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CGWORLD学生CGコンテスト<br/>「WHO'S NEXT?」 2019年第一弾結果発表!(審査員講評コメント付き)

CGWORLD学生CGコンテスト
「WHO'S NEXT?」 2019年第一弾結果発表!(審査員講評コメント付き)

リニューアル第1回目となる本コンテスト。テーマは「3DCGによる静止画作品」。3DCG業界をリードする審査員計41名による厳正な採点の結果、優秀賞を勝ちとった28名を一挙に紹介しよう。誌面では紹介のできなかった優秀作品に対する、審査員41名の講評コメントも紹介する。ぜひ今後のスキルアップに活用してもらいたい。

※本記事はフリーペーパー「CGWORLD Entry vol. 22」掲載の「WHO'S NEXT?」掲載の内容に審査員講評結果など追加したものです。
※講評コメントは全て原文ママ

  • CGWORLD Entry vol.22
    特集:×CGで広がる世界
    価格:無料(フリーペーパー)
    判型:A4ワイド
    発行日:2019年3月28日(電子版)、4月4日(ペーパー版)
    URL:https://cgworld.jp/news/book/Entry22.html

「WHO'S NEXT?」 2019 第1弾 概要

募集テーマ:「3DCGを用いた静止画作品」
応募作品総数:119点

作品応募条件・審査方法について:
応募作品テーマは「3DCGを用いた静止画作品」。作品審査はCGWORLD連載陣など特別審査員が7名、CGプロダクションの審査員34名によって行われた。審査員はいずれも全作品の中からお気に入りの作品を選び、持ち点20の中から配点する。合計得点の高い作品から表彰。参加対象は高校生から専門学校生、大学、大学院生など教育機関在学中の方を対象。通学中でなくても、クリエイティブ分野における就業経験のない方
※肩書きは審査当時のものです

CGWORLD特別審査員 総評

審査企業 総評、新卒採用募集内容

協賛企業からの応援のメッセージ

CGWORLD Entry vol.22 電子版はこちらから

第1位:『empty city』 獲得点数:105点

松島友恵さん(武蔵野美術大学映像学科)
大学では映像作品やアニメーションをつくりながら、背景モデラーを目指し勉強をしています。

●作品解説
ロンドンのセントポール大聖堂と、破壊された街を制作しました。背景から人々の気配、生活や息遣いを感じられるような作品を目指しました。

●使用ツール
Maya, Photoshop, Substance Painter, After Effects

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  • 「m-Book R500HN-M2SH2」
    提供元:マウスコンピューター

    インテル Corei7、M.2SSD+HDD搭載した万能型ノートPC
    薄型のスタイリッシュな筐体にハイスペックを凝縮したバランスのとれたモデルです。 液晶パネルは15.6型 フルHDノングレア。重量もわずか1.8kgで可搬性にも優れます。打ち合わせや出先でのちょっとした修正作業には最適なモデルです。

●審査員コメント 抜粋
森田悠揮 ビジュアルアーティスト クリーチャーアーティスト
物量がすさまじいものは、配置やライティングをうまくマネジメントしないとごちゃっとした絵になりがちですが、この作品の場合は要素が非常によくまとまっていると思いました。影の部分の面積が非常に多い絵なので、その陰の中にも段階的にライティングを施せていると、より良い絵作りができるんじゃないかなと思いました。質感については申し分ないので、より一層ライティングを工夫することでこのすさまじい量のモデルと質感が生きてくると思います。

safehouse 鈴木卓矢
良い意味で暴力的なモデルの物量がとても素晴らしいと思います。モデルの流れがしっかりできているのでディティールが多くてもまとまりがあるのが凄くいいです。 モデルのポリゴンの割やテクスチャーの解像度が足りない部分を直すともっとよくなると思います。

ワンダリウム 佐野 覚(取締役/シニアデザイナー)】
瓦礫で覆われた廃墟の街並はとても情報量が多く、窓の雨垂れなど細かな所まで手をくわえられて目を見張る物を感じました。

ポイント・ピクチャーズ CG部一同】
画面全体を通して建物内部や路面電車の窓の結露などとても細かく作り込まれており、荒廃した街と無傷のセントポール大聖堂という異質な2つの要素がしっかり共存していてとても印象的でした。道に置かれたランプや人が道路の瓦礫を道端に寄せたりすることで人物を置かずに人の気配を醸し出している点も素晴らしかったです。

キャラバンズ金重保貴(代表取締役) 】
一枚の画としてよくまとまっているだけでなく、どこにフォーカスしても細かい所まで表現されていて、とても関心しました。どのような理由でこんなことになってしまったのだろうと、想像が広がります。このような状況になった理由の一片を判りやすくこの画の中に仕込むと、よりドラマティックな画になるのではないでしょうか?

コマデン江村花子(CG部ディレクター)】
構図が良く、作品全体が綺麗で、光の当たっているところと、手前の暗い部分の空間のすみわけにリアルさを感じました。破壊された街中の空気を感じとることが出来ます。瓦礫の配置も細かくて自然で、特に作品の左側の壊れている建物の2階部分の屋根の不安定さが絶妙です。アニメーションや他の作品も是非見てみたいです。

AVATTA桐島ローランド(CEO)】
廃墟化されたロンドンかと思われますが、幻想的で良い雰囲気が出てると思います。ランタンが良い感じにワンポイントになっていますが、この環境に生き物(人間を含め)が一つでもあるともうちょっと面白くなってたかな?とも思います。

●受賞コメント

この様な評価を頂き、大変嬉しく思います。 何よりも沢山のアーティストに見て頂き、講評を頂いたことは本当に貴重な経験となりました。ひとつひとつ講評を読み、まだまだ改善していけることがあると改めて感じています。今回は背景から物語や感情を伝えられるか、自分の主張を込めることが出来るかが課題としてありました。何故この様な街になったのか、そして何がそうさせたのか、街に起きた物語を感じて頂けたら嬉しいです。

第2位:『最後の手紙2.』 獲得点数:64点

河口 遼さん(HAL大阪 CG映像学科)
ライティングやコンポジット、視線誘導やカット切り替えなどの映像技法にも興味があります。沢山の人の心を動かす映像をつくることが目標です。
qoq.artstation.com

●作品解説
「帰らぬ兵士の最後の手紙」をコンセプトに制作しました。ひと目で時代背景が理解できるような構図と配置を意識しています。最後に古紙のテクスチャを全体に乗算で重ね、よりアンティークな仕上がりにしました。

●使用ツール
Maya, After Effects,Photoshop, Substance Painter

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  • 「Endeavor MR8200」
    提供元:エプソンダイレクト

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●審査員コメント
画龍早野海兵(会長)】
全体的な質感、ライティングあたりが秀逸ですね、小物も一つ一つ丁寧に作られていて好感がもてます。

森田悠揮(ビジュアルアーティストクリーチャーアーティスト)】
アンティークな感じが際立つ絵作りになっていてとっても素晴らしい作品ですね。丸眼鏡や物の下に乱雑にばらまかれている英語の紙きれも第一次世界大戦中を彷彿とさせますね。この絵からは匂いや温度を感じ取れました、素晴らしいです。それに加え、手紙を打ち終わったと思われるタイプライターが、ここにいた人物のバックグラウンドを想起させますし、ストーリーがいくらでもこの一枚の作品からは想像できます。ほめちぎるだけしかできませんでしたが、それほど奥ゆかしく技術的なクオリティも高い作品だと思いました。

沢田匡広CD PROJEKT RED(シニアコンセプトアーティスト)】
画の中にストーリーがあり、ライティングもタイプライターに目が行くように設計されており素晴らしいです。またアンティーク調に加工もされており細かい画作りが垣間見えて好印象です。次のレベルを目指すのであれば、影の表情を意識してみましょう。同じ陰の中でも明暗の差や色の差があります。

コロッサス佐藤 桂(プロデューサー)】
とても見応えのある作品だと思います!銃と弾丸を傍らにおいて、ウィスキーを飲みながら、彼はどんな手紙を書くのだろう。写真立ての前にある一輪の赤いバラが印象的ですね。 レイアウト、ライティング、とても丁寧に計算されていると思いました。写真がもう少し見えてると、さらによいかな、と思いました。

スマートエンジニア枚田直樹(マネ-ジャ-)】
ライティング、画面構成など雰囲気が良く作られている。古い手紙に対し、何を思いタイピングをしていたのか興味がわきます。 手紙が閉じられていますが、逆に読んだ手紙が置いてあれば、より情景が強くイメージ出来て良いのではないかと思いました。

ディレクションシーズ國雲好隆(3DCGアートディレクター) 】
ノスタルジックな雰囲気がストーリーを感じさせます。ライティングによるコントラストのバランスが絶妙で、コンポも秀逸。しいて言えば写真立ての中の人物がもう少し見えると、どんな人に送った手紙か分かり、作品の魅力が増すと思います。

Volca加治佐 興平(代表取締役)】
所狭しと多様な質感が並べているのは見ていてとても楽しいです。 強いて言えば、もっと寄りのフレーミングにして それぞれの質感や、文章を読めるようにすると 絵としての面白みが増したと思います。

スタジオリント伊藤龍太(代表取締役)】
少し古い空気感と全体の構成がされていると思います。アクセントカラーとして赤が上手く使われているのも良いです。スケール感のばらつき、タイトルの手紙が全体の中に溶けてしまっているのが勿体無いです。

●受賞コメント

多様な職種の方々から多角的に作品を講評していただき、大変勉強になりました。自分では気付くことのできなかった細かいスケール感のミスやコンセプトとオブジェクトの関係性の弱さなど、詳細な部分までご指摘いただき、改めて自分の作品を客観視することができました。このような貴重な機会を与えて下さった関係者皆様、本当にありがとうございました。

第3位:『MANZAI』獲得点数:58点

伊藤賢吾さん(デジタルハリウッド大学)
3DCGを用いた映像表現に興味があり、現在は3DCGとモーショングラフィックスを中心に学んでいます。将来的に表現の幅を広げられるように、2D/3D 問わず様々な分野で造詣を深めていきたいです。

●作品解説<