株式会社カヤックの子会社、株式会社カヤックアキバスタジオ(以下、AKS)と株式会社チップチューン(以下、CT)がマンガやアニメ制作事業に関して業務提携すること発表した。今後は、ゲーム・XR・CGアニメ分野で多数のコンテンツを企画・開発してきたAKSの知見・ノウハウと、チップチューンのアニメーション分野などでクオリティの高いビジュアル表現など異業種の両社が協力することで、クリエイティブ性の高い作品創出を目指すという。
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■背景・目的

Webtoonは韓国で誕生後、世界標準となった縦読みかつフルカラーのオンラインコミックである。グローバルインフォメーションによると、世界のWebtoon市場規模は、2020年の23億390万米ドルとなり、2021年から2027年にかけては29.9%のCAGRで成長し、2027年までに164億5,000万米ドルに達すると予測されている。同市場に日本の様々な企業が参入を発表しており、日本でも盛り上がりを見せている。

AKSでは、2022年4月にWebtoon事業部を設立し、10月9日に初のWebtoon作品「男子禁制魔女の国に女体化スキルで入国してみた:」をチップチューンと共にリリースした。

AKSは日本文化の象徴である漫画・アニメの聖地・秋葉原で、これまでゲーム・XR・CGアニメ分野で多数のコンテンツを企画・開発してきた。一方、チップチューンは著名なアニメーションを多く手掛け高いビジュアル制作の知見をもっている。

両社が協業し、Webtoon、アニメ、ゲームなど、様々な分野でのクリエイティブ性の高い制作展開を狙う。

同業務提携は、両社がそれぞれの得意分野や経営資源を利用し、新しいエンタメ作品や新技術の開発を協力して推進することを目的としている。AKSは本事業提携によりスマホにおける新しい漫画表現の知見を蓄積し、ゲーム・アニメ・漫画など様々な分野で対応可能な総合デジタルエンターテイメント制作会社を目指していくという。

両社の事業提携にあたり、その狙いや両社のシナジー、今後の事業の展開などが対談記事として公開された。詳細は以下。
https://www.kayac.com/news/2022/11/aks