株式会社MARUI-PlugInは同社のソフトウェア「MARUI 3 無限」を新たにリリースした。「使いやすさ」の追求とさらなる効率化を目指し、VRアーティストとのコラボレーションを通したデザイナー目線での機能改善と新機能開発を行い、ユーザーインターフェイスもシンプルかつアクセスしやすくアップデートされた。自社テストの結果、作業時間が最大で50%短縮された。
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■「MARUI 3 無限」概要

現在の立体的なコンピューターグラフィックス(3DCG)は、マウスとキーボード、そしてコンピュータースクリーンを使用してデザインが行われている。コンピュータースクリーンは平面なので、立体的な作品を様々な角度から確認しながらデザインを行う必要があり、その工程は非直感的かつ複雑なものになっている。これを仮想現実(VR)に置き換えることで、あたかも目の前に3DCGが存在しているかのように見え、コントローラーで触れながら直感的なデザインが可能になり、制作効率を大幅に向上させることができる。今回リリースされた「MARUI 3 無限」の開発には、海外から3DCGデザイナーを招待し、デザイナー目線での開発に取り組んだ。同社がサポートするデザインソフトのMayaは、多くのハリウッド映画制作スタジオで愛用されているなど、様々な用途に対応できる様に1000以上の機能が用意されているため、VR環境で使用するにはメニューの簡素化が課題であったが、使用目的によって必要な機能をまとめた4種類のメニューを用意することで、よりシンプルなユーザーインターフェイスにアップデートされた。さらに、今回のバージョンから標準装備されたメニューのカスタマイズ機能や音声認識機能を活用することで、ツールへのアクセシビリティをさらに上げことができる。また、体験型のチュートリアルも大幅にアップデートし、ユーザーの使用目的や習熟度に合わせた操作方法の学習が可能になった。従来のデザイン方法と同社のソフトを使ったVR環境でのデザイン作業効率を比較した自社テストでは、モデリング・アニメーション・3Dスケッチングを含むデザイン工程において、最大で作業時間が50%短縮された。現在、アメリカ・ヨーロッパを中心にユーザーを持つ同社は、日本市場への積極的なアプローチを行い、今後1年以内に1000ユーザーの獲得を目指す。

「MARUI 3 無限」の使用環境
1.Maya(LTを除く2014~2018)
2.VRヘッドセット+各専用コントローラー(Oculus Rift / HTC Vive / Windows MR)
<MARUI 3 新料金プラン>
1.月額ライセンス50ドル
2.買い切りライセンス550ドル
(要望に応じてフローティング・ボリュームライセンスの提供可)
「MARUI 3 無限」の詳細に関しては、公式HPにて