リニューアル第1回目となる本コンテスト。テーマは「3DCGによる静止画作品」。3DCG業界をリードする審査員計41名による厳正な採点の結果、優秀賞を勝ちとった28名を一挙に紹介しよう。誌面では紹介のできなかった優秀作品に対する、審査員41名の講評コメントも紹介する。ぜひ今後のスキルアップに活用してもらいたい。
※本記事はフリーペーパー「CGWORLD Entry vol. 22」掲載の「WHO'S NEXT?」掲載の内容に審査員講評結果など追加したものです。
※講評コメントは全て原文ママ
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CGWORLD Entry vol.22
特集:×CGで広がる世界
価格:無料(フリーペーパー)
判型:A4ワイド
発行日:2019年3月28日(電子版)、4月4日(ペーパー版)
URL:https://cgworld.jp/news/book/Entry22.html
「WHO'S NEXT?」 2019 第1弾 概要
募集テーマ:「3DCGを用いた静止画作品」
応募作品総数:119点
作品応募条件・審査方法について:
応募作品テーマは「3DCGを用いた静止画作品」。作品審査はCGWORLD連載陣など特別審査員が7名、CGプロダクションの審査員34名によって行われた。審査員はいずれも全作品の中からお気に入りの作品を選び、持ち点20の中から配点する。合計得点の高い作品から表彰。参加対象は高校生から専門学校生、大学、大学院生など教育機関在学中の方を対象。通学中でなくても、クリエイティブ分野における就業経験のない方
※肩書きは審査当時のものです
CGWORLD Entry vol.22 電子版はこちらから
第1位:『empty city』 獲得点数:105点
松島友恵さん(武蔵野美術大学映像学科)
大学では映像作品やアニメーションをつくりながら、背景モデラーを目指し勉強をしています。
●作品解説
ロンドンのセントポール大聖堂と、破壊された街を制作しました。背景から人々の気配、生活や息遣いを感じられるような作品を目指しました。
●使用ツール
Maya, Photoshop, Substance Painter, After Effects
●マウスコンピューター賞受賞!「m-Book R500HN-M2SH2」をプレゼント!
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「m-Book R500HN-M2SH2」
提供元:マウスコンピューター
インテル Corei7、M.2SSD+HDD搭載した万能型ノートPC
薄型のスタイリッシュな筐体にハイスペックを凝縮したバランスのとれたモデルです。 液晶パネルは15.6型 フルHDノングレア。重量もわずか1.8kgで可搬性にも優れます。打ち合わせや出先でのちょっとした修正作業には最適なモデルです。
●審査員コメント 抜粋
【森田悠揮 ビジュアルアーティスト クリーチャーアーティスト】
物量がすさまじいものは、配置やライティングをうまくマネジメントしないとごちゃっとした絵になりがちですが、この作品の場合は要素が非常によくまとまっていると思いました。影の部分の面積が非常に多い絵なので、その陰の中にも段階的にライティングを施せていると、より良い絵作りができるんじゃないかなと思いました。質感については申し分ないので、より一層ライティングを工夫することでこのすさまじい量のモデルと質感が生きてくると思います。
【safehouse 鈴木卓矢】
良い意味で暴力的なモデルの物量がとても素晴らしいと思います。モデルの流れがしっかりできているのでディティールが多くてもまとまりがあるのが凄くいいです。 モデルのポリゴンの割やテクスチャーの解像度が足りない部分を直すともっとよくなると思います。
【ワンダリウム 佐野 覚(取締役/シニアデザイナー)】
瓦礫で覆われた廃墟の街並はとても情報量が多く、窓の雨垂れなど細かな所まで手をくわえられて目を見張る物を感じました。
【ポイント・ピクチャーズ CG部一同】
画面全体を通して建物内部や路面電車の窓の結露などとても細かく作り込まれており、荒廃した街と無傷のセントポール大聖堂という異質な2つの要素がしっかり共存していてとても印象的でした。道に置かれたランプや人が道路の瓦礫を道端に寄せたりすることで人物を置かずに人の気配を醸し出している点も素晴らしかったです。
【キャラバンズ金重保貴(代表取締役) 】
一枚の画としてよくまとまっているだけでなく、どこにフォーカスしても細かい所まで表現されていて、とても関心しました。どのような理由でこんなことになってしまったのだろうと、想像が広がります。このような状況になった理由の一片を判りやすくこの画の中に仕込むと、よりドラマティックな画になるのではないでしょうか?
【コマデン江村花子(CG部ディレクター)】
構図が良く、作品全体が綺麗で、光の当たっているところと、手前の暗い部分の空間のすみわけにリアルさを感じました。破壊された街中の空気を感じとることが出来ます。瓦礫の配置も細かくて自然で、特に作品の左側の壊れている建物の2階部分の屋根の不安定さが絶妙です。アニメーションや他の作品も是非見てみたいです。
【AVATTA桐島ローランド(CEO)】
廃墟化されたロンドンかと思われますが、幻想的で良い雰囲気が出てると思います。ランタンが良い感じにワンポイントになっていますが、この環境に生き物(人間を含め)が一つでもあるともうちょっと面白くなってたかな?とも思います。
この様な評価を頂き、大変嬉しく思います。 何よりも沢山のアーティストに見て頂き、講評を頂いたことは本当に貴重な経験となりました。ひとつひとつ講評を読み、まだまだ改善していけることがあると改めて感じています。今回は背景から物語や感情を伝えられるか、自分の主張を込めることが出来るかが課題としてありました。何故この様な街になったのか、そして何がそうさせたのか、街に起きた物語を感じて頂けたら嬉しいです。
第2位:『最後の手紙2.』 獲得点数:64点
河口 遼さん(HAL大阪 CG映像学科)
ライティングやコンポジット、視線誘導やカット切り替えなどの映像技法にも興味があります。沢山の人の心を動かす映像をつくることが目標です。
qoq.artstation.com
●作品解説
「帰らぬ兵士の最後の手紙」をコンセプトに制作しました。ひと目で時代背景が理解できるような構図と配置を意識しています。最後に古紙のテクスチャを全体に乗算で重ね、よりアンティークな仕上がりにしました。
●使用ツール
Maya, After Effects,Photoshop, Substance Painter
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「Endeavor MR8200」
提供元:エプソンダイレクト
インテル Core i9、NVIDIA GeForce RTX搭載ハイパフォーマンス機
第9世代の8コアハイパフォーマンスCPU インテル Core i7-9700KそしてNVIDIAの最新GPU RTX2070を搭載した最新鋭のハイパフォーマンス機。大容量データによるストレージ交換が簡単なフロントアクセスはプロも推薦の利便性です。
●審査員コメント
【画龍早野海兵(会長)】
全体的な質感、ライティングあたりが秀逸ですね、小物も一つ一つ丁寧に作られていて好感がもてます。
【森田悠揮(ビジュアルアーティストクリーチャーアーティスト)】
アンティークな感じが際立つ絵作りになっていてとっても素晴らしい作品ですね。丸眼鏡や物の下に乱雑にばらまかれている英語の紙きれも第一次世界大戦中を彷彿とさせますね。この絵からは匂いや温度を感じ取れました、素晴らしいです。それに加え、手紙を打ち終わったと思われるタイプライターが、ここにいた人物のバックグラウンドを想起させますし、ストーリーがいくらでもこの一枚の作品からは想像できます。ほめちぎるだけしかできませんでしたが、それほど奥ゆかしく技術的なクオリティも高い作品だと思いました。
【沢田匡広CD PROJEKT RED(シニアコンセプトアーティスト)】
画の中にストーリーがあり、ライティングもタイプライターに目が行くように設計されており素晴らしいです。またアンティーク調に加工もされており細かい画作りが垣間見えて好印象です。次のレベルを目指すのであれば、影の表情を意識してみましょう。同じ陰の中でも明暗の差や色の差があります。
【コロッサス佐藤 桂(プロデューサー)】
とても見応えのある作品だと思います!銃と弾丸を傍らにおいて、ウィスキーを飲みながら、彼はどんな手紙を書くのだろう。写真立ての前にある一輪の赤いバラが印象的ですね。
レイアウト、ライティング、とても丁寧に計算されていると思いました。写真がもう少し見えてると、さらによいかな、と思いました。
【スマートエンジニア枚田直樹(マネ-ジャ-)】
ライティング、画面構成など雰囲気が良く作られている。古い手紙に対し、何を思いタイピングをしていたのか興味がわきます。 手紙が閉じられていますが、逆に読んだ手紙が置いてあれば、より情景が強くイメージ出来て良いのではないかと思いました。
【ディレクションシーズ國雲好隆(3DCGアートディレクター) 】
ノスタルジックな雰囲気がストーリーを感じさせます。ライティングによるコントラストのバランスが絶妙で、コンポも秀逸。しいて言えば写真立ての中の人物がもう少し見えると、どんな人に送った手紙か分かり、作品の魅力が増すと思います。
【Volca加治佐 興平(代表取締役)】
所狭しと多様な質感が並べているのは見ていてとても楽しいです。 強いて言えば、もっと寄りのフレーミングにして それぞれの質感や、文章を読めるようにすると 絵としての面白みが増したと思います。
【スタジオリント伊藤龍太(代表取締役)】
少し古い空気感と全体の構成がされていると思います。アクセントカラーとして赤が上手く使われているのも良いです。スケール感のばらつき、タイトルの手紙が全体の中に溶けてしまっているのが勿体無いです。
多様な職種の方々から多角的に作品を講評していただき、大変勉強になりました。自分では気付くことのできなかった細かいスケール感のミスやコンセプトとオブジェクトの関係性の弱さなど、詳細な部分までご指摘いただき、改めて自分の作品を客観視することができました。このような貴重な機会を与えて下さった関係者皆様、本当にありがとうございました。
第3位:『MANZAI』獲得点数:58点
伊藤賢吾さん(デジタルハリウッド大学)
3DCGを用いた映像表現に興味があり、現在は3DCGとモーショングラフィックスを中心に学んでいます。将来的に表現の幅を広げられるように、2D/3D 問わず様々な分野で造詣を深めていきたいです。
●作品解説
「漫才」をテーマに3Dイラストレーションを制作しました。ボケの間抜けな表情と、ツッコミの勢いある動きを意識しています。少ない要素の中で配色やライティングを工夫し、賑やかな雰囲気を演出しています。
●使用ツール
Cinema 4D, After Effects, Photoshop
●マクソンコンピューター賞受賞!「Cinema 4D Studio R20 期間限定ライセンス12ヶ月」をプレゼント!
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「Cinema 4D Studio R20 期間限定ライセンス12ヶ月」
提供元:MAXON Computer Japan
直感的でわかりやすい操作性が魅力。Cinema 4D最新バージョンの最上位版
特にモーショングラフィックスの制作などで高い評価を得ている統合型3DCGソフト、Cinema 4D。直感的でわかりやすい操作と、論理的なインターフェイスは、初心者でも安心して操作ができ、高度な3Dグラフィックや驚くようなグラフィックをすばやく簡単に作成するのに最適なツールです。
●審査員コメント
【朝倉 涼(デジタルアーティスト)】
非常にアメリカ的なコミカルさの表現で、日本の漫才を表現している構図が面白いと思いました!この1枚だけでボケとツッコミの役割、漫才師という職業がアイコニックに伝わる仕草や服装CGとしてのクオリティも担保している上で、シンプルな構図の中で非常に情報量が多く、素晴らしいまとまり方に感じました。
【safehouse 鈴木卓矢】
テーマがしっかりと作品に反映されていて素晴らしいと思います。
キャラクターの個性も十分に表現できているのとキャラの動きがしっかり絵で表現できてるので 静止画の作品としてもまとまっています。手のモデルをちゃんと作るともっと良いと思いました。
【StudioGOONEYS斎藤瑞季(代表取締役)】
それぞれのキャラクターの特徴付けを記号で作り分けるという基本がしっかり出来ていて、目を引くキャラクターのデザインが出来ています。 モチーフやデザインのテイストも国内外で理解されるようなものだと思います。 カメラからの絵作りも意識して作られているのがわかります。 3Dモデルのシェイプが綺麗に出来ているため、丁寧に作られた質感の差別化も効果的です。 よって、総合して完成度の高い作品となっていたため高く評価させていただきました。
【slanted中山 悠(CGアーティスト)】
キャラクターとしての魅力、絵に躍動感がありますね。この人達の漫才を見てみたいと思いました。そばかすや、つば、蝶ネクタイなどディテールが少ないように見えてちゃんと作り込んでるところに好感を持ちました。
【ピコナ松浦聖大(CGディレクター)】
思い切った表情(絵作り)を作るというのは簡単なようでいて、なかなか難しいことです。それができるかできないかが上達の分かれ目だと思っています。 特に右側の漫才師の表情は魅力的な誇張表現がされていて素晴らしいと思います。動いているところを是非見てみたいと思いました。
【東映デジタルセンター ツークン研究所小林真吾(VFXスーパーバイザー)】
イラストレーションとして昇華しているのがいいですね。欲を言えばもうちょっとコミカライズ、マンガっぽい表情をつけてやる、表情、ボディランゲージのデフォルメをしても良いかと思います。
【クラフタースタジオ宮岡将志(モデリングディレクター)】
とても雰囲気のある一枚ですね。顎のたるみや表情にこだわりを感じます。ツッコみの手が、ブラー表現がうまくいっていないのか、ディテールがぼんやりしてしまっているところが非常に残念です。
【タイトルラボ田中裕司(CGデザイナー・アニメーター)】
日本人ならすぐに分かるこの状況。ボケとツッコミの表情、飛び散る唾、勢いで傾くサンパチマイクなど、デフォルメする部分としない部分のコントラスト絶妙。完成度が高い作品です。個人的に、ツッコミの指がくっついているところが気になりました。ここまで手に陰影があるのであれば、指先は別れている方が画に馴染むかと思います。
この度は、大変素晴らしい賞をいただきありがとうございます。今回の作品では、ボリュームモデリングという手法でキャラクターを造形しました。挑戦的なアプローチだったので試行錯誤を重ねて制作したのですが、その結果、スピーディなキャラクター造形のノウハウを得て、「どうすれば目立てるか」に集中することができました。今後とも、人々の目に留まるような表現を模索していきたいと思います。
第4位:『Wasteland Dragon』 獲得点数45点
石崎優汰さん(神戸芸術工科大学・映像表現学科)
キャラクターデザイナー、モデラーを目指しています。ゲーム、映像業界で架空の生物やクリーチャーなどをデザイン制作するのが目標です。
yuta_ishizaki1028.artstation.com
●作品解説
荒地に住むドラゴンを制作しました。今回はよく見かけるスタイリッシュなドラゴンではなく、怪獣的な要素を含んだゴツいドラゴンを目指しました。
●使用ツール
ZBrush, Maya, MARI, Photoshop
●ワコム賞受賞!「Wacom Cintiq 16」をプレゼント!
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「Wacom Cintiq 16」
提供元:ワコム
ワコムのペンの描き心地をそのままに。15.6型の最新液晶ペンタブレット
ストロークや手の動きを高精度に再現するワコム最新のペンテクノロジーを搭載したWacom Pro Pen 2に対応。フルHD解像度のディスプレイと、自然な操作、描画ができるデザイン。液晶ペンタブレットで初めて制作してみたい方にぴったりです。
●審査員コメント 抜粋
【ModelingCafe/AnimationCafe岸本浩一(代表取締役)】
ドラゴンの造形だけでなく、空気感、構図もかっこいい!
【森田悠揮(ビジュアルアーティスト クリーチャーアーティスト)】
パッと見た時、絵としてとてもかっこいいなと思いました。キャラを見せたいときのちょうどいいコンポジット感やライティングもとても上手です。肝心なクリーチャーですが、ベースの造形がモコモコっと主張しすぎていてその上にあるミドルレベルのディティールや鱗などとの物理的な整合性が取れていない印象を受けました。特に右の肩や翼、首の下あたりが気になったポイントです。イグアナのように細かい鱗と、ワニのように大きな鱗とでは、その下の筋肉構造がたとえ同じであっても目に見える部分の見え方は本来ずいぶんと違います。四肢から背中に向かうにつれてどんどん鱗が大きくなっていっているこのモデルのようなディティーリングの場合はもう少し、大きな鱗部分では皮下の筋肉のミドルレベルの隆起を抑えめにして、その代わり鱗の主張を強めてバランスをとるととてもいい感じになると思います。現状体全体どの部分を見ても、ベースの隆起が激しいのでせっかくのうろこのデザインが殺されてしまっています。もう少しうまくバランスをとると造形のクオリティは格段に上がると思います。質感についてですが、キャビティが単一すぎるので部位によって変化を持たせてやるといいと思います。特に羽の指と膜の境目がかなり不自然にクッキリなっているので、もう少しグラデーション的に変化させてやるといいです。口周りの質感がめちゃくちゃナイスなので、羽にもそのSSS感をもっとのせてもいいと思いました。どうしてもこういう作品に対しては自分の分野ということもあり厳しめになってしまい、申し訳ありません。
【イリンクス阿部 直(キャラモデラー)、西松祐紀(背景アーティスト)】
怪獣的な大きさを表現できている構図も空気感も素晴らしいですし、ドラゴンもよくできていると思います。ただ右手が体に溶けてしまっているのでもう少し工夫が必要だと感じました。少し光源をずらしてそこまで差し込むようにするか、カメラを少しずらすのもいいかもしれません。
【デイジー太田修司(シニア・CGディレクター)】
非常にクオリティが高いです。 力強さを感じます。あえて注文をするなら飛膜の質感くらいです。
【コロプラ伊藤大輝(アート本部 第1制作部長)】
設定通り、初見で荒れ地を連想させるデザインと肌の質感、爬虫類独特の皮膚のたるみをうまく表現しており、非常に高いリアリティを感じました。映画の1シーンを切り取ったかのようで、裏のストーリーを想像してしまうほど良い作品だと思います!
【アニマ沖島 亨(モデリングスーパーバイザー)】
ドラゴンが襲いかかる瞬間の迫力に圧倒されました。モデルも非常に作り込まれていて、重量感やスケール感もうまく表現できていると思います。ただ、羽根の裏側の明暗をコントロールしているテクスチャーが少し均一(フラクタルノイズぽく)に見えるのが少し勿体ない気がしました。光の透過している感じを若干入れるとさらに良くなると思います。
4位入賞並びにワコム賞の受賞、大変光栄に思います。「Wasteland Dragon」はドラゴンの迫力のでる構図、空気感を特に意識して制作しました。審査員の方々のコメントを読ませて頂き、それが伝わっていて良かったです。造形であったり質感などまだまだ突き詰めていかなければならない事も分かったので、これからもより一層様々な面からのアプローチでこの分野を突き詰めていきたいです。
[[SplitPage]]第5位:『Female portrait』 獲得点数:38点
近藤 諒さん(デジタルハリウッド大学・デジタルコンテンツ学科)
今はキャラクターモデラー志望ですが、自分のデザインしたキャラクターや背景をつくり、きちんとリグやアニメーションを付けひとりで映像として完成させられるクリエイターになりたいです。
https://www.artstation.com/mizunashi214
●作品解説
コンセプトはできるだけ違和感のないフォトリアルな人をつくることです。フォトリアルな人間の要素の中でも筋肉、脂肪、皮膚等の微妙な重力の影響や、ライティングしたときに出る皮下組織の種類による影のちがいに気をつけて制作しました。
●使用ツール
Maya, Zbrush, Mudbox, MARI, Photoshop,Marvelous designer
●審査員コメント 抜粋
【safehouse 鈴木卓矢】
とても素晴らしいクオリティーに仕上がっていると思います。フォトリアルという題材の中でも高いレベルで表現できています。髪の毛や産毛の表現まで丁寧に作られていて素晴らしいです。
【東映デジタルセンター ツークン研究所小林真吾(VFXスーパーバイザー)】
微妙な表情というところを一段超えて、感情が見えてきてほしいと思いました。目の見開き方と瞳孔の開き具合にちょっとした違和感。この絵からはわかりませんが、顔の輪郭、顎の裏から首筋にかけての筋とスジの流れなどに平板さを感じます。人物ポートレートを撮影するのと一緒で、この子が一番良く見える構図にもこだわってみてください。
【ティフォン祭田俊作(CGジェネラリスト/ディレクター)】
クオリティの高い作品。細かな質感にもこだわりを感じますし、直球でデジタルヒューマンにチャレンジしているのも素晴らしい!目に比べ、口元が若干固そうに感じたのですが、口の端にしわ等の情報入れてあげても良いと思いました。可能なら表情をつけたりできると人間らしさが増してさらに良いものになる気がします。
【ENGI吉岡宏起(執行役員・プロデューサー)】
質感、ライティングともにしっかり作りこまれていながら、顔の表現も繊細な表現ができています。
【アニマ沖島 亨(モデリングスーパーバイザー)】
しっかりとリアリティを追及されていますね。肌の産毛や皮脂感の差まで丁寧に表現されているところに感心しました。細かいところですが、下瞼と角膜とでもう少し変化があると良いと思います。具体的には、カメラアングルや表情に変化があるとより印象が強くなるので参考にしてみてください。
【AVATTA桐島ローランド(CEO)、ブラドレン(Photogrammetery Expert)】
■桐島ローランド/非常にリアルなデジタルヒューマンのポートレートですね。肌のテクスチャ、髪の毛、産毛ともに良く描かれていると思います。背景のボケ感も良い感じに出せています。これで目のディテールとまつ毛がもうちょっとクオリティが上げられれば完璧かと思われます。■ブラドレン/in therm of photorealism and quality
この度は学生CGコンテスト「WHO'S NEXT?」第5位に選んで頂き誠にありがとうございます。審査員の方々のコメント良く読まさせていただきました。CGWORLDは大学に入り3DCGを学び始めた時から読んでいた雑誌なので、このように自分の作品が乗ることを嬉しく思います。今回のコンテストは沢山の反省点わかったコンテストでした。これからも一層頑張って行きたいと思います。
第6位:『2才児の遊んでいた部屋』 獲得点数:35点
寺川まゆさん(デジタルハリウッド大阪校・3DCGデザイナー専攻)
元生物学系研究者の私は、日本で最強のラボマネージャーになるべく3DCGの勉強を始めました。研究者の研究成果がより伝わりやすくなるお手伝いをするのと同時に、子供たちに科学の最先端や面白さを伝えるようなアニメーションをつくっていきたいと考えています。
●作品解説
好きに遊ぶ2才の男子が「もうお風呂の時間!」と言われて連れて行かれる。そんなシーンの後に残る空間をテーマにしました。遊びの空間の隣をリビングと設定しリビングからの光をその空間に入れることで、「もう遊び終わった」ことを強調しました。
●使用ツール
Maya, Photoshop
●審査員コメント
【画龍早野海兵(会長)】
構図や物の配置など、とても考えられている感じがして、なおかつ自然で素敵です。その場で本当に遊んでいたような雰囲気が残ってますね、CGは無機質になりがちですが、とても温かみのある作品です。
【朝倉 涼(デジタルアーティスト)】
子供部屋の散らかり方、落書きの配置の仕方、見守っている両親が読んでいたであろう本など、「子供のいる生活」を感じる空気感がフォトリアルに再現されていて、とても素晴らしいと思いました。リビングから漏れている光をもう少し暖色系にして明るくすると「暖かな家庭の日常」感が出てより良くなりそうだなと思いました。
【森田悠揮(ビジュアルアーティスト クリーチャーアーティスト)】
パッと見た時、まず生感がすごいなという印象を受けました。生感 とはその場面のリアルな状況を五感で感じることができるという意味のです。それに合わせて、自分が子供だった頃や、小さい子の面倒を見ていた時のことなど、いろんな主観的な感情も重ねることができました。そういうことができる作品はとっても少ないです。レールとライトを使て左上に向かう視線誘導もされていて、技術的なことも分かったうえで、生感を表現しようとしている作者意図のレベルの高さがうかがえました。なぜ子供部屋にPythonCookBookや洋書があるんだろうと一瞬思いましたが、きっと古くて読まなくなった本入れを子供が遊んでるうちに倒しちゃったんですかね。
【アスコープ磯﨑恵一(3DCGデザイナー)】
極めて日常的な日常というものは総じて表現するには難しいものだと考えますが、そのまるで決定的でない日常的な一コマを決定的に捉えることの出来る眼には、脱帽しました。
【コマデン江村花子(CG部ディレクター)】
沢山のおもちゃのごちゃごちゃとした散らばり方がリアルで良いです。子供が遊んでいた時の様子を感じる事ができました。ひとつひとつのオブジェクトが丁寧に作られている点も良いです。薄暗い部屋に差し込んでいる光の広がり方が、人がいない部屋の静けさを上手く表現できていると思いました。
【クラフタースタジオ宮岡将志(モデリングディレクター)】
雰囲気のある背景作品。 質感や接地面の処理、トポロジなどに少々甘い部分も見受けられるが、モノの密度や乱雑さと、それを引き立てるライティングがその部分を隠してしまうほど良い空気感を作り出しています。お見事。
たくさんのプロの方に作品を見ていただき感謝の気持ちでいっぱいです。3DCGソフトを触り始めて約3ヶ月で制作した作品でした。甘い部分が多々あるなかで6位に選んでいただけたことを励みに、これからの制作も頑張ります。作品のアイディアと熱量(たまに邪魔)をくれた息子、CGの世界に足を踏み入れることを後押ししてくれた夫よ、ありがとう!(ちなみに床に転がっているPython等の本はパパの物です)
第7位:『剣聖』 獲得点数:29点
中倉寛隆さん
今年からKDGのゲームクリエイター学科に入学します。映画やゲームなどの映像表現に興味があるので、その手のお仕事に関心がありますが、実際にやったことはありません。なので素人の自分でよければCG関係のお仕事の紹介があればとても助かります。 https://twitter.com/guranto525
●作品解説
近未来のテクノロジーでできた鎧をまとい、腕に装備されている剣で戦うキャラクターをコンセプトに、人間の肌から機械の金属まで色々な質感を表現しました。
●使用ツール
Maya, ZBrush, Substance Painter
●審査員コメント
【safehouse 鈴木卓矢】
キャラクターのスーツがとてもかっこいいです。質感にもメリハリがあり細かい部分にまで気を使ってモデリングされているのでとてもよくできていると思います。
ちょっとBumpNormalがきつい部分があってノイジーになっているので少し気をつけても良いかなと思います
【Volca加治佐 興平(代表取締役)】
重厚感のあるアーマーが良くできていますね。 各パーツも細かく作成されていて、作り手の好みが良く反映されていると感じます。 顔の造形と質感にも説得力があり、差し込むハイライトが表面の情報量をよく出せていると思います。フレーミングやポージングを意識すると絵としての面白さがさらに上がると思います。
【コラット米山和利(代表取締役)】
細部まで作り込まれていると思います。テクスチャも細かく描かれており密度としては申し分無い感じがします。反面、人体の部分がボディと馴染んでいないこと、スケールバランスが若干違う所が気になりますが、全体的には良くできた作品だと思います。
【イェーガー佐藤久哲(3DCGチーフデザイナー)】
全体的にとても良くできていると思います。メカパーツのディティールもとても良いのですが、人体の首から下の体型やシルエットが少し、丸っこくみえてしまうので、もう少し解剖美術に則ったシルエットでも良いと思います。
【ディレクションシーズ國雲好隆(3DCGアートディレクター) 】
モデリング、テクスチャ、質感ともに丁寧に作られていて、金属、起毛した布、レザーなど、様々な質感のものを取り入れることで単調さが無く、絵の密度も高いです。金属や布の磨耗の仕方が現実に近く、高い観察力を持っていると感じました。クオリティが高い力作ですね。
【神央薬品ノブタコウイチ(代表取締役) 】
未来な感じがして雰囲気も凄い良いと思います。ボディ周りの方凝っていて良いですね。ちょっと顔とボディの質感がマッチしていないのが気になります。あとはポーズももう少し意識してあげると良くなると思います。
【スタジオリント伊藤龍太(代表取締役)】
未来な感じがして雰囲気も凄い良いと思います。ボディ周りの方凝っていて良いですね。ちょっと顔とボディの質感がマッチしていないのが気になります。あとはポーズももう少し意識してあげると良くなると思います。
入学前に少しでもCGに慣れておこう、という目的でバイトする合間に、個人で地道に勉強していた事の集大成として、今回は投稿させて頂きました。
沢山の企業様から頂いた講評は、自分があまり意識できなかった所で自分のこれからの課題になるようなものでした。 ありがとうございます。リグ、アニメーション、エフェクトなど広く触れてCGの理解を深めると同時に自分に合った適性を探していこうと思います。
第8位:『Start Of Ignition』獲得点数:25点
仲條駿輔さん(デジタルハリウッド大学デジタルコンテンツ学科)
CGだからこそ表現できるような絵作りを目標にしています。初めて背景多めの静止画作品を作りました。https://www.artstation.com/nakajo
●作品解説
これからの困難や試練を緊張しながらも挑戦していく、楽しんでいくようなイメージを表現しました。実際にあるロケット、宇宙基地をモデルにしてます。全体の絵としてパターン化しないように工夫しました。
●使用ツール
Maya, Substance Painter,Marvelous Designer, Photoshop
●審査員コメント
【朝倉 涼(デジタルアーティスト)】
困難を乗り越え、いよいよ新しい世界へ向かう。そんな瞬間を切り取った素晴らしい作品だと思いました!CG的にもモデリングはもちろんのこと、空が朝の空気を含んでいたり、テクスチャに使われているロシア語等、作者のこだわりと感じたい空気を全部伝えてくれる作品だと感じました!
【沢田匡広CD PROJEKT RED(シニアコンセプトアーティスト)】
手前のキャラクターの視線で一番見せたい物に視線を誘導する素晴らしい構図だと思います。見上げの構図もスケール感を出すのに効いてますね。ただ、残念なのはロケットの高さが感じられないことです。ロケットの根本と先端ではどれだけの差がありますか?画面の中では10cmでもそこには数十メートルの差があるはずです。つまりその分だけ空気が挟まって空気遠近法が適用されているはずです。そこを表現できればぐっとよくなると思います。
【FelixFilm島野達也(モデリングディレクター)】
宇宙に飛び立つロケットのリアルな質感と発射台もよく調べられているので パイロットのディテールが負けていないことから、その場の雰囲気が伝わる 作者の素直な気持ちと真面目な作風感じ取れる一枚です。
【ミクシィ只隈広明(デザイン本部 デザイン推進室 室長)】
空の空気感や人物の見上げてる様から緊張感が伝わってくる作品だと感じました。 初めての背景多めの作品とのことですが、密度と空の抜け感のバランスがいいと思います。 タイトルに「Start Of Ignition」とあるので、例えばですが朝の色温度や空気感などを取り入れていくと 作品の雰囲気が格段に良くなるかと思いました。
【slanted中山 悠(CGアーティスト)】
モデル、質感のクオリティは申し分ないですね。構図、ライティングをもっと工夫すれば良くなると思います。このキャラクターはどんな性格をしているのか想像をかきたてられればいいですね。
この度は、CG WORLD entry WHO'S NEXTにて8位に選んでいただきありがとうございます。審査をしてくださった方々、助言をしていただいた先生、アドバイスを先輩後輩いつも応援してくれてる両親に感謝しています。
宇宙にかける思いに圧倒され、宇宙開発に興味を持ち、実際にカザフスタンにあるロケットと宇宙基地を作りました。いただいたアドバイスを元に今後の制作を精進していきたいと思います。
第9位:『DAY OF THE DEAD』 獲得点数:24点
酒井しおりさん(日本工学院専門学校CG映像科)
現在CG映像科にてモデリングとアニメーションを学んでおります。私は元々絵を描く事が大好きなので2Dイラストが得意です、以前は漫画の学校に通っていました。
●作品解説
死者の日の仮装をした女の子です、メキシコのお祭りの鮮やかさや温かさを表現しました。一番のこだわりはキャラクターの生き生きとした表情をつくること、お気に入りは瞳です。
●使用ツール
Maya, Photoshop, Illustrator
●審査員コメント
【イェーガー佐藤久哲(3DCGチーフデザイナー)】
キャラクターの雰囲気や表情などがとても良く表現できていると思います。 画面の切り方や構図も良い感じだと思います。全体的に質感が単一的なので、髪の毛や衣服などで質感の変化をつけていけると、作品に深みが増すと思います。
【ピコナ松浦聖大(CGディレクター)】
漫画を学ばれていただけあって、レイアウトや指先や表情の描写の仕方がうまいと感じました。
よい意味でもシンプルなモデルで、一枚の絵として成立し、魅力的なモノとなっているのは魅せ方がわかっている証拠だと思います。是非アニメーションも見てみたいと感じました。
【イリンクス阿部 直(キャラモデラー)、西松祐紀(背景アーティスト)】
とってもかわいい女の子ですね。こだわりある生き生きとした表情がとても素晴らしいと思います。花びらを加えてある点も動きが出ていてとてもいいですね。もしこの先手を加える予定でしたら、布の質感を詰めるとさらに良い作品になるのでは?
【ポイント・ピクチャーズ CG部一同】
キャラクターの生き生きした表情が印象的でした。望遠気味での構図で顔や腕の表情を見せつつ、背景はお祭りの雰囲気も見せていて、映画のワンシーン的な臨場感があります。
また、色彩が綺麗で幻想的な雰囲気が出ています。レンダラの性能を活かしたフォトリアル系の作品が多かったですが、こういったテイストもまた面白いと思います。
【ワンダリウム 佐野 覚(取締役/シニアデザイナー)】
シンプルなモデルですが、ポーズ、レイアウト、フェイシャル、ライティングのバランスが良く、キャラが生き生きと可愛く見えました。
この度自分の作品が9位に入り大変嬉しいです。ご講評下さった方々、本当にありがとうございます。CGを学んでまだ2年弱ですがこのような結果を残す事が出来、今後の作品制作に対するモチベーションアップにも繋がると思っています。これからも創作する意欲を保ち、より良い作品を生み出せるよう努力していこうと強く思います。
第10位:『ハングリー』獲得点数:22点
三好優太さん(HAL大阪)
●作品解説
ストーリーのある作品を目指して制作しました。ミルクがこぼれていたり、ドアが開かれる寸前でドアからもれるライトの足の影など、よく見て頂けるともっと楽しめるようなものを目指しました。
●使用ツール
Maya, NUKE, Photoshop
【safehouse 鈴木卓矢】
ライティングの雰囲気がいいです。これから起こるであろうストーリーにワクワクできる雰囲気の作品になっているとおもいます。
もう少しモデルでストーリーを表現するのであれば冷蔵庫のドアをつかんでいる足があるとドアを開いてるかんじが出て良いと思いました。
【沢田匡広CD PROJEKT RED(シニアコンセプトアーティスト)】
構図、アイデア共におもしろく好きです。僕ならもっと大げさにバックライト飛ばして、登場感を演出したいです。また、右側のドアのエッジにハイライトが当たっているのがコントラストを生み出して変にアイキャッチしてしまっているのでそこも直すとよりよくなると思います。
【アカツキ村上一帆(CDO)】
一枚の絵に収められた、時間を感じる世界観に惹き込まれました。見ているうちに、この絵の情報から過去を考え、そしてこれからのストーリーを妄想してしまいました。想像力は技術力より強い力ですので、ますますの妄想を楽しみにしています。
【コロッサス佐藤 桂(プロデューサー)】
見た瞬間「なんじゃこりゃ!」と思い、一気に惹きつけられてしまいました。三好さんの作戦勝ちですね。
冷蔵庫からでてきたタコがこの後どうなるのか、と想像力を掻き立てられました。
冷蔵庫やドア、牛乳パックなどの周囲のモデルのクオリティがもう1段階あがられればさらに良くなると思いました。
【トムス・ジーニーズ岩井文吾(リードリガー)】
冷蔵庫とオーブン?のレトロフューチャーなデザインと触手のポップな造形と質感からわかる世界観や、家電のターコイズブルーの色と、触手や漏れる光の暖色の対比のバランスがとても良くできていると思います。
奥のチェストと小物のデザインや部屋全体の印象を、家電のデザイン(ミッドセンチュリー風に見えました)と合わせたり、部屋が暗い設定だとしても、どこからかの反射光やハイライトをそれらの小物に乗せ、ほんのりもう少し認識しやすいようにすると、
画から伝わる情報が増え、背後にある世界観やストーリーの印象がより強くなると思いました。
【クラフタースタジオ宮岡将志(モデリングディレクター)】
ライティングにこだわりがあることが一目でわかる作品。綺麗に見やすく仕上がっていると思います。欲を言えば、タコの質感、ミルクの液体表現に、もう少しこだわりが欲しかったかなと感じます。
今回、このような賞を頂き、誠にありがとうございます。自分の努力が報われたと感じております。自分の武器は雰囲気作りだと思っており、いかにモデリング工数を少なくし、雰囲気を出す方法を考えて制作しています。
これからの自分の成長を見届けて頂ければ幸いです。これからも努力を惜しまず、夢に向かって頑張っていきたいです。どうぞ、宜しくお願い致します。
第11位:『負けないぜ!』 獲得点数:21点
スウハィカさん(京都精華大学マンガ学部 アニメーションコース)
みんなに元気になってもらえるような作品を作りたいです。
●作品解説
友達と一緒にゲームするのが大好きなので、一緒に遊んでいる楽しい瞬間をつくりました。髪型、顔、手の形、そしてコントローラーの質感は特にこだわりながらつくりました。
●使用ツール
ZBrush, Maya, Photoshop
●審査員コメント
【StudioGOONEYS斎藤瑞季(代表取締役)】
発想が面白いです。前のめりになりながらも肩を寄せ合いゲームに夢中になっているのが2人の仲の良さを感じられ楽しい作品に仕上がっています。接戦している声が聞こえてくるようでこちらも楽しい気持ちになりました。口の中まで影が落ちていて、全体的にライティングがしっかりできています。欲を言うと、首周りの影がもう少し落ちていたり、質感がもう少しついているとより良い作品になると思いました。服やコントローラーの色など実写とCGのリンク付けができているのも統一感がでていいですね。
【デイジー太田修司(シニア・CGディレクター)】
作品から楽しさ、明るさが伝わってきました。見ていてゲームがしたくなりました。
【コロプラ伊藤大輝(アート本部 第1制作部長)】
制作意図通り、第一印象として楽しさが伝わってくる良い作品だと思いました。CGのキャラクターも実写にうまくなじませており、素晴らしいと思います。一緒に混ざってゲームをしたいです!
【FES Inc.(フェス)木村真束(代表取締役)】
楽しそうな雰囲気が出ていてよいと思いました。CGのキャストの左手にももっと力が入っている感じと洋服のしわやテクスチャの不自然な部分がなくなればもっと良くなるのではと思います。
【ミクシィ只隈広明(デザイン本部 デザイン推進室 室長)】
パッ!と拝見した瞬間に楽しさが直感的に伝わる作品だと思いました!まさにみんなが元気になるような雰囲気で 作品コンセプトを具現化出来ているのが素晴らしいです。
【Volca加治佐 興平(代表取締役)】
楽しそうな雰囲気が伝わってきて、まるで広告のようだと感じました。 実写とCGでシンメトリになっているのも面白いですね。 CG部分の質感は全体的にフラットなので 金属のボタンなどメリハリのつく小物があるとより良いと思いました。
賞を頂いて、とても嬉しいです。いろいろ教えてくださった先生、そしていつも支えてくれている両親に感謝しています。他の参加者の作品を見て、モチベーションがもっと高くなりました。本当に燃えますね(笑)!自分だけではなく、たくさんの方々が自分の伝いたい物を作るために精一杯頑張っていることが分かりました。これからは技術だけでなく、感性も磨きながら自分の目標に向かって、頑張りたいと思います!
第12位:『Blonde Girl』獲得点数:21点
和田真実さん(名古屋造形大学 デジタルメディアデザインコース)
海外のCGアニメーションに出てくるようなキャラクターに興味があります。ゲーム向けローポリモデルや背景、プロップのモデリングにも手を出してみたいと思っています。
デモリール:https://youtu.be/Zfa7tL_mVnk
●作品解説
xgenを使用した髪の毛、まつ毛等、毛の表現にこだわりました。デフォルメの効いた人物モデルに対し布や髪の毛の質感をリアルにすることで海外のCGアニメーションに出てくるようなキャラクターを目指しました。
●使用ツール
Maya, Mudbox, Photoshop, After Effects
●審査員コメント
【safehouse 鈴木卓矢】
すごく丁寧にモデリングされていて表情やポージングからキャラの性格がわかります。シルエットのバランスも良くとても好感が持てます。 もう少しポーズを誇張して女性感を出したほうが アニメーション作品としてもっと映えそうだなと思いました
【FES Inc.(フェス)木村真束(代表取締役)】
全体の雰囲気がとても良いと思いました。活発で元気な感じがとてもセンス良くまとめられていると思いました。デモリールのキャラクターも生き生きしていて和田さんのセンスの良さもうかがえます。
【イェーガー佐藤久哲(3DCGチーフデザイナー)】
とてもよくできてます。顔もキュートで魅力的に作れています。質感や髪の毛の表現も良くできてます。肩周りや、腕、鎖骨付近、体幹背中のあたりをもう少し人体の構造に則って作成しても良いかと思います。全体的に今の雰囲気を保ちつつ体の形状を整えていくと更に良くなると思います。
【タイトルラボ田中裕司(CGデザイナー・アニメーター)】
もっとメリハリの聞いたプロポーション、は好みが分かれるところですが、そんなスタイルも観てみたくなるキャラクターですね。髪の毛や衣装の質感はバランスが取れていますので、このキャラクターの性格を反映した画作り(ポーズ、スタイル、モチーフ、表情、背景など)が表現できると作品として厚みが出ると思います
【コマデン江村花子(CG部ディレクター)】
髪の毛やまつ毛の流れが、丁寧に作られていて、自然な印象で見ることができました。キャラクターの目力も強く、性格や動きを想像してみたくなりました。一度動かしてみると、モデルの形状の理解が深まるので、完成したキャラクターを動かしてみるのも次のステップへの足掛かりになるかもしれません。
今回のコンテストで賞をいただくことができてとてもうれしいです。私が大学でCGを学ぶようになって2年、まだまだソフトの扱いが不慣れな私に親身になって指導していただいた先生や周りの方の応援のおかげで作品を完成させ、コンテストに出すことができました。
今後は今回いただいた講評のコメントを活かして作品作りに取り組んでいこうと思います。ありがとうございました。
第13位:『Cyber舞子』 獲得点数:20点
ムンズク アルティッシュさん
コンセプトアーティストを目指しているロシア人です。他民族的なデザインに興味があります。
https://www.artstation.com/munzukartysh
●作品解説
京都に旅行に行ったときにインスピレーションを受けました。サイバーパンク的でもあって、日本の文化も含めらている作品を制作したいと思っていたのです。制作のとき特ににこだわったのは腕のデザインです。アナトミーの知識を生かすことができました。
●使用ツール
3d Coat, Zbrush, Adobe Photoshop, Keyshot
●審査員コメント 抜粋
【ModelingCafe/AnimationCafe岸本浩一(代表取締役)】
作り込みが良いです。デザインを更に洗練させ、表情やライティング、構図にもこだわると更に良くなると思います。
【沢田匡広CD PROJEKT RED(シニアコンセプトアーティスト)】
アイデアはとてもおもしろいと思いますし、作品自体もよく出来ていると思います。顔や骨格をもう少し女性寄りにする等、この作品のモチーフである舞妓をどのように解釈したのかもう少しデザインに落とし込めると更によくなると思います。あと、様々な角度からライトが当たっておそらく見せたいであろう顔の部分にコントラストが目立ちません。何を見せたいかライティングを再度整理してみてください。。
【アカツキ村上一帆(CDO)】
1つの物事の、頭での捉え方と、その展開の仕方に興味を覚えました。異なるバックボーンでの解釈は、意外性を呼ぶ強さを持つと思いますので、これからの創造も楽しみです。舞妓という歴史やデザインの解釈をさらに深め、頭部以外の全体のデザインに遊びとして落とし込んでいくとより魅力的なキャラクターになるかと思います。
【アニマ沖島 亨(モデリングスーパーバイザー)】
シルエットを強調したライティングで和風サイバーパンクのデザインや世界観を上手く表現されていてカッコいいと思いました。胸元のワンポイントロゴが良い味を醸し出していますね。
「WHO'S NEXT?」で13位にさせていただき、おかげさまでもっと元気とやる気が出ました!皆様にいただいた貴重なフィードバックを参考にし次々と新しい作品で生かしたいと思います!たくさんの講評のおかげでプロの方の視点に触れて自分のデザイン理論の幅が広がりました。「WHO'S NEXT?」は新しい可能性を見つける、大変素晴らしい機会だと思います。心から感謝します!
13位:『Barones』 獲得点数:20点
リュウ チョウゼンさん(東京コミュニケーションアート専門学校)
美形キャラクターのCG製作を学びたくて日本に留学しました、趣味はCG映画を観ることとゲームをすること、主にPlayStation4でゲームをやっています。将来は制作会社で会社やチームに貢献できる優秀なクリエイターになりたいです。
https://www.artstation.com/ryuranzi
●作品解説
美形人物が好きなので、セミリアルな女性キャラクターをつくりました。また最近は羽の飾りに興味があって、もし3Dでこの自然的な、複雑の美しさを再現すれば自分どのくらいできるでしょうかと、挑戦しました。
●使用ツール
Maya, ZBrush, Photoshop, Substance Painter, Marvelous Designer
●審査員コメント
【イリンクス阿部 直(キャラモデラー)、西松祐紀(背景アーティスト)】
素敵なキャラクターです。すましたお顔が上品でいいですね、こだわった点である羽根飾りも美しいと思いました。ただ背景が暗いため、暗い色調のキャラクターの衣装などが馴染んでしまっています。ライティングや背景色を工夫することでキャラクターを浮き立たせれば、さらに良い作品になると思います。
【シーズクラフト立花大輔(代表取締役) 】
単純にこういう絵が好きなので、点数を入れました。素材系がきれいなのがよいです。
【スマートエンジニア枚田直樹(マネ-ジャ-)】
絵画のような完成度の作品。黒い中に浮かび上がるエメラルドの服装が素敵。もう少し、黒い衣装が背景から浮き上がってくると尚良い。
【アスコープ磯﨑恵一(3DCGデザイナー)】
色価の卓越したセンスが感じられます。如何にも写真らしいとか、あるいは如何にもCGらしいといった印象を強要しない、静謐な作品と言えるでしょう。
【キャラバンズ金重保貴(代表取締役) 】
とても美しく、思わず見入ってしまう素敵な作品だと思います。背景がしっかりと表現されているともっと良くなると思います。
【神央薬品ノブタコウイチ(代表取締役) 】
全体的に良く作られていると思います。髪の質感等は細かく丁寧に作られていて良いですね。肌の質感はまだちょっと固いのでここを調整してあげるともっと良くなると思います。
このたび自分の作品でこんな栄誉な賞をいただきまして誠にありがとうございます。業界プロの方の講評、また他の学生さんの受賞した作品を見たことで自分の不足なところをよく認識しました。
今度の珍しい経験をいかして、これからも自分の足りないところを直しながらCG製作の勉強を頑張ります。このような機会をいただけたことに心より感謝申し上げます。
15位:『蟻将』 獲得点数:16点
浜島章宏さん(HAL名古屋・CG映像学科)
田島光二さんの様な世界で活躍するアーティストになりたいです!!
●作品解説
コンセプトは「兵隊蟻」です。自分はカードゲームのイラストが好きなので、「兵隊蟻」というカードがあったらきっとこういうイラストにすればカッコよくなるだろうと想定してつくりました。
●使用ツール
Maya, ZBrush, Photoshop, Substance Painter
●審査員コメント
【神央薬品ノブタコウイチ(代表取締役) 】
背景とのつながりやキャラのポージング、キャラ性など雰囲気出てると思います。上手の暗部で潰れてしまっているところは少しだけ持ち上げて少しディティール見えると良いかもです。
【キャラバンズ金重保貴(代表取締役) 】
色味が鮮やかで、背景もしっかりと表現されており、一枚の画としてとても素晴らしい画だと思います。思わずこのキャラクターがいる世界を想像してしまいます。剣の炎の色味と右手のエフェクトの色味が似ているので、うまく違いを出すことで、よりドラマ性があり、情報量(説得力)のある画になると思います。
【シーズクラフト立花大輔(代表取締役) 】
世界観が表現できていて、よいと思います。作りこみも重要ですが、それ以上に見せ方が重要だと思っています。
【スタジオリント伊藤龍太(代表取締役)】
イラストとして演出がされており、パースに面白みのある作品に仕上がっていると思います。青と赤のエフェクトの使い分けにより画面に印象を上手く持たせているのが良いです。大きなスペースを占める刀身の質感、左下のエフェクトが白飛びと画面中央の右手に持っている玉のエフェクト表現が改善されるとより良くなると思います。
【スマートエンジニア枚田直樹(マネ-ジャ-)】
全体的な色彩の統一感があり、雰囲気がよく伝わってくる。右手の火炎の玉を中心に視線が行くようになっていて構成も良い。
この度は「WHO'S NEXT?」にて入賞できたこと大変光栄に思います。はじめ、自分の作品が「cgworld entry」に載っているのを見て嬉しいという気持ちと同時に15位で悔しいという気持ちが湧きました。
今回、多くの審査員様・企業様の講評や他の参加者の作品を見て自分の至らぬ点を認識する良い機会となりました。今回の結果に慢心せず、今後の作品作りに励んでいきたいです。
16位:『Collector( Foot)』 獲得点数:15点
山田達紀さん
去年の6月ごろから趣味で3DCGの制作を始めました。フォトリアル系が好きです。
様々な種類のものをどんどん作っていきたいです。
●作品解説
とある収集家が写真の少女の足等を入手、それをコレクションに加えようと自宅に持ち帰った場面です。こだわりは指の長さ、手前の新しい収集物の配置です。興奮の余りつい左足や様々なものが入った小瓶を倒してしまったようにしました。
●使用ツール
Blender
●審査員コメント
【画龍早野海兵(会長)】
全体の構成となんともいえないふわっとしたライティング、カラコレの雰囲気が独特でとても素敵です。CGとゆうよりは作家の作品のようですね。
【safehouse 鈴木卓矢】
ひとつひとつのモデルが丁寧に作られてあってまとまった作品になってます。
さまざまな質感をしっかりと表現できているのもまとまって見える要因の1つです。足の肌の質感がロウのように見えるのでもう少し生っぽい感じにすると絵がもっとリッチに見えるのかなと思いました
【沢田匡広CD PROJEKT RED(シニアコンセプトアーティスト)】
レイアウトが見やすく背景にも様々なものを見せれるよう工夫が見受けられ好印象です。ただ、今のままだと机の上に義足というのがかなり突拍子に見えるので。それをメンテナンスする器具ですとか何か義足に関する小物等を散りばめて、みている人の想像を駆り立てるような工夫があればなおよかったと思います。
【アカツキ村上一帆(CDO)】
作者の狂気に惹き込まれるような作品でした。その狂気を後押しするような表現も相まって、シーンを考えるとゾクっとします。技術が深まっていく中で、狂気が消えずに個性となり続けることを期待します。
【コラット米山和利(代表取締役)】
トータルの表現として非常にまとまりが良いです。また、細部の表現、質感、空気感も良い感じです。ただ、足の質感は本物では無く見えます。逆にそこがこの作品としては好印象でした。
今回、16位に選んでいただいて誠にありがとうございます。審査員の方々からとても参考になる講評をもらうことができてとてもうれしいです。もっとこだわりたかった箇所などがあるので講評を参考に調整してみます。こういったコンテストに応募するのは初めてですが、これをきっかけにいろいろなコンテスト等に自分の個性を出せるような作品をどんどん応募していきたいと思いました。
16位:『r-02』 獲得点数:15点
笹山真聖さん(九州大学芸術工学部 芸術情報設計学科)
普段はセルルックCGを作っています。アニメやイラストのように見え、3DCGだとバレない作品を作ることに目標に日々頑張っています。将来はCGアニメを作りたいです。
●作品解説
大好きな女性が怒ったとき、僕の目にはこんな感じに映ったのでそれを表現してみました。ゴツゴツした感じを出しつつ、女性の柔らかなラインを出すことを意識してつくりました。ハードサーフェスな部分も入れて、有機的な部分と無機的な部分の両方取り入れた作
品にしました。
●使用ツール
Blender,3D Coat,Photoshop
●審査員コメント 抜粋
【ModelingCafe/AnimationCafe岸本浩一(代表取締役)】
世界観、作り込み、物量共に素晴らしいと思います!
【画龍早野海兵(会長)】
全体の色合い、構成、構図、素晴らしいです。絵としての雰囲気が高い作品ですね。もう少し見やすい場所があるともっとよかったです。
【クラフタースタジオ宮岡将志(モデリングディレクター)】
鬼嫁ですかね。かっこいいです。3DCGを使用していると思わせない画作りを心掛けているということで、確かにその印象はだいぶ薄い感じがします。しかし、コントラストと彩度が抜けすぎていて、見づらい印象のほうが強いことがもったいないです。セルルックの作品も拝見したいです
【タイトルラボ田中裕司(CGデザイナー・アニメーター)】
画として作品として完成度が高いと思います。艶めかしさと恐ろしさの表現・デザインが面白いですし、セルルックとはいえ情報量は少なくなく、細部へのこだわりも感じました。全体のトーンが暗すぎるので、明度を上げてコントラストを強めなメリハリある調子の画も見てみたいと思いました。個人的に絵柄が好みです。
【ピコナ松浦聖大(CGディレクター)】
まずテーマが面白いですね。ポージングからもそれっぽさを感じます。じっくりと見ると伝わるのですが、パッと見情報が入りづらい印象もあったため、コントラストをよりはっきりさせることで、ディテールが見やすくなり、伝わりやすくなるかと思います。でも言わんとしている事は伝わりました。
この度は優秀賞に選んで頂きありがとうございました。審査員の方々のアドバイスや、受賞者のみなさんの作品を見て、自分に足りないもを確認することができて良い経験になりました。今回学んだことを次の自分作品に活かしていきたいと思います。次回の「WHO'S NEXT?」にも参加したいと思います!そのときは成長した自分の作品を見せたいです!
17位:『Live a Colorful Life』』 獲得点数:14点
橋本情鼓さん(日本電子専門学校)
昨年4月から3DCGを学びはじめました。モデラーを夢見て勉強の毎日です。作品を作ることが今の私の生き甲斐ですが、いずれは見てくださった誰かの心も元気にすることができたら素敵だなと思っています。これからも、より良いものが作れるように頑張ります。
https://www.pixiv.net/member.php?id=1334141
●作品解説
穏やかに笑いながら生きる人の皺は素敵に見える。そう思ったことがこの作品づくりのきっかけです。生き生きとしたエネルギーある画作りを目指し、構図やライディングに気を配りました。
●使用ツール
Maya, Zbrush, Substance painter, After Effects
●審査員コメント
【朝倉 涼(デジタルアーティスト)】
非常にコミカルな構図で描かれたおじいさんは、この歳になってもきっと毎日なにか新鮮な発見をしているのだろうなと感じられる作品でした! 原付きを走らせて今日は何をしようと考えている、おじいちゃんのある種の無邪気さを感じられて、いろいろな物語が想像できるなと思いました。 CGの技術的にはテクスチャ周りや細かい部分で惜しいと思う部分がありますが、それ以上の画のスピード感を感じます。
【スマートエンジニア枚田直樹(マネ-ジャ-)】
作者の意図がよく表現されており、活き活きと生命観の溢れる良い作品だと思います。構図も素晴らしく、少しヤンチャな性格や勢いが感じられます。タイヤを回転させたり、背景を流すなど動きが加われば、もっと良くなるのではないでしょうか。
【ミクシィ只隈広明(デザイン本部 デザイン推進室 室長)】
このさっそうと穏やかなおじいさんの笑顔・・・いいですね!細かな技術うんぬんよりも勢いを感じさせるものがありました。ノスタルジックな仕上げがより一層雰囲気を担保していますね。勢いも大事なのですがもう一歩細かなところまでしっかりこだわれるともっとよくなりそう、可能性を感じる作品。
【スパイス山田 翔(チームリーダー)】
構図など良いと思います。 面白いです。
評価して頂けた事をただただ嬉しく思います。 この作品のタイトルは日本語に直すと"人生に彩りを"という意味合いです。完成させた暁にきっと私自身の未来も明るく変えられる。と信じて作りました。そのような込めた気持ちを、審査員の方々も見てくださったのではないかなと感じております。また、ご指摘のコメントが次の作品づくりへのヒントに繋がりました。ありがとうございます。これを糧にまた挑戦をし続けます。
19位:『柳々荘205号室』 獲得点数:13点
国島知美さん(デジタルハリウッド大阪校)
心躍る映像を作りたいと思いCGの勉強を始めました。3ヶ月目の作品です。3dやデジタルのみにこだわらず色んな表現方法を探っていきたいです。
●作品解説
"人が交わる場"というコンセプトで、架空の学生向け下宿の一室をつくりました。住人達がくつろぎに集う部屋です。人が居た痕跡や生活感を出せるよう、どこに何を置くかにこだわりました。
●使用ツール
MAYA, Photoshop
●審査員コメント
【画龍早野海兵(会長)】
和風で生活環のある雰囲気がとても良いです。良い意味でCGらしくない構成が素敵です。得に左側の本棚の力の入れ方は素晴らしい、これだけでひとつの作品ですね。
【ENGI吉岡宏起(執行役員・プロデューサー)】
見た目がCGながら、それぞれのディティールが担保されているので、全体的な画像のレベルが高くなっていると思います。目線を意識してピントの概念を取り込んでいるので、見やすくなっているのもとても良いです。
【StudioGOONEYS斎藤瑞季(代表取締役)】
棚の本が複製しているのではなく、自然に見えるよう作り込まれていてとてもいいですね。小物など目に入る部分のポイントを掴み、バランスがとれている作品に感じました。本の重さで棚が歪んでいたり、研究されて作られている部分がリアルさがあります。後方の面積が多く物が少ない部分が作り込まれていないのが少し惜しいです...
【ミクシィ只隈広明(デザイン本部 デザイン推進室 室長)】
この何とも言えない雰囲気がすきです。ここに住んでいる人ってどんな人なのか気になるストーリーを想像してしまいました。
本棚の雰囲気も◎!
この度はこのような賞をいただきありがとうございます。本棚等こだわった部分を評価して頂けて嬉しいです。今後もよりクオリティの高い作品を作れるよう精進致します。
[[SplitPage]]20位:『gunman's desk』 獲得点数:11点
直江遼河さん(吉田学園情報ビジネス専門学校 コンピュータグラフィックス学科1年)
ゲームなどの背景アーティストを志して日々精進しています。そのために現在はUE4を使った制作に取り組んでいます。サイバーパンクな絵やSF、無機物な絵が好きなためそういうものを多く見て自身の制作に励んでいます。将来的にはアートディレクターとなって自身の思い描いたものを多くの人に見てもらい認めてもらいたいと考えています。
●作品解説
構図などを銃に目が行くよう工夫しました。何もない面を作ったりオブジェクトをまとめて配置することで現実味を出すように意識しました。また面に光沢のあるものを他のオブジェクトを重ねることでそこへの意識を分散させるよう配置してみました。画角はガンマンが銃を取るシーンを感じ取らせるために人の後ろから望遠で撮られたようにしてました。
●使用ツール
Cinema 4D, Substance Painter, Photoshop
●審査員コメント
【コロッサス佐藤 桂(プロデューサー)】
1つ1つのオブジェクトがとても丁寧に作られていると感じました。
タバコに火が着いていることで、すぐ近くにガンマンがいるんだろうな、と想像できますね。
【スマートエンジニア枚田直樹(マネ-ジャ-)】
ライティング/構図によって目線のコントロ-ルは上手くできているのではないでしょうか。無造作に置いてある感じがしましたので、メッセ-ジ性が感じ取れないのが少し残念です。古くても愛着があり、大事に扱っている様子などが表現できると良いのでないでしょうか。
【slanted中山 悠(CGアーティスト)】
絵の空気感が出ていてとても良いと感じました。細かいところをいうとディテールのツメが甘かったりするのですが、構図とライティング、仕上げでそれを感じさせません。どんな人物が背景にいるか想像をかき立てる絵ですね。
【コロプラ伊藤大輝(アート本部 第1制作部長)】
被写界深度やライティングをうまく使って、見せたいところに目線を誘導している点が良いなと感じました。銃身や弾丸、ライターなどの金属の質感は非常にリアルで素晴らしいと思います。ただ、たばことガラス瓶はピントが合う場所においてプリミティブさが目立ってしまっているので、もう少しディティールを入れてあげると画がなじんでより良くなると思います。
【スパイス山田 翔】
タバコだけやたらときれいなのが勿体ないと思います。 この世界観であんなにきれいなタバコはだいぶ浮いている印象です。 それ以外はとてもうまいと思います。
CGを始めてコンテストに応募し、運にも恵まれ受賞することができました。これも私が長くCGに取り組んできた成果かと思います。高校生の頃から日々取り組んできたCGというものでこういった結果を残すことが出来たのも好きであったからこその結果だと思います。
次回もこのような機会があれば是非挑戦してみたいなと考えております。まだまだ目指すべきところには届きませんが今後とも活躍できるよう精進したいと思います。
21位:『NOAH』 獲得点数:11点
鈴木由人さん(横浜デジタルアーツ専門学校)
今回自身が制作しているショートフィルムに登場する宇宙船を静止画としてコンテストに応募させていただきました。近頃はプロシージャルなテクスチャやモデリングに興味があります。
●作品解説
スケール表現がしっかりできるようディテールなどにこだわりました。窓部をどう表現するかにかなり時間をかけました。プロシージャルテクスチャ、モデリングを使い効率的に制作しました。
●使用ツール
Maya, Substance Painter, Substance Designer, ZBrush
●審査員コメント
【画龍早野海兵(会長)】
細部にまでこった作りこみがとても気持ちいいですね。それでいてデザインが巨大感を失ってなく、重量感を感じられて素敵な作品です。
【ティフォン祭田俊作(CGジェネラリスト/ディレクター)】
粗と密がバランス良くできたデザインでかっこいい。
プロシージャルで手数を減らすのも効果的で良い判断ですし、目的から適切に技術を選んでいく姿勢が素晴らしいです。
影面で窓の扱いが変わるのが良い反面、光側の窓の繰り返し感がやや単純で他に比べ勿体ないです。映像作品になるということで、仕上がりが楽しみです!
【神央薬品ノブタコウイチ(代表取締役) 】
巨大感等は出ていて良いかと思います。あとはリガーを目指してるのであれば少しギミック等も作って動きがありそうな静止画にしてみても面白いかもしれませんね。
【スパイス山田 翔(チームリーダー)】
奥側にリング状の物体の継ぎ接ぎのようなものの付け方が実際にはありえないように思う。スケール感を気にされているようでその部分は良い感じですが細かいディテールの説得力をもう少し
加えるとよりよくなると思います。
講評コメントをくださった皆様ありがとうございました。ショートフィルムを楽しみにしてくださっているというコメントを多くいただき 一層制作のモチベーションが上がっています。希望職種はリガーですが将来的にはジェネラリストとして働きたいので絵作りはこれからも学んでいきます。今回は21位と悔しい結果となってしまいましたが今後も精進していきたいと思います。
22位:『理想の部屋』 獲得点数:10点
大井佑馬さん(YouYarn Pictures-ART SCHOOL-)
僕の理想の部屋を3DCGでつくりました。それぞれのキャラクターは主に家電です。ポップコーンの小型空気清浄機、時計は設定された時刻になると予定を知らせてくれます。黄金のカエルはAI機能があり会話ができます。
●作品解説
僕の理想の部屋を3DCGでつくりました。それぞれのキャラクターは主に家電です。ポップコーンの小型空気清浄機、時計は設定された時刻になると予定を知らせてくれます。黄金のカエルはAI機能があり会話ができます。
●使用ツール
CARRARA 4
●審査員コメント
【朝倉 涼(デジタルアーティスト)】
作品だけを先に見て、「稚拙だけどシュルレアリスムのような魅力があるな」と思っていたら、まさかの9歳の作品ということで、本当に驚きました!これから沢山のものを見て、沢山のことを経験し、そして成長の中で作風が変わっていくと思うのですが今持っているその感性も大事に持っていて欲しいなと思いました。
【イェーガー佐藤久哲(3DCGチーフデザイナー)】
9歳でここまで作れたら大したものです。すばらしいと思います。画面全体に布や金属、ガラスの質感がまんべんなく散りばめられていてバランスも良いです。これからも自分の表現したい世界を追求し続けてください!
【デイジー太田修司(シニア・CGディレクター)】
ネオ・デジタルネイティブの衝撃です。サイケデリックな世界観も素敵です。将来が楽しみすぎますね。
【FelixFilm島野達也(モデリングディレクター)】
年齢が9歳ということから、未来のCGの世界を 夢みながら何にものにも好きな気持ちを失わず、 自分の好きな世界を広げつつ 今は自分の作成した作品で楽しんでください。
選ばれるとは思っていなかったので、びっくりしました。頭で想像したものを、そのまま表現できることがとても面白く、これからはアニメ―ションにも挑戦したいです。
23位:『脆炎のロウ』 獲得点数:9点
中里剛幸さん(東洋大学総合情報学部総合情報学科)
個人的な目標は、3Dを用いてシリアスめでアクション要素有りの映像制作をすることです。BlenderとUE4を活用し制作を始めています。とても興味のある職種としてはモーションデザイナー、そしてイベントシーンカット演出です。美しくもかっこよく、世界観に引き込むようなモーション、イベントシーンが作りたいと強く考えています
●作品解説
強めのコントラスト、構図にこだわり一枚絵としての演出に力を入れました。見る人が何かを感じ取ってくれるような作品になっていれば嬉しいです。作品のテーマは、哀愁です。
●使用ツール
Blender, MediBangPaintPro
●審査員コメント
【ENGI吉岡宏起(執行役員・プロデューサー)】
表現を特化してるのが上手くできてます。ただ、キャラクターが暗くなりすぎているので、もう少し明るくして表現してくれるともっと良かったと思います。
【イリンクス阿部 直(キャラモデラー)、西松祐紀(背景アーティスト)】
バックストーリーを感じさせるようなポーズと構図が良いですね、散りばめられたエフェクトも画面の密度を上げていていい効果出してると思います、キャラのポーズをもう少し派手にしても良かったかもしれません。
【ポイント・ピクチャーズ CG部一同】
物語のワンシーンの様な画になっており、想像力をくすぐるような作品になっていて、見たときに「これをアニメーションを付けて動かしてみたい」と感じました。
キャラクターが画面上部に配置されていて、これから画面下に倒れ落ちていく、それに合わせて黒い塵の様な物が舞い上がっていくんだろうなと、考えてしまいました。ただ、液体の様な物体と、ボケ過ぎて分かりづらい彼岸花が埋もれてしまっており、要素としてもったいない、そこに理由付けがあるともっと画に対するストーリーが映えると思いました。
【デイジー太田修司(シニア・CGディレクター)】
絵としてとても印象に残りました。細かくみるとポーズや構図に調整の余地はありますが、単純に好きなのです。
この度は、優秀賞という評価をしていただき大変嬉しく、光栄に思います。多くのプロの方のコメント1つ1つがとても貴重で、何度も読み返しています。自分の伝えたいコンセプト、世界観が審査員の方に伝わっていたのがとても嬉しかったです。これからより一層、見た人を世界観に引き込むような作品制作、創作活動に励んでいきたいと思います。
23位:『洞窟を抜けると』 獲得点数:8点
五百城 弘守さん(HAL大阪・CG映像学科)
背景アーティストを目指し制作を行っています。まだ作ったことのない人工建築と廃墟的なのを作っていこうと思っています。
https://www.artstation.com/hiromoriiokiに私の作品が何点かのっていますのでご覧ください。よろしくお願いします。
●作品解説
20日間で自然物のある背景をどれだけ制作できるかに挑戦するため作成をしました。コンセプトとしては洞窟を進んでいくと地盤沈下によりできた吹き抜けの空間があり、そこには無数のクリスタルとそれを守る大木があった。というものです。
●使用ツール
Maya, Photoshop, Substance Painter, SpeedTree, Arnold
●審査員コメント
【朝倉 涼(デジタルアーティスト)】
自然の持つ驚異的な空間を見たときの驚きに似た感覚を抱くことができました!
こんな景色を目の当たりにしたときに、作者は何を思ったのだろうと感じられる作品だと思います。 岩肌や植物の緑のディテールをもう少しリアル寄りに詰めたら更にいい作品になると思います。
【沢田匡広CD PROJEKT RED(シニアコンセプトアーティスト)】
この構図ですと、まず目が行くのは月明りに照らされた木になると思います。ですが、手前の部分の作りこみにたいして一番目線が行く場所の作りこみが甘く感じます。どこに目線が行くのか、何をみせたいのか。それに応じた作りこみを行うとぐっとよくなると思います。
【Volca加治佐 興平(代表取締役)】
シンプルに綺麗な絵になっており、それぞれの質感もリアルに仕上がっていると感じました。 CGソフトを上手く使っているなという印象です。後は、最終的なゴールをより写実的なものに振るのか、よりアート的なものに振るのか明確にするとよりよくなると思います。 一番見せたいものが、丘の上の木なのか、手前の宝石なのかも迷いました。
【東映デジタルセンター ツークン研究所小林真吾(VFXスーパーバイザー)】
パッと目を引いた構図と雰囲気でした。コメントを読んで初めて奥の木が大木というコンセプトと知りました。残念ながら大木に見えていないのですが、木の幹と生い茂る葉っぱの関係や枝ぶりのスケール感の無さが大木に見えない原因。クリスタルももっと大胆に配置しないとわかりづらいのがもったいないですね。
【コラット米山和利(代表取締役)】
神秘的な雰囲気と、空気感がうまく表現されていると思います。光と影の表現は良い感じだと思います。中央の木の葉が明るく透けすぎた事と、クリスタルが目立たない事が少し残念ですが、印象に残る作品だと思います。
この度は多くのすばらしい作品の中から私の作品を選んでいただきありがとうございました。
これが今の自分の実力だと再確認できました。多くのプロの方からコメントもいただき大変参考になりました。自分の目指すコンセプトと作品の出来に差が生じないよう、またクオリティのアップを目指し、残り1年の学生生活より一層努力していきたいと思います。
貴重な経験を頂きありがとうございました。
24位:『Train Interior』 獲得点数:8点
十見 岳さん
私の目標はハリウッド映画の制作に携わることです。
そのために、これからも日々努力して作品を作り続けたいです。
https://www.artstation.com/area3d
●作品解説
トンネルに入った電車の車内です。暗くて誰もいない車内の不気味さを感じられる画を目指して制作しました。また、車内の広告は色がなるべく偏らないよう、デザインや配置を工夫しました。
●使用ツール
Blender,Photoshop,Substance Designer,Substance Painter
●審査員コメント
【朝倉 涼(デジタルアーティスト)】
首都圏の方なら誰もが1度は目にするであろう空間を素晴らしい再現度で制作していると思いました! 誰もいないというのも妙に奇妙に感じられ、そこに広告はしっかりある不思議に非日常感を感じました。
ノイズ感や色収差の出し方がやや強調しすぎだなとも感じたので、もう少し自然にするとさらに奇妙な空気感が出ると思います。
【ディレクションシーズ國雲好隆(3DCGアートディレクター) 】
よく観察して作成している印象。終電っぽい感じが変に親近感を覚えました。外が真っ黒なので、トンネルというより夜っぽく見えるのでトンネルの中の照明があれば良いと思います。あと吊り革に動きがあると走行している感がより出ますね。
【スパイス山田 翔(チームリーダー)】
サイズ感などしっかりしていてとてもうまいです。少し広角気味カメラにしたりすると若干の違和感がうまれると思うのでより不気味な感じになると思います
【ピコナ松浦聖大(CGディレクター)】
パッと見た感じで観察力がある方だなという印象がありました。
鉄部分やプラスチックの質感は素晴らしいと思います。この年齢でこのモデリングができるのは期待大です。あえて言うとすると、ミニチュアっぽい印象もあるので、シート部分のディテールを増やしたり、被写界深度を調整する事でより臨場感が出るかもしれないですね。
今回初めての応募で優秀賞をいただき、大変嬉しく思います。審査して下さった皆様、ありがとうございました。今まで自分の作品を人に見せることがあまり無かったので、多くの人に作品を見てもらう良い機会になりました。今回は24位でしたが、次のコンテストでは更に高い順位を目指して日々精進していきたいと思います。
24位:『Prim』 獲得点数:8点
大河原 将さん(慶應義塾大学理工学部情報工学科)
光のシミュレーションに興味があり,趣味でレンダラーを開発しています.
将来の目標はIndustrial Light & Magicで働くことです.
●作品解説
原始的であるが輝きを放つ作品を目指した.
●使用ツール
自作のGPUベースパストレーサー(C++とGLSLで開発)
●審査員コメント
【safehouse 鈴木卓矢】
まさかとは思いました。
CG作品でGPUレンダラーを開発してくる人がいるとは・・・。CG作品と言うかどうかは別としてチャレンジとしては素晴らしいとおもいます。 特別賞があるとしたら間違いなく受賞作品ですね。
【ティフォン祭田俊作(CGジェネラリスト/ディレクター)】
自前のレンダラーを作るというのは驚きでした。それでいて一枚の絵としても色や質感にこだわりを感じて素晴らしいなと思います!技術面はもちろん、アート面でも目の肥えた方なのかなと感じました。CGを作るって何だろうか...と考えさせられました。
【イリンクス阿部 直(キャラモデラー)、西松祐紀(背景アーティスト)】
自作のGPUベースパストレーサーとのことで、素晴らしいですね。このまま研究を進めていただければと思います。左から金属、ガラスでしょうか?一番右の物質はどういった物質でしょうか?説明があるとよりいいですね。
優秀作品の1つに選んで頂き,ありがとうございます.私は,CGWORLD vol. 247でも紹介された慶應義塾大学 理工学部 情報工学科 藤代研究室に所属しております.普段はCGの技術的側面に関心を寄せておりますが,今回のコンテスト参加を通じて,CGの芸術的側面の重要性と魅力を再認識することができました.今後も,研究に軸足を置きつつ創作活動を続け,芸術にも造詣が深いCG研究者になりたいです
24位:『けれど、ロックは俺たちを悩みごと躍らせてくれる』 獲得点数:8点
深町 匠さん(バンタンゲームアカデミー・ゲームグラフィック総合科)
人に喜びや驚きや楽しさを与えられるようなモノづくりを念頭に置いて忘れないようにしたいです。よろしくお願いします。
●作品解説
架空のCDジャケットです。無力感や劣等感に苛まれ続ける存在意義の悩みの尽きない少年少女の孤独と闘争を讃えるような音楽だと思います。実際に店頭で売られていたとしたら手に取るかどうか考えながら制作しました。
●使用ツール
Maya, ZBrush, Substance Painter, Photoshop
●審査員コメント
【コロプラ伊藤大輝(アート本部 第1制作部長)】
シルエットで人物のポーズをうまく際立たせつつ、周りに飛び散っている学校の机やイスが少年少女の葛藤をうまく表現していて、絵作りが素晴らしいと思いました。ただ、よくよく見ると、いちばん視線が集まるであろう人物のポリゴン感が目立ってしまうのは惜しいところです。情報を制限した分、見える部分はより精密に作らないと悪目立ちしてしまうように思います。
【FelixFilm島野達也(モデリングディレクター)】
背景と主題が共に暗い物が多いなか 見せたいものとバックの明暗のバランスがいいのと カメラの前にもモデルを置くことで手前から奥まで立体感のある キャラが引き立つレイアウトのいい一枚です。
【タイトルラボ田中裕司(CGデザイナー・アニメーター)】
テーマ通り、若さや振りほどきたい程の勢いが感じられる素敵な画です。全体的なトーンから寂しさが伝わってきます。逆に言えば薄い印象を受けました。店頭に並べたときに目につくような、というテーマでしたら、例えば差し色として象徴たるギターに目を引く色を乗せるなど画に変化を持たせるとより強烈な意味合いが生まれると思います。
この度は思いがけない賞を賜り、身に余る光栄に驚くと共に、大変うれしく思います。審査員の皆様、CGWORLD編集部の皆様、そして応援してくださる方々に心から感謝申し上げます。
今も昔も頭の中は考えてもしょうがない系の問題で沢山で、けれどそんな情緒のモヤモヤとは一先ず一緒に踊って、今後も誰かの楽しみ喜び驚きになるようなモノづくりを念頭に続けていけたらと思います。重ねて、本当にありがとうございました。
24位:『Dark Eater』 獲得点数:8点
笠原幸大さん(デジタルハリウッド大学)
海外でコンセプトアーティストになりたいです。
https://www.artstation.com/kouta_kasahara21153
●作品解説
暗黒界の住人というコンセプトで制作しました。綺麗な金属を取り入れることで暗く恐ろしくもどこか美しい世界観を目指しました! こだわった点はフレーミングとライティングで、どう見せたら画としてかっこいいかを考えてレンダリングしました。
●使用ツール
ZBrush, Keyshot, Photoshop
●審査員コメント 抜粋
【ModelingCafe/AnimationCafe岸本浩一(代表取締役)】
デザインとスカルプティングがかっこいいです。ライティング次第でもっと良くなると思います!
【イェーガー佐藤久哲(3DCGチーフデザイナー)】
キャラクターの雰囲気や質感分けなどがとても上手だと思います。 気になった点としては、クリーチャーそのものの肌の質感が単調に見えてしまうことです。ワンスキンモデルでも、体の部位ごとに少し色味や質感に変化をつけてみてはどうでしょうか。
【クラフタースタジオ宮岡将志(モデリングディレクター)】
クオリティーの高い作品です。スカルプティング系は技術はもとより、コンセプトとしてのセンスを問われる部分も大きいです。クリーチャーの見た目、風化感に対して、金属が傷んでいない感じが違和感あるなぁと感じました。もう一歩金属とクリーチャーの融和性があるとこのクリーチャーの実在感が増すと思います。
【slanted中山 悠(CGアーティスト)】
ディテール、量感等ものとしての存在感があっていいと思います。絵としての面白さをもっと上げればもっと良くなると思います。
まずはギリギリ入賞出来て良かったです。しかしなんせ24位、嬉しい反面悔しさの方が大きいです。完成直後は「ふーん、えっちじゃん」とか思っていたのですが今となっては「は?なにこれ?」って感じです。いくらモデルを作り込んでも絵として見栄えが良くないとその魅力が死んでしまう事に気づきました。どうやらもっと筋肉を鍛える必要があるようです。ベンチプレス100kg上がるようになったらきっとCGのスキルも上がっている事でしょう。
[[SplitPage]]CGWORLD特別審査員 総評
今回の作品審査に参加していただいた特別審査員( 月刊CGWORLD連載陣やCGWORLD+ONE KNOWLEDGE登壇者)の採点、総評を紹介しよう。優秀者への講評結果はCGWORLD.jp記事で公開しているので合わせてご覧いただきたい。
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朝倉 涼(デジタルアーティスト)
フォトリアルCGをメインに映像グラフィック問わず各種広告プロモーションを制作している他、面白そうだと思ったクリエイティブには何でも参加するようにしています。新しいスタイルのCGクリエイターを目指しているので、皆さん是非仲良くして下さいね!
https://seventhgraphics.info/
https://twitter.com/seventhgraphics
【総評】
非常にレベルの高い作品が多く、かつ年齢層も幅広いため楽しく審査することができました! これからのCG業界やクリエイティブ業界を引っ張って行くであろうと感じさせる方が多いので、講評が非常に難しかったのですがクリエイティブというのは点数のつけられるものではなく、「あなたのその作家性」が必要になることも沢山あります。
入選された方は引き続きさらに腕を磨いて欲しいと思いますし今回入選にならなかった方も、肩を落とさず自信を持って続けてほしいと思います!
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岸本浩一
ModelingCafe/AnimationCafe 代表取締役
CafeGroupは各分野に特化したスペシャリストの集団です。ModelingCafe、AnimationCafe、Villard等、それぞれのチームが連携することによりハイエンドな作品を生み出します。!
http://cafegroup.net/
【総評】
自分の世界観を表現できている作品が多く、将来に可能性を感じました。一方で、世界観はあるが技術が足りていなかったり、モデリングの技術はあるがライティングや構図等のアーティスティックな部分の見せ方で損をしている作品も多く、課題が多いと言う点でも今後の成長に期待が持てる。
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沢田匡広
CD PROJEKT RED シニアコンセプトアーティスト
https://www.artstation.com/masahiro_sawada
【総評】
熱意が伝わってくる作品が多く、審査をさせて頂きながら大変刺激を受けました。ただ全体的に何を見せたいのか、見た人にどう感じて欲しいのか、そこまで考えて作られていた作品が少なかったように感じます。熱意を持って作り込んだモデルやマテリアル、それが見せ方ひとつでよくも悪くも大きく印象が変わってしまいます。このような画作りはどの職種の人にも必要だと思うので、普段の制作から「何をみせたいのか?」「どういう印象を与えたいのか?」それを常に意識してみて下さい。
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鈴木卓矢
SAEFHOUSE Inc. 取締役/モデリングスーパーバイザー
リアルタイム映像の分野でアートディレクターとして活躍しているErasmus Brosdauと一緒に新しい映像表現にチャレンジしているスタジオです。国内ではトップレベルのハードウェアを使い、世界に通用するアーティスト教育を心がけています。業界のトップランナーを目指す人がいれば いつでもお待ちしております。
http://safehouse.co.jp/
【総評】
全体的に、作品のジャンルが幅広かった印象です。キャラクターでも人物だけでなくクリーチャーの作品もありましたし、背景もそれぞれオリジナリティーがあったと思います。フォトリアルなものやデフォルメされたものなど表現の幅もありましたね。特色を出した作品が多かったですね。モデリングの造詣に力を入れてたり、ライティングにこだわったり絵作りによりストーリーテリングだったり。応募したすべての皆さんにぜひこれからも作品を作り続けて欲しいと思います。
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早野海兵
画龍 会長
デザインからCG映像製作の最終フィニッシュまで、最高のクォリティを追求し創 造する唯一無二のCG会社です。業界歴20年以上の信頼と実績、最先端の表現へのアーティスティックな追求が、様々な案件や分野から格別な評価をいただいております。パーツや分業ではなく、作品として実力を発揮したい方、一緒に最高の作品を創りましょう!
http://garyu.strikingly.com/
【総評】
仕事の中で自分とゆうものが作品に出せるのはおそらく相当な年月を要するか、かなりな良いタイミングにめぐりあった運の良いときしかない。そういった意味で学生時代の完全に自分をだせる作品は今後とてもできない貴重な経験になると思います。自分の歴史に精一杯刻んでください。
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森田悠揮
ビジュアルアーティスト クリーチャーアーティスト
国内外とわず、映画、CM、ゲーム、ネットコンテンツ、立体出力物等さまざま なジャンルのクリーチャーやキャラクターデザイン、造形をメインに行っています。今後仕事はチームとしてやっていくことも増えるかもしれませんので、お気軽にご連絡ください。
https://www.itisoneness.com/
【総評】
作品の方向性が様々で、拝見していて楽しかったです。テーマが自由とのことなので、思い思いのものを作ってきているなぁと思う一方で、コンセプトの弱い作品がやや多かった印象も受けます。ですが、中にはこんな見せ方自分には思いつかないなぁ、というようなものもあってとっても勉強になりました。一枚絵の作品として、なるべく物量や作業量に引っ張られずにパッと見の魅力や生感、面白味で採点したつもりです。
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沼倉有人
CGWORLD編集長
2000年4月より(株)東北新社所属のオフライン・エディターとして、CMやVPの編集を手がける。主な参加作品は、YKK ap『EVOLUTION』VP、第一生命『第一でナイト(2代目ファミリー)』シリーズなど。2005 年10月にCGWORLD編集部に加わり、2012年7月より現職。
https://cgworld.jp/
【総評】
リニューアル効果もあってか、バラエティに富んだ作品があつまったと思います。楽しく審査させていただきました。審査員も増えたので、個人的にはメリハリをつけることを念頭に採点させていただいたつもりですが、寺川まゆさんの『2才児の遊んでいた部屋』が個人的なツボだっただけなのかもしれません(爆) 将来的には各回の入賞者によるグランドチャンピオン大会などもやってみたいですね、ディレクター殿? そのためにも皆さまからのご応募お待ちしております!
審査企業 総評、新卒採用募集内容
続いて採点に加わった審査員企業の総評を紹介しよう。いずれの企業も現在CGWORLD.jp JOBSで求人を掲載している。あわせてチェックしてもらいたい。
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イメージ・ロジック
COMPUTER GENERATED IMAGERY FOR "STORY"
3DCG・デジタルの力で「物語」を創るスタジオです。受注中心の既存の3DCGスタジオの枠を超えた、 弊社固有の演出と表現のできるスタジオとして、 映像コンテンツ制作力の強化に邁進してまいります
募集ページはこちら:https://cgworld.jp/jobs/30522.html
【募集対象】
2019年度採用
2020年度採用
CG未経験可
【募集職種】
:①3DCG全般(キャラクターモデリング、背景モデリング、アニメーション、リギング、エフェクト、ライティング&コンポジット 他) ②作画アニメーター ③映像ディレクター・演出・監督
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StudioGOONEYS
実写映画のVFX、ゲーム、CM、TVアニメ作品・番組タイトルやロゴデザインなど、どんなコンテンツであっても、ユーザーの皆様に、素敵な印象を持ってもらえる絵作りをすることに全力を尽くしています。あなたが心をうごかされたように「私達が作るもので心を動かす」そんな絵づくりのできるCG屋さんを募集しています。冒険のその先へ!私達と一緒に冒険へ出かけましょう。
募集ページはこちら:https://cgworld.jp/jobs/30043.html
【総評】:斎藤瑞季(代表取締役)
今回は自由テーマということでどの作品からも好きなものやこだわりを感じ、みなさんの熱量に刺激を受けながら楽しく作品を見させていただきました。評価基準としては、モデリングやライティングの技術面と、レイアウトやコンセプトからストーリー性が伝わってくるかで評価させていただきました。StudioGOONEYSはストーリーを大切にしている会社なので1枚画からどんなストーリーが伝わってくるかを考えながらどの作品も見させていただきました。オーディエンスにテーマを伝えるためにはなにが必要なのか様々な方法がありますので、そういった部分も考えられるCGデザイナーとしてこれからもがんばってほしいと思います。
【募集対象】
2019年度採用
2020年度採用
【募集職種】
①CGアニメーター②CGモデラー ③リガー ④コンポジター⑤エフェクトアーティスト
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コロッサス
コロッサスは創業以来、高解像度のキャラクター制作やフルCGムービーを数多く手がけてきました。CGをただの技術としてではなくエンタテインメントの中でどう表現に結び付けていくのかを常に模索しています。技術や表現が目まぐるしく進化している現在において、私たちも常に進化をつづけ映像のプロ集団としてみなさまの「これを求めていた!」に応えるべく日々精進していきます。
募集ページはこちら:https://cgworld.jp/jobs/30000.html
【総評】:佐藤 桂(プロデューサー)
弊社のデザイナー数名と拝見させていただきました。「これがつくりたい!!」というみなさんの思いがこもった作品たちに、スタッフ一同心を打たれ、みなさんの表現者としての可能性を感じました。これからも、たくさんの作品をつくって、見る人みんなを喜ばせてほしいと思います。
【募集対象】
2019年度採用
2020年度採用
【募集職種】
①CGジェネラリスト(Maya) ②3DCGモデラー(Maya、ZBrush、Substance)③3DCGアニメーター(Maya、MotionBuilder)
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シーズクラフト
CG制作は都内でしかできない時代ではなくなりました。シーズクラフトは、やりたい仕事ができる環境を地方へ分散し、クリエイターがより豊かに暮らしていける環境づくりを目指しています。地方だからこそ、より豊かな表現ができるようにしたい。それらを胸に日々精進できるよう教育・支援することにより、地方から世界へ向け、CGを使用した素晴らしいデジタルコンテンツを配信していきたいと思っています。
募集ページはこちら:https://cgworld.jp/jobs/21040.html
【総評】:立花大輔(代表取締役)
いろいろなツールが出てきて、表現しやすく、クオリティの高い作品づくりがしやすくはなってきていると思いますが、それでもレベルの高い作品が多くびっくりしました。とても将来が楽しみです。
【募集対象】
2019年度採用
2020年度採用
アルバイト
インターン
CG未経験可
【募集職種】
①CGモデラー(キャラ、背景、プロップ) ②CGアニメーター ③映像ディレクター
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AVATTA
AVATTAでは、他にはないCGプロダクションを一緒に構築していける仲間を探しています。これからのスタンダードにもなり得るような魅力的なコンテンツを世界に発信していくクリエイター集団。そのエンジンとなり活躍したいという、強い意志とチームワークに適応できる柔軟性をお持ちの方を求めています。
募集ページはこちら:https://cgworld.jp/jobs/30372.html
【総評】:桐島ローランド(CEO)
学生とは思えないレベルの作品が多く驚きました。全体的に技術的なクオリティに関しては非常に高いと思いましたが、アイディアや世界観って言うエリアにまだ課題が残っているかな?と思います。技術を磨く事は重要だけど、感性を磨く事が一番大事です。何せ技術というのは努力すれば、直ぐに習得できる事なので。いま、世の中で最も求められているのは、そう言う人材なんじゃないかな?って個人的には思っています。
【募集対象】
2019年度採用
2020年度採用
アルバイト
インターン
CG未経験可
【募集職種】
①CGモデラ― スキャンデータのクリーニング、リトポロジー等も含む②CGアニメーター ③UE4 プログラマー
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トムス・ジーニーズ
企画プロデュース案件が主軸になっているため、前向きで協調性に優れた人を求めています。新卒、中途問いませんが、若い力を求めています。一緒に成長し、長くお付き合い出来る方を募集しています。
募集ページはこちら:https://cgworld.jp/jobs/10044.html
【総評】:岩井文吾(リードリガー)
画の審査ということで、1枚の絵として見て惹かれるかどうかを基準に評価させていただきました。それぞれの作品に表現したいものがわかりやすく表れていて、見ていてとても興味深かったです。
【募集対象】
2019年度採用
2020年度採用
【募集職種】
①CGゼネラリスト ②リギングアーティスト
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Volca
Volcaはゲームエンジンを使った高品質なルック作成を得意とする会社です。社員平均年齢は20代後半と若く、とても自由な雰囲気の会社です。モチベーションの高いスタッフが"セルルックCGアニメーションの制作"、"ゲーム用キャラの制作"、"ゲームエンジンを用いたルックディベロップ"、"ゲームエンジンを用いた建築ビジュアライゼーション"など様々なプロジェクトに取り組んでいます。通年募集中です!
募集ページはこちら:https://cgworld.jp/jobs/30479.html
【総評】:加治佐 興平(代表取締役)
ビジュアルクオリティの高い作品がとても多いコンテストだったと思います。その中でも審査して印象に残った作品は、どれも"伝えたいがとても分かりやすい作品"だったように思います。CGはあくまで、"伝えたい事を表現するツール"であるという事を改めて実感した次第です。また、それと同時につくっている皆さんの楽しんでいる気持ちや熱量も伝わってきました。審査員に加わらせて頂いてとても良かったと思います。今後、応募者の皆さまの業界での活躍を楽しみにしています。何かのイベントで見かけたら、ぜひお声がけください!
【募集対象】
2019年度採用
2020年度採用
【募集職種】
①キャラモデラー ②BGモデラー ③エンジニア ④エフェクトデザイナー⑤3DCGゼネラリスト
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アカツキ
CGの歴史を長く持つ会社ではありませんので、新しい道を一緒に開拓できる仲間を求めます。素直に周りの知恵を借りることができ、周囲に敬意を払い、今までの流れに縛られずに、勇敢に新しい道を自分で切り開く人
募集ページはこちら:https://cgworld.jp/jobs/30476.html
【総評】:村上一帆(CDO)
前回以上に創造性を感じる作品群でした。若さの熱狂に触れ、火傷するくらいの熱と、後ずさりしてしまうほどの狂気を感じました。評価している僕らは未来にはいませんので、各自の結果はどうあれ、自身の熱狂を消さずに、自身の未来を創っていってください。
【募集対象】
2019年度採用
2020年度採用
【募集職種】
①CGモデラー ②エフェクトアーティスト ③CGアニメーター
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ENGI
KADOKAWA社のアニメ作品を主体として制作していく会社です。アニメながらビジュアル的なリアリティを追求するというENGI独自の世界観を構築中です。 海外の人にも楽しんでもらえるような映像を作っていくために、規模の拡大化やスタッフ育成を行っていきます。もし共感していただける方がいれば、是非とも弊社で働きませんか?お待ちしております!!
募集ページはこちら:https://cgworld.jp/jobs/30499.html
【総評】:吉岡宏起(執行役員・プロデューサー)
モデリングにこだわった作品が多く見受けられました。ZBrushを使いこなしている方などもいたので、全体的なレベルが高く、評価をつけるのをとても悩みました。
【募集対象】
2019年度採用
2020年度採用
アルバイト
インターン
【募集職種】
①3DCGアニメーション制作スタッフ ②3DCGモデラー ③3DCGリガー④3DCGエフェクター ⑤3DCG制作進行
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イェーガー
Mayaを使用してキャラクターや背景、などをモデリングする作業が中心となりま す。 ゲーム用のリアルタイムモデリングから、映像用や次世代ゲーム機などのハ イエンドモデルまで幅広く作業を行なっています。
募集ページはこちら:https://cgworld.jp/jobs/30492.html
【総評】:佐藤久哲(3DCGチーフデザイナー)
若手とは思えないクオリティの高い作品が多く、おどろきました。作品制作に対する熱量をとても感じました。3DCGという技術だけでなく、構図や雰囲気作り、ドラマ性なども3Dと同じくらい追求していけるとより良い作品がつくれると思います。
【募集対象】
2019年度採用
アルバイト
インターン
【募集職種】
①CGモデラー(キャラクター) ②CGモデラー(背景)
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イリンクス
弊社はコンシューマゲーム好きが集まったコンシューマゲームに特化した開発会社です。特化しているからこそ、成功や失敗といったノウハウや技術がどんどん蓄積され次に活かせるのが強みです。少人数ながらPS4等のハイエンドコンシューマゲームを企画の立ち上げから開発まで全て自社で行います。
募集ページはこちら:https://cgworld.jp/jobs/30402.html
【総評】:阿部 直(キャラモデラー)西松祐紀(背景アーティスト)
すごい作品数でそれぞれにクオリティも高く、点数を振り分けるのにとても苦労しました。最近はアマチュアの方でもプロ顔負けの作品をつくっておられるので、私としましてもとても刺激になりました。今はCGのツールも日々進化していますのでツールに負けずどんどん研鑽を積んでいってもらいたいです。皆さんとはいつか同じ職場で働く日が来るかもしれませんね、その際はよろしくおねがいします。
【募集対象】
2019年度採用
2020年度採用
【募集職種】
☆最先端の技術を学びたい ☆こだわったゲーム創りがしたい ☆チームで何かをするのが好き ☆受け身ではなく自発的に行動できる ●募集職種:①アニメーション(モーション)アーティスト ②エフェクトアーティスト ③キャラクターモデルアーティスト
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ティフォン
米カリフォルニアに拠点を置くTyffon Inc.の完全子会社でXRコンテンツの製作や、魔法じかけの体験型VRテーマパーク『Tyffonium』の運営。占いコンテンツ市場シェア世界No.1の株式会社ザッパラスと協同製作したVRコンテンツ『タロットVR:ボヤージュ・オブ・レヴリ ~幻想の旅~』を近日リリース予定。国内外にハイクオリティーな作品を提供し、世界を魔法にかけたい方お待ちしております。
募集ページはこちら:https://cgworld.jp/jobs/30501.html
【総評】:祭田俊作(CGジェネラリスト/ディレクター)
様々なジャンルの作品があり、それぞれ熱量があり、クオリティ高いものがたくさん集まっていたので見ていて楽しかったです。学校に遅くまでへばりついて作品づくりしてた頃を思い出しました。小学生や中学生の作品もあり、そんな年齢から好きなCGづくできるなんて羨ましい! とか思いつつ、CG以外にもどんどん手を伸ばして面白い
作品をつくり続けてほしいです。
【募集対象】
2019年度採用
2020年度採用
アルバイト
インターン
【募集職種】
①キャラクターアーティスト ②背景アーティスト ③アニメーター④エフェクトアーティスト ⑤グラフィックデザイナー
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ポイント・ピクチャーズ
ポイント・ピクチャーズは、主にゲームやTVアニメのOP、PV、CM等の映像制作を手掛けている会社です。2Dの作画アニメーションをベースに、デザイン感覚を多く取り入れたショートムービー制作を得意としております。「映像をデザインする」に共鳴していただける方、クオリティの追求に努力を惜しまない方のご応募をお待ちしております!
募集ページはこちら:https://cgworld.jp/jobs/20040.html
【総評】:ポイント・ピクチャーズ CG部一同
多彩な作品を拝見でき楽しかったです。作品一つ一つに「見せたいこと」「やりたいこと」の気持ちが満ち溢れていたと感じました。アニメ業界を志望されている方も多かったようですが、アニメとのコンポジットを意識した作品をもう少し見てみたかったです。手描きアニメでCGを使う場合、通常の3DCGとは違った視点が必要になります。アニメと3DCGの相乗効果でどう驚きを与えるか考えてみるのも面白いかもしれません。将来の活躍を応援しています!
【募集対象】
2019年度採用
2020年度採用
【募集職種】
①モーショングラフィックスデザイナー ②グラフィックデザイナー
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クラフタースタジオ
独自のスマートCGアニメーション技術を駆使し、最先端のアニメCG作品を手がけている会社です。「作り方から作る」をテーマに、常に新しい表現、新しい技術を模索し、常に挑戦し続けています。向上心が高く、チームを盛り上げられるような人、挑戦する場を求める人に向いている職場だと思います。
募集ページはこちら:https://cgworld.jp/jobs/30464.html
【総評】:宮岡将志(モデリングディレクター)
これだけ多くのCG作品を見て批評する機会は今までなかったので、楽しくやらせていただきました。クオリティの高い作品から、CGを楽しいと感じて絵づくりに挑んでいるなぁと感じる作品、拙いながら思いを込めた作品など様々でした。特に良質な作品が多いなと感じたのは背景作品です。世界観そのものを舞台としてつくる。魅力のある仕事ですよね。これからどのような作品に携わっていくのか楽しみです。
【募集対象】
2019年度採用
2020年度採用
インターン
【募集職種】
①CGモデラー(背景) ②CGモデラー(キャラ、プロップ) ③CGアニメーター
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スマ-トエンジニア
国内外のカタログ/モーターショーなどのイベント、自動車メーカー社内検討などに使われるCG画像を制作している会社です。発表前の新車データを使用し、開発者と議論をしながら、静止画や動画制作を行っています。自動車の知識が無くても、先輩社員がしっかりサポートしますので、女性も活躍できます。フォトリアルなCGに携わってみませんか? 東京と愛知、両拠点でのご応募をお待ちしております。
募集ページはこちら:https://cgworld.jp/jobs/30208.html
【総評】:枚田直樹(マネージャー)
沢山の個性溢れる作品を前に、非常に楽しく審査させていただきました。制作者のみなさんが技術を磨き絵づくりに向き合っている様子が思い浮かび、初心にかえる思いがしました。中にはもっとつくり込んだ先を見てみたくなるような引き込まれる作品もあり、これからも絵づくりを楽しみ魅力的な作品を創出してくれることを期待しています。
【募集対象】
2019年度採用
2020年度採用
インターン
【募集職種】
①3DCGデザイナー ②2DCGデザイナー(フォトレタッチャー) ③コンポジター④モデラー ⑤UI/UXデザイナー
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デイジー
現在、有名アニメIP案件の映像制作等も稼働しており、共に新しい可能性を追求できる仲間を募集しています! 弊社はこれまで映像・ゲームだけにとどまらずアプリの企画製作、大手電機、自動車メーカー等とのプロトタイピングの開発も行なってきました。また、近年では現代美術作品として美術館に招待展示しNHKで紹介されるなど、受注のコンテンツ制作と共にアート作品製作にも力を入れています。
募集ページはこちら:https://cgworld.jp/jobs/21110.html
【総評】:太田修司(シニア・CGディレクター)
たくさんのモチーフ、キャラクター背景の作品をとても楽しく拝見致しました。
3DCGを用いた静止画作品という広義なテーマで、応募者の方々も悩まれたのではないでしょうか? ツールの進化もあると思いますが金属、人肌などの質感が非常に高かったです。やはりたくさんの作品がある中で、1枚の絵として成立している作品、絵力があるものというのが印象に残ってきました。構成、ストーリー、ライティングやレンズの整合性(あえてアートとして崩すのか)も一緒に考えて制作してみるもの良いかと思います。次回は3秒位の一発芸的なアイキャッチ動画などもおもしろいですね。
【募集対象】
2019年度採用
2020年度採用
インターン
【募集職種】
①3DCGモデラー ②3DCGアニメーター ③VFX、エフェクトアーティスト④コンポジター ⑤3DCGエンジニア、ソフトウェアエンジニア
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アスコープ
クリエイティブ・ITインフラ・人材の3事業を柱に多彩なソリューションを提供する当社。とくにIP・版権モノのゲームや映画、アニメの素材を手がける「クリエイション事業部」への期待は高く、大手メーカーのメジャー作品を中心に引き合いがますます増加中! 組織強化として、新たに2D/3DCGデザイナーを募集しています。
募集ページはこちら:https://cgworld.jp/jobs/30338.html
【総評】:磯﨑恵一(3DCGデザイナー)
多種多様なアイディアと技術を拝見し、楽しみながら審査させて頂きました。表現したいことを脳裏に描きつつ、表現を実現させるためのスキルを習熟していくことはなかなか難しいことですが、皆様には努力を続けていって頂きたいです。
【募集対象】
2019年度採用
2020年度採用
【募集職種】
●制作業務一例:2D領域⇒モデル描き起こし※キャラクターや背景、アイテムなど/3D領域⇒各種モデリング・モーション・エフェクトなど ●募集職種:①3DCGモデラー ②3DCGアニメーター ③2Dイラストレーター
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ディレクションシーズ
コンシューマー等のゲーム及び遊技機の3DCG制作を行う川崎市の会社です。今後は、ゲーム、遊技機ともに案件数、案件規模拡大を目指しており、新卒・中途ともに採用活動を行っています。社内外研修制度や就業環境、ハード環境も充実しています。
社内行事も盛んで完全週休2日、穏やかな雰囲気の職場です。成長したい人、自分のやりたいことを表現したい人。明るく、積極的な方からの応募をお待ちしています!
募集ページはこちら:https://cgworld.jp/jobs/30001.html
【総評】:國雲好隆(3DCGアートディレクター)
若い世代の作品も多く、今後の業界の発展に期待が持てます。全作品とも、画面として切り取った作品でどれだけ受け手側に想像をさせるかを考えながら足し算・引き算をすると、より訴求性のあるものになると思います。テーマ無しだと皆さんの【好き】がダイレクトに伝わって、とても興味深かったです。
【募集対象】
2019年度採用
2020年度採用
【募集職種】
①2DCGデザイナー ②3DCGモデラー ③3DCGアニメーター ④コンポジッター(エフェクト) ⑤プログラマー
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slanted
slantedは、主に自動車会社向けの映像、カタログ用画像などの制作を得意とするCGスペシャリスト集団です。また、企画・演出~完パケまで一貫した制作能力もあります。近年では車以外の映像制作も増え、演出にあわせたCG制作スキルが求められます。全てのスタッフが、企画・演出や海外での撮影アシスタント、コンポジットと様々な業務に携わることが出来ます。 よりクリエイティブな仕事を目指したい方は是非!!
募集ページはこちら:https://cgworld.jp/jobs/30207.html
【総評】:中山 悠(CGアーティスト)
フレッシュな作品がたくさんあり見ごたえがありました。年々技術も進歩し、クオリティの高い作品が多いですね。ただ、最終的に絵としてどうか、という点で評価しました。技術的には未熟でもアイディアや絵の持って生き方でぜんぜん違う絵になるので工夫してみてほしいです。次回は15秒の動画作品とかあるともっと面白いかな~。作るのは大変だけど(笑)
【募集対象】
2019年度採用
2020年度採用
【募集職種】
①3DCGアーティスト(ジェネラリスト) ②エフェクトアーティスト
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コロプラ
コロプラはスマートフォンゲームを中心に『白猫プロジェクト』や『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』などのヒットタイトルをリリース、運営している会社です。ものづくりが好きな方、ゲームはもちろん、エンターテインメントが好きで、自分の作品でより多くの人を楽しませたいという方は、是非ご応募ください!
募集ページはこちら:https://cgworld.jp/jobs/30379.html
【総評】:伊藤大輝(アート本部 第1制作部長)
全作品を拝見しましたが、どれも力作揃いで見ていてとても楽しかったです。中にはすぐにでも現場に入れるのではないかと思うぐらいの作品もあり、今の学生の皆さんのレベルの高さを見せつけられました。皆さんそれぞれ描きたい世界があり、情熱をもって作品を作っているのが伝わってきました。いつの日か一緒にお仕事ができると嬉しいです!
【募集対象】
2020年度採用
【募集職種】
①3DCGモデラー ②3DCGモーション ③3DCGエフェクト ④2Dデザイナー(キャラ/背景) ⑤UIデザイナー
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ワンダリウム
ムービー案件が多いです。モデリングからコンポジットまで、全ての工程に参加できる環境があります。映像が好きで向上心のあるスタッフが集まっています。
募集ページはこちら:https://cgworld.jp/jobs/30084.html
【総評】:佐野 覚(取締役/シニアデザイナー)
キャラ物から背景まで皆さんの趣味趣向を感じながら楽しく審査させてもらいました。中には、自分の想像を超えた作品もあり、レベルの高さに驚きを隠せませんでした。
【募集対象】
2019年度採用
2020年度採用
アルバイト
インターン
【募集職種】
①CGゼネラリスト ②エフェクトデザイナー ③アニメーター ④コンポジター ⑤モデラ―
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FES Inc. (フェス)
誰もが知っているテーマパークやアミューズメント施設の大きなキャラクターやオブジェ、企業や各種団体、アニメのキャラクターの他、博物館の展示物や20mを超えるモニュメント、映画やコンサートのセットなど制作物は様々で毎回造るものは違いますが、3Dスキャニングやお客様からいただいた資料をもとに3DCGデータを作成し、3Dプリント、CNC切削機などを用い「夢をカタチに」してお客様にお届けしています。
募集ページはこちら:https://cgworld.jp/jobs/30546.html
【総評】:木村真束(代表取締役)
多岐にわたる作品それぞれから作者の思いが伝わり、採点するということの難しさを改めて感じました。私はZBrushの投稿サイトであるZBrush Centralを訪問し、刺激を受けるのが毎朝の日課でかれこれ10年近く続けています。今回もその感覚で選ばせてもらいましたので単にうまいだけでなく、何か感じるもの、自分の好きなものという基準になりました。日本の若手の力が感じられる良い企画でした。
【募集対象】
2019年度採用
2020年度採用
アルバイト
CG未経験可
【募集職種】
①3DCGモデラー ②CAD.CAMオペレーター ③造形物製作スタッフ
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アニマ
ハイクオリティなCG映像を中心に、オリジナル作品も手掛けるアニメーションスタジオです。ゲームグラフィック専門のチーム編成や地方スタジオ(金沢)の設立など、幅広い制作体制が整っています。また、社内セミナーや勉強会の実施も充実、スタッフの美術教育にも力を入れており、ご自身の努力次第で成長可能な環境を用意しています。会社見学も承っていますので、興味のある方はお気軽にお問合せください!
募集ページはこちら:https://cgworld.jp/jobs/10009.html
【総評】:沖島 亨(モデリングスーパーバイザー)
前回と比べ沢山の応募がありましたが、熱のこもった作品が多く、とても楽しく審査させていただきました。今回は9歳のアーティストさんからの応募もあり、CG業界を志す方の年齢層の広がりを実感して嬉しく思いました。今回の応募に関わらず、多くの人からのレビューを重ねて次に活かすことが成長への近道になると思いますので皆さんこれからも頑張ってください!
【募集対象】
2020年度採用
【募集職種】
:①アニメーター ②モデリングアーティスト(キャラクター/背景) ③ショット/FX
アーティスト ④ゲームグラフィックアーティスト ⑤コーディネーター(制作進行)
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神央薬品
様々なジャンルのCG制作をさせて頂いております。 映画、CM、TV、ゲーム、遊技機とジャンルを問わずに実写、フルCGからアニメ、そして薬品・・までは取り扱って おりませんがハイエンドかつハイブリッドなアニメーションスタジオです。
募集ページはこちら:https://cgworld.jp/jobs/21046.html
【総評】:ノブタコウイチ(代表取締役)
沢山の高いクオリティの作品があつまって見る度に感心しました。色々な物や風景を観察してこれからも良い作品をつくれるようになるとまたCGが面白くなるので引き続き頑張って下さい。自分も昔を思い出して、心新たに頑張りたいと思いました。
【募集対象】
2019年度採用
2020年度採用
インターン
CG未経験可
【募集職種】
①CGアニメーター ②CGリギングアーティスト ③テクニカルアーティスト④プロダクションマネージャー
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キャラバンズ
ゲームグラフィックスを中心としたクリエイティブスタジオです。提案型デザインワークで感動体験をお届けする、特別なスタジオを目指しております。またゲームグラフィックスをベースに、オリジナルエンターテインメントコンテンツを創造し、お客様に、想像を超える「Extra Touch」をご提供する事も使命としております。コンテンツ愛あふれる、常に面白いモノを渇望するデザイナー様をお待ちしております。
募集ページはこちら:https://cgworld.jp/jobs/30387.html
【総評】:金重保貴(代表取締役)
今回はCGモデリング技術というよりも、一枚の作品としてのクオリティという点で審査させて頂いたのですが、モデリングはとても良くできているのに、作品としての見せ方がおしい作品がたくさんありました。せっかく貴重な時間を使って制作するのですから、モデリングする事だけに満足せずに、自分の表現したいものを最大限伝えることが出来るように、レイアウトや色彩設計など、見せ方にも十分配慮して頂き、もっと多くの素晴らしい作品に出会えると嬉しいです。
【募集対象】
2020年度採用
アルバイト
インターン
CG未経験可
【募集職種】
①2Dデザイナー ②3DCGモデラー ③アニメーター ④エフェクタ ⑤TA など
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FelixFilm
どんな仕事でも楽しめる気持ちを持てる人、作れる人に来てもらいたいです。
募集ページはこちら:https://cgworld.jp/jobs/30362.html
【総評】:島野達也(モデリングディレクター)
初めて、審査させていただきました。みなさまの作品を見るにあたり、個々の技術力の高さと作業環境の進歩に驚きと興奮を味わえたことに感謝いたします。
【募集対象】
2020年度採用
CG未経験可
【募集職種】
①3DCGデザイナー
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タイトルラボ
大阪にあるデザイン&CGプロダクションです。TV番組のオープニングタイトル、スポーツ番組やバラエティ、ドラマ、報道、あらゆる番組のCGデザインを手がけています。バーチャルCG、映像制作、アニメーションに興味ある方、大歓迎。ゲーム会社に興味がある方、TVの世界ものぞいてみませんか? きっと可能性が広がります。
募集ページはこちら:https://cgworld.jp/jobs/30389.html
【総評】:田中裕司(CGデザイナー・アニメーター)
個性的な作品がとても多く、審査基準をどこに持っていくか、楽しく悩ませて頂きました。力量は様々ですが、クリエイター一人ひとりに光るものがあると感じました。あえて言わせていただくならば、自分自身の武器はわかっているけれど、それ以外は疎かになってしまっている作品が多かったです。
単なる技術審査ではないコンテストという場で、自分の作品をどう見せたいのか、どう観てもらいたいのか。素敵な素材を用意しても演出が疎かでは、残念ながら魅力は伝わりません。そういった画づくりをするという意識を持てば、より魅力的な作品に仕上がると思います。
【募集対象】
2019年度採用
【募集職種】
①3DCGモーションデザイナー ②グラフィックデザイナー
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スタジオリント
ゲーム、遊技機、放送アニメ等の各種3DCG制作をてがけています。映像だけでなく、近年はゲーム向けグラフィックも強化しております。ゲームにおいても、映像作品並みに品質の高い表現を求めるクライアント様からのご発注が増えている状況です。映像、ゲームの垣根なく、高いクオリティでのCG制作にご興味のある方は是非ともご応募下さい。
募集ページはこちら:https://cgworld.jp/jobs/30459.html
【総評】:伊藤龍太(代表取締役)
CG制作に情熱をもって取り組んでいる方々の作品を観させて頂いてとても楽しく審査をさせて頂きました。賞に選ばれた方も選ばれなかった方も今後のご活躍を期待しております。業界を盛り上げるような作品でまた接点がうまれたらとても嬉しく思います。
【募集対象】
2019年度採用
2020年度採用
アルバイト
インターン
【募集職種】
①3DCGモデラー ②3DCGアニメーター ③3DCGライティング・コンポジットデザイナー ④エフェクトデザイナー(Unity,UE4,プリレンダ) ⑤テクニカルアーティスト
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ピコナ
セルルック3DCGを得意をしており、No Border 2D&3Dをテーマに掲げて、国内でTVアニメや劇場アニメーションなどを制作しております。文化庁若手アニメーター育成プロジェクトあにめたまご2018で制作したオリジナルIPの海外展開を含め、今年はオリジナルIPのシリーズ制作に向けて動き出しております。海外との共同制作に携わってみたい方は、チャンスです。
募集ページはこちら:http://picona.jp/
【総評】:松浦聖大(CGディレクター)
皆様、積極的に応募されているだけあって、独自の世界観と強いこだわりを感じる魅力的な作品が多い印象でした。また想像より若い方々の作品も見ることができ、嬉しく、そして頼もしく感じます。今後デザイナーとして活躍されていくであろう皆様とお仕事をご一緒できることが楽しみです。
【募集対象】
2019年度採用
2020年度採用
アルバイト
インターン
【募集職種】
①CGモデラー ②CGアニメーター ③制作進行 ④アシスタントプロデューサー
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ミクシィ
ミクシィグループは、1997年創業以来、SNS「mixi」、スマホアプリ『モンスターストライク』、『ファイトリーグ』など、友人や家族といった親しい仲間と一緒に楽しむコミュニケーションサービスを提供してきた、コミュニケーションカンパニーです。" ユーザーサプライズファースト"の企業理念のもと、ユーザーの想像や期待を超える価値提供に取り組み、多伎にわたり事業を展開しています。
募集ページはこちら:https://cgworld.jp/jobs/30534.html
【総評】:只隈広明(デザイン本部 デザイン推進室 室長)
全体的にクオリティの高い作品が多く大変見応えがありました。難易度の高いソフトウェアの習熟度の高さや年齢など驚きも多々あり、我々もうかうかしてられない!と思いながら皆さんの作品を拝見させていただきました。若い芽がすさまじい勢いで育っていることを実感し、今後のCG業界の発展が楽しみになりました。これからもどうか留まることのない自由な発想で、世の中をあっと驚かせる作品をつくり続けてください!
【募集対象】
2020年度採用
アルバイト
インターン
CG未経験可
【募集職種】
①デザイナー職 ユーザーにサービスを楽しく、心地よく使ってもらうためにコミュニケーションをデザインしています。ユーザービリティを追求する上で必要な知識・スキルを吸収し、ものづくりにおけるデザインの領域を広げていくことが求められます。
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東映デジタルセンター ツークン研究所
最先端技術をCG制作に活かします!最高峰のモーション&フェイシャルキャプチャー技術を磨き、高い次元のデジタルヒューマン、バーチャルセットの研究開発に挑戦しています。VFX制作ではゲームエンジンを利用するなど、作る側も楽しむことで映像制作に貢献していきます。全ての分野で活躍するスペシャリストを募集します。プロデューサー志望も歓迎です。
募集ページはこちら:https://cgworld.jp/jobs/21107.html
【総評】:小林真吾(VFXスーパーバイザー)
数の割には種類が乏しく、目を引くものとそうでないものの差がありました。「絵」として見せる、アートとしてという部分で食い足りないと感じました。ジャンルや対象物に縛られない表現や、これが好き! というものを表現するイマジネーション不足です。また、カメラ、レンズの工夫が足りないとも感じました。CGでもリアル光学的なアプローチは重要で、その上で「絵」にするためのうそのつき方を工夫しましょう。モデリングは旨いけど、絵として見せ方が悪い、というのはもったいない事です。次回からは動画部門も欲しいですね。
【募集対象】
2019年度採用
2020年度採用
CG未経験可
【募集職種】
①Light Stageデザイナー ②プログラマー ③フェイシャルアーティスト④CGデザイナー ⑤営業・プロダクションマネージャー
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コマデン
コマデンは、年間160本を超えるコンサートの映像コンテンツを制作しています。この仕事の醍醐味は、自分が制作したコンテンツへの反応をダイレクトに感じ取れるところです。「自分の制作した映像で、何万人もの観客に驚きと感動を与える」そんな仕事を通して、あなたの発想を活かした、コンサート映像の新しい表現方法を、一緒に見つけてみませんか?
募集ページはこちら:http://www.komaden.co.jp/
【総評】:江村花子(CG部ディレクター)
CGという枠組みの中で、多種多様な世界観を感じ、甲乙つけがたい作品が沢山ある中での採点にあたり、とても悩みました。学生のうちから好きな表現を見つけて取り組み、作品に繋げられる意欲はとても頼もしいです。弊社の仕事は、空間に対して映像を制作することが多いので、一枚の絵であっても動きや空気感が印象深い作品を選ばせていただきました。
【募集対象】
2020年度採用
【募集職種】
①After Effects によるデザイン・映像制作デザイナー ②3DCGデザイナー
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SPICE
グラフィックデザイン・3DCG・Web・インタラクティブコンテンツ、TVCMからモーションキャプチャの輸入販売まで行っています。一つの事に捕われず多くの事に興味があり学びたい方、解決力を磨きたい方に来てもらいたいです。
募集ページはこちら:https://cgworld.jp/jobs/10222.html
【総評】:山田 翔(チームリーダー)
年齢層も幅広くとても面白いです。今後は動画の作品でも審査させていただきたいです。
【募集対象】
2019年度採用
2020年度採用
インターン
【募集職種】
①ゼネラリスト ②アニメーター
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KORAT
3DCGを中心としたビジュアライズに特化した会社です。映画、ゲーム、イベント、アニメ等ジャンルを問わず制作しています。全てのジャンルはいずれ同じワークフローの上に統合される日がきっと来るに違いない。そんな思いから日々新しい事にチャレンジしています。作品に、表現に欲張りな人を大募集しています。セクションは問いません。モデラー、アニメーター、エフェクター、コンポジット、制作進行まで全てのセクションで募集中です。きっとあなたの「やりたい!」が見つかります。
募集ページはこちら:https://cgworld.jp/jobs/30381.html
【総評】:米山和利(代表取締役)
200点近くの作品から審査するのは大変でしたが、様々なジャンルがあり、見ていて楽しくなりました。見せたいテーマも様々で、応募くださった方々の思いを汲み取れたかどうかは分かりませんが、どなたもこの業界にとって有望な方々だなと感じました。皆さんの今後の成長に期待です。
【募集対象】
2019年度採用
2020年度採用
アルバイト
インターン
CG未経験可
【募集職種】
①モデラー(キャラクタ、背景) ②CGアニメーター ③エフェクトアーティスト④コンポジター ⑤制作進行
協賛企業からの応援メッセージ
最後に優秀者向けにプレゼントを提供してもらった企業を紹介したい。いずれのメーカ
ーも、プロフェッショナルの3DCGコンテンツ制作現場で用いられているツールを提供
している。本格的な作品制作を行う上で、頼りになる存在だといえるだろう。
※掲載順は五十音順
▼エプソンダイレクト https://shop.epson.jp/
今回のWHO'S NEXT? に応募された作品は、どれも個性的かつ素晴らしい作品ばかりで感動いたしました。審査員の方々も受賞作品の選定には苦労されたことと存じます。受賞された皆様には、心よりお祝い申し上げます。
さて、「エプソン」というとプリンタのイメージが強いかもしれませんが、PC「Endeavor」シリーズのルーツは意外と古く、1994年に第1号機を世の中に出して以来、お客様のご要望にお応えすべく様々な商品を展開してまいりました。3DCG制作やゲーム開発をはじめとするクリエイティブな作業においても、パフォーマンスを発揮する「クリエイターPC」を各種取り揃えております。また高負荷作業でも安心してお使いいただけるよう、耐久性・信頼性には特にこだわった製品作りを心がけており、多くのクリエイターにご支持をいただいております。
当社が自信を持ってご提供するPCを使って、多数の3DCG作品を生み出してください。これからも、クリエイターとしてのご活躍を応援しています。
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河合保治 取締役
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エプソンダイレクト賞
Endeavor MR8200
インテル Core i9、NVIDIA GeForce RTX搭載ハイパフォーマンス機
第9世代の8コアハイパフォーマンスCPU インテル Core i7-9700KそしてNVIDIAの最新GPU RTX2070を搭載した最新鋭のハイパフォーマンス機。大容量データによるストレージ交換が簡単なフロントアクセスはプロも推薦の利便性です。
▼マウスコンピューター https://www.mouse-jp.co.jp/
1993年にパソコン事業を立ち上げ、2006年10月2日にMCJから新設分割し、設立。長野県飯山市の製造工場を中心とし、お客様のニーズに合わせたBTO(Build To Order)パソコンを製造・販売するパソコンメーカーです。製造からサポートまで国内で行い、ラインアップもデスクトップ型からタブレット型まで幅広くご用意。ゲーマーやクリエイター、法人様向けなどのブランド展開も行なっております。
2016年に立ち上げたクリエイター向けブランド「DAIV」では、プロ・アマ問わず、写真、動画編集、3D制作など、それぞれの環境にお応えするデスクトップ、ノートパソコン各種を幅広く展開しております。
皆さんの想いがこもった様々な作品を多数拝見させていただき、大変圧倒されました。今回応募された皆さんが、世界で活躍するクリエイターへ成長することがとても楽しみです。皆さんの制作活動の相棒として、マウスコンピューター・DAIVのパソコンを選んでいただけるよう精進してまいりますので、よろしくお願いいたします。
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マウスコンピューター賞
m-Book R500HN-M2SH2
インテル Corei7、M.2SSD+HDD搭載した万能型ノートPC
薄型のスタイリッシュな筐体にハイスペックを凝縮したバランスのとれたモデルです。 液晶パネルは15.6型 フルHDノングレア。重量もわずか1.8kgで可搬性にも優れます。打 ち合わせや出先でのちょっとした作業には最適なモデルです。
▼マクソンコンピューター https://www.maxon.net/jp/
Maxon Computerは、プロフェッショナル3Dモデリング、ペインティング、アニメーション、レンダリングソリューションの開発会社です。Cinema 4DとBodyPaint 3Dは、大ヒット映画の驚くようなVFXや放送業界で使用されており、そうした貢献を踏まえMoGraphの開発者はアカデミー賞技術貢献賞も受賞。学生および教員には無償でライセンスを提供しています。Maxonは、Nemetschek Group.の一員です。
MAXON Computer賞の伊藤さんの作品は、しっかりとしたキャラクターデザインとボケにツッコミの瞬間をうまくとらえ、観客の笑いが聞こえてきそうです。他の応募作品も、非常に高い技術で作られており、次世代のアーティストのコンテストにふさわしい作品ばかりでした。高いモチベーションを感じました。今回の講評を受けてさらなるステップアップと作品を通じてコミュニケーションを広げていっていただければと思います。
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マクソンコンピューター賞
Cinema 4D Studio R20 期間限定ライセンス12ヶ月
直感的でわかりやすい操作性が魅力。Cinema 4D最新バージョンの最上位版
特にモーショングラフィックスの制作などで高い評価を得ている統合型3DCGソフト、Cinema 4D。直感的でわかりやすい操作と、論理的なインターフェイスは、初心者でも安心して操作ができ、高度な3Dグラフィックや驚くようなグラフィックをすばやく簡単に作成するのに最適なツールです。
▼ワコム https://www.wacom.com/ja-jp
ワコムは、1983年の創業以来、日本を含めた全世界150以上の国と地域で、デザイナーやクリエイターの皆様のクリエイティビティーを最大限に発揮するペン&タッチタブレット、液晶ペンタブレット、モバイルクリエイティブタブレット、スタイラス製品を提供しています。
今回ご応募いただいた多くの作品を拝見し、作品に込められた熱い想いを感じることができるとともに、皆様の制作環境や作業効率の向上へツールメーカーとして貢献できるようにあらためて取り組んでいきたいと感じています。今回受賞された皆様、本当におめでとうございました。また惜しくも今回は逃してしまった皆様、これからもたくさんチャンスはあると思います。いろいろな知見を加えてさらに作品に磨きをかけていってください。
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ワコム賞
Wacom Cintiq 16
ワコムのペンの描き心地をそのままに。15、6型の最新液晶ペンタブレット
ストロークや手の動きを高精度に再現するワコム最新のペンテクノロジーを搭載した Wacom Pro Pen 2に対応。フルHD解像度のディスプレイと、自然な操作、描画がで きるデザイン。液晶ペンタブレットで初めて制作してみたい方にぴったりです。
「WHO'S NEXT?」次回募集のお知らせ
「WHO'S NEXT?」は2019年9月初旬発行予定のCGWORLD Entry vol.23(CEDEC2019、TOKYO GAME SHOW 2019配布予定)でも開催予定。今回も審査員には、国内外の多くのCGプロダクション、クリエイター総勢50社(者)が参加予定だ。優秀者は過去号同様にCGWORLD Entryで紹介されるが、誌面掲載の優秀者以外にも、投稿作品についての講評結果がフィードバックされる(※)。自分のスキルアップや就職活動の一環としてぜひ活用してもらいたい。
※講評コメントが付いた作品に限ります
作品応募受付:2019年月6月初旬~2019年7月末(予定)
審査:2019年7月末~8月中旬
優秀作品の発表:2019年9月初旬のCGWORLD Entry vol.23の発行をもって
講評結果のフィードバック:2019年9月中旬以降
詳細は追ってCGWORLD.jpにて発表いたしますのでお待ちください。
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CGWORLD Entry vol.22
特集:×CGで広がる世界
価格:無料(フリーペーパー)
判型:A4ワイド
発行日:2019年3月28日(電子版)、4月4日(ペーパー版)
URL:https://cgworld.jp/news/book/Entry22.html