Pixar の真向かいにあり、Pixarのアーティストがレクチャーをするアニメーションスクール「the Animation Collaborative」。 その「the Animation Collaborative」でアニメーションのレクチャーを行うMichal Makarewicz氏が来日し、各テーマに基づくアニメーション講義を7月10日(木)~7月13日(日)の期間で3つのコースにて開催します。
※各コース、先着130名限定となっております。ご興味ある方はお早めのご購入をお勧めいたします。
【7/10(木)】"レイヤードワークフロー&マスタースプライン"コース

・レイヤードワークフロー講義
・マスタースプライン講義
・ショットの詳細解説とワークフロー(多数のPixar映画のショット制作の舞台裏)
この3時間の講義では、ポーズトゥポーズとは異なるアプローチであるレイヤードワークフローでの、マイカルの高速で効率的な作業方法を扱います。レイヤードアニメーションは「より自由な」アプローチで、より少ないコントロールを使用し、タイミングに焦点を当てます。マスタースプラインでの作業とグラフエディターでの作業のベストプラクティスについての議論と例を含み、その後Pixarフィルムでのマイカルの作業の舞台裏を見て、レイヤード手法を使用したショットの詳細解説とワークフローを紹介します。
【7/11(金)】"ポリッシュ&フェイシャルアニメーション"コース

・長編映画のポリッシュ講義
・ポリッシュアニメーションデモ
・顔の仕組みと魅力講義
・タイミング講義
この3時間の講義には以下の内容とデモンストレーションが含まれます:
「長編映画のポリッシュ」では、ショットを良いものから素晴らしいものへと押し上げる、高レベルで詳細なアニメーションについて議論します。「顔の仕組みと魅力」では、顔の筋肉がどのように連携するかをより良く理解し、より魅力的な動きとポージングを作成する方法を提供します。「タイミング」は12の原則の1つの深い探求で、観客に伝える必要がある最も重要な情報を保持します。
【7/12(土)-13(日)】"記憶に残るパフォーマンスをつくる"コース

7月12日(土)
※本講座は2020年2月に開催された同講師の講座と同じ内容になります。
・目の講義
・眉の講義
・口の講義
・グラフエディター講義
・物理アニメーションデモ1
・演技アニメーションデモ2
「目」はアニメーションの最も重要な部分の1つです。これは目の心理学と生理学への深い探求となります。
「眉」目が魂の窓なら、眉はカーテンです。この講義では表情、仕組み、ニュートラルポーズの使用の理解に深く入り込みます。
「口」では台詞のアニメーションを扱います。
「グラフエディター」では、グラフエディターでのアニメーションのアプローチを扱います。これは主に清潔さとワークフローに関するものです。
押されるキャラクターからなる物理アニメーションのライブデモンストレーションが行われます。そして短い台詞からなる演技アニメーションのライブデモンストレーションが行われます。
7月13日(日)
※本講座は2020年2月に開催された同講師の講座と同じ内容になります。
・パフォーマンス講義
・特異性講義
・演技アニメーションデモ
「パフォーマンス」では、心に留めておくべきパフォーマンスの原則を扱い、これらが全て合わさって記憶に残るパフォーマンスを作り出します。
「特異性」は陳腐さを殺すものです。この講義では、記憶に残るパフォーマンスをサポートするために、作品において特異性を持つことの重要性とその方法について議論します。この日には別の台詞の演技アニメーションのライブデモンストレーションが含まれます。
講師の詳細

Michal Makarewicz 氏(マイカル・マカレヴィッチ)
マイカルは、2003年の初頭からピクサー・アニメーション・スタジオに在籍し、12本の長編映画、7本の短編映画に参加しました。ピクサーがはじめて制作した30分のTV作品「トイ・ストーリー・オブ・テラー!」、「カールじいさんの空飛ぶ家」のスピンオフ「ダグの特別な1日」ではスーパーバイジング・アニメーターを務めました。「カーズ2」と「ファインディング・ドリー」では、ディレクティング・アニメーターを務めました。「レミーのおいしいレストラン」でアニー賞(国際アニメーションフィルム協会)の最優秀キャラクターアニメーション賞(映画部門)を受賞、「インクレディブル・ファミリー」のヘレン・パーのアニメーションによって視覚効果協会 (VES)より、最優秀キャラクター・アニメーション賞にノミネートされました。
開催場所

デジタルハリウッド大学 駿河台ホール
東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ アカデミア3階
アクセス情報: https://www.dhw.ac.jp/access/