モルゲンロット株式会社は、株式会社ユーラスエナジーホールディングスと鹿児島県垂水市において進めていたCGレンダリング用のコンテナサーバーの設置が完了したことを発表した。これに伴い、クリーンエネルギーでのCGレンダリング事業としては国内初となる事業を同年4月14日より開始している。
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■概要
精緻なコンテンツ制作、複雑なシミュレーションを多用する自動車などの産業分野、遠隔での医療診断など多くの分野で必要とされているCGレンダリングの需要は、国を挙げてのデジタル・トランスフォーメーション(DX)への取り組みとともに年々急速に高まっている。この旺盛な需要に応えるためにモルゲンロット社は、5G時代を見据えた新たなクラウドベースの分散型高速レンダリングサービス「Render Pool」を提供している。今回、ユーラスエナジーとの協業により、「コンピューティングパワーに必要な電力をクリーンエネルギーで賄う」という目的のもと、クリーンエネルギーによるレンダリングサービスが開始されることになった。サーバー設置については垂水市の全面的な協力のもと、遊休施設活用による脱炭素社会へ向けたプロジェクトとして竣工した。
プロジェクトの概要
・設置場所は鹿児島県垂水市、中学校跡地を有効利用。ユーラスエナジーが運営
・クリーンエネルギーをベースにした分散電源の有効活用により地方活性化に貢献
・設置する40フィートのリーファーコンテナ内には、日本におけるブロックチェーン分野で実績のあるWoodman社の技術サポートにより、米AMD社製の高性能GPUベースのサーバー40台を搭載
・Woodman社が提供するコンテナ型データセンターは設置要件の自由度において特に優位性があり、他の地方自治体での採用が期待される