「PlayStation Homeでの弊社のサービスは、現在世界37ヵ国で展開しており、ラウンジの制作・運営や、アバター用コスチュームの販売、イベントなども開催します。このサービスがきっかけで当社に興味を持ってくれる海外ユーザーは多いです。金沢から世界へ、という我々の理念は決して夢物語ではありません」と最高制作責任者の南長秀氏は語る。

実際、同社には海外からの就職の問い合わせも定期的に寄せられており、採用にいたるケースもある。「県内出身者は2割に留まっています。北は北海道から南は鹿児島、さらに米国まで、スタッフの出身地はバラバラです。私も県外の出身で、神戸の大学を卒業後、新卒で採用されました。挑戦する意欲があるスタッフには、たとえ新人であってもチャンスをいただけるので、やりがいを感じています」とグラフィックデザイナーの田中真人氏は語る。
また、同社はゲームを主軸としつつ、多様な娯楽の提供に挑戦している。例えば今年のエイプリルフールにはインターネット上で『キカイマシーン帝国襲来』と名付けたイベントを開催した。「普段は極力残業を減らそうと努力していますが、4月1日だけは24時間パソコンに張り付き、リアルタイムに更新を続けました。他社が思いつかない面白さを体現できる集団でありたいと強く思っています」と南氏は語る。今後はPS4向けの開発にも力を入れるなど、技術力の向上にも注力しているという。金沢発の面白さを世界に発信する、この夢に共感してくれる人の応募を期待している。

（上）野々市スタジオの内観。手前は開発室で、奥は打ち合わせ室だ。このような専用スペースとは別に、施設内には広い会議室や談話室などの共有設備も完備されている。
（下左）PlayStation Homeラウンジ「夕暮れのグランゼーラ広場」©Granzella Inc. Allrights reserved.
（下右）2013年エイプリルフール企画『キカイマシーン帝国襲来』©2013 Granzella Inc.All rights reserved.

POINT！

金沢から世界37ヵ国のユーザーにサービスを配信できる!

挑戦する意欲があれば、経験者、新人問わずチャンスが与えられる!