディレクター)】
粗と密がバランス良くできたデザインでかっこいい。 プロシージャルで手数を減らすのも効果的で良い判断ですし、目的から適切に技術を選んでいく姿勢が素晴らしいです。
影面で窓の扱いが変わるのが良い反面、光側の窓の繰り返し感がやや単純で他に比べ勿体ないです。映像作品になるということで、仕上がりが楽しみです!

神央薬品ノブタコウイチ(代表取締役) 】
巨大感等は出ていて良いかと思います。あとはリガーを目指してるのであれば少しギミック等も作って動きがありそうな静止画にしてみても面白いかもしれませんね。

スパイス山田 翔(チームリーダー)】
奥側にリング状の物体の継ぎ接ぎのようなものの付け方が実際にはありえないように思う。スケール感を気にされているようでその部分は良い感じですが細かいディテールの説得力をもう少し 加えるとよりよくなると思います。

●受賞コメント

講評コメントをくださった皆様ありがとうございました。ショートフィルムを楽しみにしてくださっているというコメントを多くいただき 一層制作のモチベーションが上がっています。希望職種はリガーですが将来的にはジェネラリストとして働きたいので絵作りはこれからも学んでいきます。今回は21位と悔しい結果となってしまいましたが今後も精進していきたいと思います。

22位:『理想の部屋』 獲得点数:10点

大井佑馬さん(YouYarn Pictures-ART SCHOOL-)
僕の理想の部屋を3DCGでつくりました。それぞれのキャラクターは主に家電です。ポップコーンの小型空気清浄機、時計は設定された時刻になると予定を知らせてくれます。黄金のカエルはAI機能があり会話ができます。

●作品解説
僕の理想の部屋を3DCGでつくりました。それぞれのキャラクターは主に家電です。ポップコーンの小型空気清浄機、時計は設定された時刻になると予定を知らせてくれます。黄金のカエルはAI機能があり会話ができます。

●使用ツール
CARRARA 4

●審査員コメント
朝倉 涼(デジタルアーティスト)】
作品だけを先に見て、「稚拙だけどシュルレアリスムのような魅力があるな」と思っていたら、まさかの9歳の作品ということで、本当に驚きました!これから沢山のものを見て、沢山のことを経験し、そして成長の中で作風が変わっていくと思うのですが今持っているその感性も大事に持っていて欲しいなと思いました。

イェーガー佐藤久哲(3DCGチーフデザイナー)】
9歳でここまで作れたら大したものです。すばらしいと思います。画面全体に布や金属、ガラスの質感がまんべんなく散りばめられていてバランスも良いです。これからも自分の表現したい世界を追求し続けてください!

デイジー太田修司(シニア・CGディレクター)】
ネオ・デジタルネイティブの衝撃です。サイケデリックな世界観も素敵です。将来が楽しみすぎますね。

FelixFilm島野達也(モデリングディレクター)】
年齢が9歳ということから、未来のCGの世界を 夢みながら何にものにも好きな気持ちを失わず、 自分の好きな世界を広げつつ 今は自分の作成した作品で楽しんでください。

●受賞コメント

選ばれるとは思っていなかったので、びっくりしました。頭で想像したものを、そのまま表現できることがとても面白く、これからはアニメ―ションにも挑戦したいです。

23位:『脆炎のロウ』 獲得点数:9点

中里剛幸さん(東洋大学総合情報学部総合情報学科)
個人的な目標は、3Dを用いてシリアスめでアクション要素有りの映像制作をすることです。BlenderとUE4を活用し制作を始めています。とても興味のある職種としてはモーションデザイナー、そしてイベントシーンカット演出です。美しくもかっこよく、世界観に引き込むようなモーション、イベントシーンが作りたいと強く考えています

●作品解説
強めのコントラスト、構図にこだわり一枚絵としての演出に力を入れました。見る人が何かを感じ取ってくれるような作品になっていれば嬉しいです。作品のテーマは、哀愁です。

●使用ツール
Blender, MediBangPaintPro

●審査員コメント

ENGI吉岡宏起(執行役員・プロデューサー)】
表現を特化してるのが上手くできてます。ただ、キャラクターが暗くなりすぎているので、もう少し明るくして表現してくれるともっと良かったと思います。

イリンクス阿部 直(キャラモデラー)、西松祐紀(背景アーティスト)】
バックストーリーを感じさせるようなポーズと構図が良いですね、散りばめられたエフェクトも画面の密度を上げていていい効果出してると思います、キャラのポーズをもう少し派手にしても良かったかもしれません。

ポイント・ピクチャーズ CG部一同】
物語のワンシーンの様な画になっており、想像力をくすぐるような作品になっていて、見たときに「これをアニメーションを付けて動かしてみたい」と感じました。
キャラクターが画面上部に配置されていて、これから画面下に倒れ落ちていく、それに合わせて黒い塵の様な物が舞い上がっていくんだろうなと、考えてしまいました。ただ、液体の様な物体と、ボケ過ぎて分かりづらい彼岸花が埋もれてしまっており、要素としてもったいない、そこに理由付けがあるともっと画に対するストーリーが映えると思いました。

デイジー太田修司(シニア・CGディレクター)】
絵としてとても印象に残りました。細かくみるとポーズや構図に調整の余地はありますが、単純に好きなのです。

●受賞コメント

この度は、優秀賞という評価をしていただき大変嬉しく、光栄に思います。多くのプロの方のコメント1つ1つがとても貴重で、何度も読み返しています。自分の伝えたいコンセプト、世界観が審査員の方に伝わっていたのがとても嬉しかったです。これからより一層、見た人を世界観に引き込むような作品制作、創作活動に励んでいきたいと思います。

23位:『洞窟を抜けると』 獲得点数:8点

五百城 弘守さん(HAL大阪・CG映像学科)
背景アーティストを目指し制作を行っています。まだ作ったことのない人工建築と廃墟的なのを作っていこうと思っています。
https://www.artstation.com/hiromoriiokiに私の作品が何点かのっていますのでご覧ください。よろしくお願いします。

●作品解説
20日間で自然物のある背景をどれだけ制作できるかに挑戦するため作成をしました。コンセプトとしては洞窟を進んでいくと地盤沈下によりできた吹き抜けの空間があり、そこには無数のクリスタルとそれを守る大木があった。というものです。

●使用ツール
Maya, Photoshop, Substance Painter, SpeedTree, Arnold

●審査員コメント
朝倉 涼(デジタルアーティスト)】
自然の持つ驚異的な空間を見たときの驚きに似た感覚を抱くことができました! こんな景色を目の当たりにしたときに、作者は何を思ったのだろうと感じられる作品だと思います。 岩肌や植物の緑のディテールをもう少しリアル寄りに詰めたら更にいい作品になると思います。

沢田匡広CD PROJEKT RED(シニアコンセプトアーティスト)】
この構図ですと、まず目が行くのは月明りに照らされた木になると思います。ですが、手前の部分の作りこみにたいして一番目線が行く場所の作りこみが甘く感じます。どこに目線が行くのか、何をみせたいのか。それに応じた作りこみを行うとぐっとよくなると思います。

Volca加治佐 興平(代表取締役)】
シンプルに綺麗な絵になっており、それぞれの質感もリアルに仕上がっていると感じました。 CGソフトを上手く使っているなという印象です。後は、最終的なゴールをより写実的なものに振るのか、よりアート的なものに振るのか明確にするとよりよくなると思います。 一番見せたいものが、丘の上の木なのか、手前の宝石なのかも迷いました。

東映デジタルセンター ツークン研究所小林真吾(VFXスーパーバイザー)】
パッと目を引いた構図と雰囲気でした。コメントを読んで初めて奥の木が大木というコンセプトと知りました。残念ながら大木に見えていないのですが、木の幹と生い茂る葉っぱの関係や枝ぶりのスケール感の無さが大木に見えない原因。クリスタルももっと大胆に配置しないとわかりづらいのがもったいないですね。

コラット米山和利(代表取締役)】
神秘的な雰囲気と、空気感がうまく表現されていると思います。光と影の表現は良い感じだと思います。中央の木の葉が明るく透けすぎた事と、クリスタルが目立たない事が少し残念ですが、印象に残る作品だと思います。

●受賞コメント

この度は多くのすばらしい作品の中から私の作品を選んでいただきありがとうございました。
これが今の自分の実力だと再確認できました。多くのプロの方からコメントもいただき大変参考になりました。自分の目指すコンセプトと作品の出来に差が生じないよう、またクオリティのアップを目指し、残り1年の学生生活より一層努力していきたいと思います。 貴重な経験を頂きありがとうございました。

24位:『Train Interior』 獲得点数:8点

十見 岳さん
私の目標はハリウッド映画の制作に携わることです。 そのために、これからも日々努力して作品を作り続けたいです。 https://www.artstation.com/area3d

●作品解説
トンネルに入った電車の車内です。暗くて誰もいない車内の不気味さを感じられる画を目指して制作しました。また、車内の広告は色がなるべく偏らないよう、デザインや配置を工夫しました。

●使用ツール
Blender,Photoshop,Substance Designer,Substance Painter

●審査員コメント
朝倉 涼(デジタルアーティスト)】
首都圏の方なら誰もが1度は目にするであろう空間を素晴らしい再現度で制作していると思いました! 誰もいないというのも妙に奇妙に感じられ、そこに広告はしっかりある不思議に非日常感を感じました。
ノイズ感や色収差の出し方がやや強調しすぎだなとも感じたので、もう少し自然にするとさらに奇妙な空気感が出ると思います。

ディレクションシーズ國雲好隆(3DCGアートディレクター) 】
よく観察して作成している印象。終電っぽい感じが変に親近感を覚えました。外が真っ黒なので、トンネルというより夜っぽく見えるのでトンネルの中の照明があれば良いと思います。あと吊り革に動きがあると走行している感がより出ますね。

スパイス山田 翔(チームリーダー)】
サイズ感などしっかりしていてとてもうまいです。少し広角気味カメラにしたりすると若干の違和感がうまれると思うのでより不気味な感じになると思います

ピコナ松浦聖大(CGディレクター)】
パッと見た感じで観察力がある方だなという印象がありました。
鉄部分やプラスチックの質感は素晴らしいと思います。この年齢でこのモデリングができるのは期待大です。あえて言うとすると、ミニチュアっぽい印象もあるので、シート部分のディテールを増やしたり、被写界深度を調整する事でより臨場感が出るかもしれないですね。

●受賞コメント

今回初めての応募で優秀賞をいただき、大変嬉しく思います。審査して下さった皆様、ありがとうございました。今まで自分の作品を人に見せることがあまり無かったので、多くの人に作品を見てもらう良い機会になりました。今回は24位でしたが、次のコンテストでは更に高い順位を目指して日々精進していきたいと思います。

24位:『Prim』 獲得点数:8点

大河原 将さん(慶應義塾大学理工学部情報工学科)
光のシミュレーションに興味があり,趣味でレンダラーを開発しています.
将来の目標はIndustrial Light & Magicで働くことです.

●作品解説
原始的であるが輝きを放つ作品を目指した.

●使用ツール
自作のGPUベースパストレーサー(C++とGLSLで開発)

●審査員コメント
safehouse 鈴木卓矢
まさかとは思いました。
CG作品でGPUレンダラーを開発してくる人がいるとは・・・。CG作品と言うかどうかは別としてチャレンジとしては素晴らしいとおもいます。 特別賞があるとしたら間違いなく受賞作品ですね。

ティフォン祭田俊作(CGジェネラリスト/ディレクター)】
自前のレンダラーを作るというのは驚きでした。それでいて一枚の絵としても色や質感にこだわりを感じて素晴らしいなと思います!技術面はもちろん、アート面でも目の肥えた方なのかなと感じました。CGを作るって何だろうか...と考えさせられました。

イリンクス阿部 直(キャラモデラー)、西松祐紀(背景アーティスト)】
自作のGPUベースパストレーサーとのことで、素晴らしいですね。このまま研究を進めていただければと思います。左から金属、ガラスでしょうか?一番右の物質はどういった物質でしょうか?説明があるとよりいいですね。

●受賞コメント

優秀作品の1つに選んで頂き,ありがとうございます.私は,CGWORLD vol. 247でも紹介された慶應義塾大学 理工学部 情報工学科 藤代研究室に所属しております.普段はCGの技術的側面に関心を寄せておりますが,今回のコンテスト参加を通じて,CGの芸術的側面の重要性と魅力を再認識することができました.今後も,研究に軸足を置きつつ創作活動を続け,芸術にも造詣が深いCG研究者になりたいです

24位:『けれど、ロックは俺たちを悩みごと躍らせてくれる』 獲得点数:8点

深町 匠さん(バンタンゲームアカデミー・ゲームグラフィック総合科)
人に喜びや驚きや楽しさを与えられるようなモノづくりを念頭に置いて忘れないようにしたいです。よろしくお願いします。

●作品解説
架空のCDジャケットです。無力感や劣等感に苛まれ続ける存在意義の悩みの尽きない少年少女の孤独と闘争を讃えるような音楽だと思います。実際に店頭で売られていたとしたら手に取るかどうか考えながら制作しました。

●使用ツール
Maya, ZBrush, Substance Painter, Photoshop

●審査員コメント
コロプラ伊藤大輝(アート本部 第1制作部長)】
シルエットで人物のポーズをうまく際立たせつつ、周りに飛び散っている学校の机やイスが少年少女の葛藤をうまく表現していて、絵作りが素晴らしいと思いました。ただ、よくよく見ると、いちばん視線が集まるであろう人物のポリゴン感が目立ってしまうのは惜しいところです。情報を制限した分、見える部分はより精密に作らないと悪目立ちしてしまうように思います。

FelixFilm島野達也(モデリングディレクター)】
背景と主題が共に暗い物が多いなか 見せたいものとバックの明暗のバランスがいいのと カメラの前にもモデルを置くことで手前から奥まで立体感のある キャラが引き立つレイアウトのいい一枚です。

タイトルラボ田中裕司(CGデザイナー・アニメーター)】
テーマ通り、若さや振りほどきたい程の勢いが感じられる素敵な画です。全体的なトーンから寂しさが伝わってきます。逆に言えば薄い印象を受けました。店頭に並べたときに目につくような、というテーマでしたら、例えば差し色として象徴たるギターに目を引く色を乗せるなど画に変化を持たせるとより強烈な意味合いが生まれると思います。

●受賞コメント

この度は思いがけない賞を賜り、身に余る光栄に驚くと共に、大変うれしく思います。審査員の皆様、CGWORLD編集部の皆様、そして応援してくださる方々に心から感謝申し上げます。
今も昔も頭の中は考えてもしょうがない系の問題で沢山で、けれどそんな情緒のモヤモヤとは一先ず一緒に踊って、今後も誰かの楽しみ喜び驚きになるようなモノづくりを念頭に続けていけたらと思います。重ねて、本当にありがとうございました。

24位:『Dark Eater』 獲得点数:8点

笠原幸大さん(デジタルハリウッド大学)
海外でコンセプトアーティストになりたいです。 https://www.artstation.com/kouta_kasahara21153

●作品解説
暗黒界の住人というコンセプトで制作しました。綺麗な金属を取り入れることで暗く恐ろしくもどこか美しい世界観を目指しました! こだわった点はフレーミングとライティングで、どう見せたら画としてかっこいいかを考えてレンダリングしました。

●使用ツール
ZBrush, Keyshot, Photoshop

●審査員コメント 抜粋
ModelingCafe/AnimationCafe岸本浩一(代表取締役)】
デザインとスカルプティングがかっこいいです。ライティング次第でもっと良くなると思います!

イェーガー佐藤久哲(3DCGチーフデザイナー)】
キャラクターの雰囲気や質感分けなどがとても上手だと思います。 気になった点としては、クリーチャーそのものの肌の質感が単調に見えてしまうことです。ワンスキンモデルでも、体の部位ごとに少し色味や質感に変化をつけてみてはどうでしょうか。

クラフタースタジオ宮岡将志(モデリングディレクター)】
クオリティーの高い作品です。スカルプティング系は技術はもとより、コンセプトとしてのセンスを問われる部分も大きいです。クリーチャーの見た目、風化感に対して、金属が傷んでいない感じが違和感あるなぁと感じました。もう一歩金属とクリーチャーの融和性があるとこのクリーチャーの実在感が増すと思います。

slanted中山 悠(CGアーティスト)】
ディテール、量感等ものとしての存在感があっていいと思います。絵としての面白さをもっと上げればもっと良くなると思います。

●受賞コメント

まずはギリギリ入賞出来て良かったです。しかしなんせ24位、嬉しい反面悔しさの方が大きいです。完成直後は「ふーん、えっちじゃん」とか思っていたのですが今となっては「は?なにこれ?」って感じです。いくらモデルを作り込んでも絵として見栄えが良くないとその魅力が死んでしまう事に気づきました。どうやらもっと筋肉を鍛える必要があるようです。ベンチプレス100kg上がるようになったらきっとCGのスキルも上がっている事でしょう。

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