カシオ計算機は、新たなWEBサービス「Waves Place(ウェイブス プレース)」を本格展開した。「Waves Place」はAI技術を活用し、日本語でテキスト入力するだけで効果音を自動生成できる。音楽や動画制作における効果音ニーズに向けたクリエイター向けWEBサービスである。イメージする音を日本語でテキスト入力するだけで、AIにより多様な効果音を生成でき、フリー素材では見つけづらい音も、直感的に"自分でつくれる"点が大きな特長だ。

生成した音は商用利用可能でロイヤリティフリー。複数パターンの自動生成や、バリエーション追加、類似音の検索機能により、理想の効果音を効率的に作成・利用できる。

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製品詳細

月額制サブスクリプションシステム(0円~4,980円)

主な特長

・日本語プロンプトに対応:専門用語に依存せず、直感的な指示で生成可能
・一度の入力で複数パターン生成
・バリエーション機能:生成済みの音をベースに細かな調整や展開が可能
・類似音検索:他ユーザーの生成音から近いイメージを探してダウンロード
・ライセンス:ロイヤリティフリー。商用利用は有償プランで可能(無料プランは不可)

Waves Place画面イメージ
「Waves Place」利用はこちらから

開発メンバーインタビュー

伊藤正樹

サウンド・新規事業部 第二戦略部 第一企画室

音楽での知見を生かし、クリエイターの活動を幅広くサポート

クリエイターエコノミー市場はここ数年で急成長しており、今後も国内外で拡大が予想されています。スマホの普及により、今まで限られた人しかできなかったクリエイター活動が誰でもできるようになりました。また、同時にクリエイターを支える制作ツールも以前と比べて格段に充実しています。

当社のサウンド事業における音楽分野での知見を活かすことで、楽器を「弾く」ところから音楽を「創る」、「稼ぐ」ところまで、手段を広げてクリエイターの活動を幅広くサポートできる可能性があると考えました。 (伊藤氏)

「バリエーション」機能で文字では表現できない効果音も生成

単純に検索した言葉だけでなく、バリエーションを作る機能もあり、音楽クリエイターの方が「意外とこの音も使えるな」といったような創作の幅が広がるメリットもあります。動画クリエイターの方にも、例えば動画の切れ目の挿入音など「どう表現していいかわからない音」にも使っていただけるのではと考えています。(伊藤氏)