パルス株式会社は、アラブ首長国連邦ドバイ首長国(以下、ドバイ)に子会社「pulse Dubai FZE」の設立を決定した。
詳細はこちら

■概要

1.子会社設立の目的
同社では、2018年よりメタバースプラットフォーム「INSPIX WORLD」の開発を行なっている。これは「仮想世界で消費される人類の可処分時間は今後飛躍的に増加していく」という確信から始まっており、事実、現在ではメタバースという巨大市場が世界的に注目を集めている。累計140億円を超える開発投資によって蓄積してきた独自のメタバース開発ノウハウ・技術力を活かし、Web3型メタバース事業に挑戦できることは他社と比べて大きな競争力があると確信し、ドバイに同社100%子会社「pulse Dubai FZE」を設立することが決定された。同社のもつ技術力に加えて、約4年間のメタバースコンテンツ開発で培ったコンテンツ業界との強力なネットワークを強みに、Web3型メタバースでの事業をグローバルに展開していくという。

進出国に関しては、法制度、ビジネス環境、ブロックチェーン関連技術の時流などから総合的に検討が進められた。特にメタバースを取り扱う点において、シンガポールで「ギャンブリング・コントロール・アクト2022」が今年8月に施行されるなど、世界的に動きが激しく、その解釈や法規制のリスクについては議論の余地が多く残されている状況と捉えているという。 ドバイへの進出については、フリーゾーンでの外資企業への優遇制度、国家的な支援体制や税制のメリットに加えて、法規制によるリスクが現状高くないという最新の時流を鑑みて判断された。

2.設立する子会社の概要(予定)
名称:pulse Dubai FZE
所在地:アラブ首⻑国連邦ドバイ首⻑国
事業内容:Web3型メタバース関連事業
出資比率:同社100%

3.今後の展開
設立後、まずは既存のメタバース技術を応用したweb3型メタバースのプロトタイピングを進めていく予定である。現地での活動については、同社のメタバースプラットフォーム「INSPIX WORLD」で協業しているmonoAI technology株式会社が開発を担当する。そして、同社が保有するコンテンツ業界のネットワークを最大限活用し、次世代サービスの展開を目指す。具体的な事業内容・サービス展開が確定次第、随時発表予定。

「INSPIX WORLD(インスピックスワールド)」とは
「INSPIX WORLD」は2018年に開発を開始し、2021年にプロトタイプ版を公開したメタバースプラットフォームである。今後巨大市場に成長が期待されるメタバース領域に先駆けて、あらゆる実験的な取り組みによって独自のノウハウ・技術力を蓄積してきた。これを活かし、2023年にはβ版のリリースが予定されている。同アプリケーションはスマートフォン(iOS.Android)/PCのマルチプラットフォームで楽しむことができる。