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CGWORLD学生CGコンテスト<br/>「WHO'S NEXT?」 2019年第一弾結果発表!(審査員講評コメント付き)

CGWORLD学生CGコンテスト
「WHO'S NEXT?」 2019年第一弾結果発表!(審査員講評コメント付き)

CGWORLD特別審査員 総評

今回の作品審査に参加していただいた特別審査員( 月刊CGWORLD連載陣やCGWORLD+ONE KNOWLEDGE登壇者)の採点、総評を紹介しよう。優秀者への講評結果はCGWORLD.jp記事で公開しているので合わせてご覧いただきたい。

  • 朝倉 涼(デジタルアーティスト)
    フォトリアルCGをメインに映像グラフィック問わず各種広告プロモーションを制作している他、面白そうだと思ったクリエイティブには何でも参加するようにしています。新しいスタイルのCGクリエイターを目指しているので、皆さん是非仲良くして下さいね!

    https://seventhgraphics.info/
    https://twitter.com/seventhgraphics

【総評】
非常にレベルの高い作品が多く、かつ年齢層も幅広いため楽しく審査することができました! これからのCG業界やクリエイティブ業界を引っ張って行くであろうと感じさせる方が多いので、講評が非常に難しかったのですがクリエイティブというのは点数のつけられるものではなく、「あなたのその作家性」が必要になることも沢山あります。
入選された方は引き続きさらに腕を磨いて欲しいと思いますし今回入選にならなかった方も、肩を落とさず自信を持って続けてほしいと思います!

  • 岸本浩一
    ModelingCafe/AnimationCafe 代表取締役

    CafeGroupは各分野に特化したスペシャリストの集団です。ModelingCafe、AnimationCafe、Villard等、それぞれのチームが連携することによりハイエンドな作品を生み出します。!

    http://cafegroup.net/

【総評】
自分の世界観を表現できている作品が多く、将来に可能性を感じました。一方で、世界観はあるが技術が足りていなかったり、モデリングの技術はあるがライティングや構図等のアーティスティックな部分の見せ方で損をしている作品も多く、課題が多いと言う点でも今後の成長に期待が持てる。

【総評】
熱意が伝わってくる作品が多く、審査をさせて頂きながら大変刺激を受けました。ただ全体的に何を見せたいのか、見た人にどう感じて欲しいのか、そこまで考えて作られていた作品が少なかったように感じます。熱意を持って作り込んだモデルやマテリアル、それが見せ方ひとつでよくも悪くも大きく印象が変わってしまいます。このような画作りはどの職種の人にも必要だと思うので、普段の制作から「何をみせたいのか?」「どういう印象を与えたいのか?」それを常に意識してみて下さい。

  • 鈴木卓矢
    SAEFHOUSE Inc. 取締役/モデリングスーパーバイザー

    リアルタイム映像の分野でアートディレクターとして活躍しているErasmus Brosdauと一緒に新しい映像表現にチャレンジしているスタジオです。国内ではトップレベルのハードウェアを使い、世界に通用するアーティスト教育を心がけています。業界のトップランナーを目指す人がいれば いつでもお待ちしております。

    http://safehouse.co.jp/

【総評】
全体的に、作品のジャンルが幅広かった印象です。キャラクターでも人物だけでなくクリーチャーの作品もありましたし、背景もそれぞれオリジナリティーがあったと思います。フォトリアルなものやデフォルメされたものなど表現の幅もありましたね。特色を出した作品が多かったですね。モデリングの造詣に力を入れてたり、ライティングにこだわったり絵作りによりストーリーテリングだったり。応募したすべての皆さんにぜひこれからも作品を作り続けて欲しいと思います。

  • 早野海兵
    画龍 会長

    デザインからCG映像製作の最終フィニッシュまで、最高のクォリティを追求し創 造する唯一無二のCG会社です。業界歴20年以上の信頼と実績、最先端の表現へのアーティスティックな追求が、様々な案件や分野から格別な評価をいただいております。パーツや分業ではなく、作品として実力を発揮したい方、一緒に最高の作品を創りましょう!

    http://garyu.strikingly.com/

【総評】
仕事の中で自分とゆうものが作品に出せるのはおそらく相当な年月を要するか、かなりな良いタイミングにめぐりあった運の良いときしかない。そういった意味で学生時代の完全に自分をだせる作品は今後とてもできない貴重な経験になると思います。自分の歴史に精一杯刻んでください。

  • 森田悠揮
    ビジュアルアーティスト クリーチャーアーティスト

    国内外とわず、映画、CM、ゲーム、ネットコンテンツ、立体出力物等さまざま なジャンルのクリーチャーやキャラクターデザイン、造形をメインに行っています。今後仕事はチームとしてやっていくことも増えるかもしれませんので、お気軽にご連絡ください。

    https://www.itisoneness.com/

【総評】
作品の方向性が様々で、拝見していて楽しかったです。テーマが自由とのことなので、思い思いのものを作ってきているなぁと思う一方で、コンセプトの弱い作品がやや多かった印象も受けます。ですが、中にはこんな見せ方自分には思いつかないなぁ、というようなものもあってとっても勉強になりました。一枚絵の作品として、なるべく物量や作業量に引っ張られずにパッと見の魅力や生感、面白味で採点したつもりです。

  • 沼倉有人
    CGWORLD編集長

    2000年4月より(株)東北新社所属のオフライン・エディターとして、CMやVPの編集を手がける。主な参加作品は、YKK ap『EVOLUTION』VP、第一生命『第一でナイト(2代目ファミリー)』シリーズなど。2005 年10月にCGWORLD編集部に加わり、2012年7月より現職。

    https://cgworld.jp/

【総評】
リニューアル効果もあってか、バラエティに富んだ作品があつまったと思います。楽しく審査させていただきました。審査員も増えたので、個人的にはメリハリをつけることを念頭に採点させていただいたつもりですが、寺川まゆさんの『2才児の遊んでいた部屋』が個人的なツボだっただけなのかもしれません(爆) 将来的には各回の入賞者によるグランドチャンピオン大会などもやってみたいですね、ディレクター殿? そのためにも皆さまからのご応募お待ちしております!

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