IMAGICA GROUPは、新たな才能の発掘と日本発の映像表現を世界に広げることを目的に、2025年にオリジナル映画製作プロジェクトを始動した。その第1弾『マリア』に続く第2弾の選出作品が、第79回カンヌ国際映画祭の会期中に発表される。
本企画は、Cannes 2026–Marché du Film Country of Honour実行委員会から「連携企画」として認定を受けたものである。
「IMAGICA GROUPオリジナル映画製作プロジェクト」概要
本プロジェクトは2025年に始動し、グループ会社内から国際映画祭への出品・受賞を見据えた映画企画を募集、毎年1作品を選定・製作する取り組みだ。これを5年間継続することで、才能あるクリエイターの発掘・育成と、IMAGICA GROUPの創造力・表現力を世界に発信することを目指している。
第2弾作品は、44件の応募企画の中から最終選考を経て決定した。プロデュースおよび制作は、オー・エル・エム、ピクス、ロボットのいずれかが担当する予定だ。
審査員には、『ある男』で日本アカデミー賞最優秀作品賞・最優秀監督賞を受賞し、国際的にも注目される映画監督・石川慶氏が新たに参加。加えて、市山尚三氏、坂野ゆか氏も第1弾に続き審査員を務め、3名による選考を経て第2弾作品が決定した。
株式会社IMAGICA GROUP 代表取締役社長 社長執行役員 長瀬 俊二郎氏コメント
本プロジェクトは、次世代のクリエイターが世界の舞台へ挑戦する機会を生み出したい、という思いから2025年に立ち上げました。第1弾の発表後には、映画・映像業界のお客様をはじめ多くの方々から反響をいただき、本プロジェクトがクリエイターや作品づくりに関わる多くの皆様にとって有意義な取り組みであることを、改めて認識いたしました。
第2弾では、新たに石川慶氏を審査員にお迎えするとともに、市山尚三氏、坂野ゆか氏にも第1弾に続きご参画いただいています。国内外で活躍される皆様にこうして関わっていただけることを、大変心強く感じています。第1弾を経て実施した第2弾には、世界の舞台でも通用する可能性を感じる作品が数多く寄せられました。クリエイターの発掘・育成に取り組む私たちの思いが、少しずつ伝わってきている証でもあると実感しています。
IMAGICA GROUPは、映画をはじめとするさまざまな作品の制作現場に関わりながら歩んできました。クリエイターが自由に挑戦し表現できる環境を整え、新しい才能が世界へ羽ばたく機会を生み出す取り組みとして、本プロジェクトを今後も推進してまいります。
映画監督 石川慶氏コメント
オリジナル作品を世界に向けて送り出すという理念は、フィルムメイカーであれば誰もが目指しているものだと思います。そんな素晴らしい取り組みに関われるのは光栄ですが、本当は自分が応募したいくらいでもありました。責任の重さに少し気が重いところもあったのですが、いざ読み始めると本当に面白い企画ばかりで、すっかり夢中になって読みました。嫉妬を覚えることもあれば、負けていられないと思わされる瞬間もあり、その先にどんな映画が生まれてくるのか、いまからワクワクしています。
東京国際映画祭プログラミング・ディレクター 市山尚三氏コメント
昨年に引き続き審査員を務めさせていただきましたが、今年の候補企画は昨年以上に魅力的なものが多く、1作品に絞るためにより多くの時間と議論を必要としました。結果的には現時点で完成度という意味で最も高いレベルに達している企画が選考されましたが、選ばれなかった企画の中にも、粗削りながら通常の日本映画のイメージを覆すようなチャレンジングな企画が幾つもありました。今回脚本やプロットを読ませていただいた監督たちの今後の活動にも注目していきたいと思います。
公益財団法人川喜多記念映画文化財団 常務理事 坂野ゆか氏コメント
昨年の IMAGICA GROUP オリジナル映画製作プロジェクト第1弾の終了後、審査を担当した私にも監督やプロデューサーの方々から多くの質問が寄せられ、関心の高さを実感しました。
今回、一次審査を通過した16の企画はジャンルも監督の特性もバラエティに富んだ魅力的な企画ばかり。甲乙つけがたく、一作品に絞り込むのは至難の業でした。国際映画祭に足跡を残す作品となることを期待しています。