5月15日(月)に公開されたフォートナイトマップ「SUZUME」が大きな話題となっている。新海 誠監督作『すずめの戸締まり』の世界を神戸の高校生クリエイター、ヤノス氏が再現した美麗なメタバースである。制作・公開はフォートナイト上のメタバース制作に特化したスタジオ、株式会社NEIGHBORと株式会社Tokyo Otaku Modeが共同で行なった。
いま、Epic Gamesの人気オンラインゲームである『フォートナイト』上で展開されるクリエイティブが盛り上がりを見せている。クリエイティブ界隈のSNSでも、ハッシュタグ「#フォートナイトクリエイティブ」を目にする機会が増えた。
『フォートナイト』には従来からオリジナルステージ制作機能「クリエイティブモード」が搭載されていたが、3月23日(木)リリースの「Unreal Editor For Fortnite(UEFN)」によって拡張され自由度が段違いに上がったことで、普段Unreal Engineでコンテンツを制作しているクリエイターを中心に注目を集めた。
ヤノス氏はフォートナイトクリエイティブの制作チーム「FNConnect」に所属し、Sony Esports Projectの「Sony Creative Cup」や「コロコロメタバース学園 鬼ごっこ部」といった企業のメタバース制作を手がける17歳。3月にはテレビ朝日のTV番組「新世界 メタバースTV!!」でも取り上げられている。
8年前、『君の名は。』に出会ってから新海作品の魅力に惹かれ続けてきたヤノス氏。Tokyo Otaku Modeに掲載されたインタビューによると、配給元である東宝から正式に支援を受けての制作となったようだ。本作リリース時には新海監督本人から激励の言葉が贈られた。
すごい、、、!
— 新海誠 (@shinkaimakoto) May 15, 2023
すずめを題材にしてくださって嬉しいです。これからもたくさんの世界を作っていってくださいね。 https://t.co/zSbMuPT5nQ
ぜひこの機会に、フォートナイト内での聖地巡礼を楽しんでみてほしい。
●マップコード
9546-3215-5606
●「SUZUME」URL
https://www.fortnite.com/creative/island-codes/9546-3215-5606
Unreal Editor For Fortnite(UEFN)について
3月23日(木)にリリースされた、フォートナイトのクリエイティブモードの拡張機能。フォートナイトのアドオンとして利用する。
従来はあらかじめ用意された3Dモデル群「プレハブ」で島のレイアウトをつくるに留まっていたところが、UEFNではオリジナルの3Dモデルのインポートが可能に。インポートはさらにテクスチャやアニメーション、サウンドなどにも及ぶほか、UE4以降で搭載された「Niagara」によるVFXや、プログラミング言語「Verse」による高度なゲームプレイ設計にまで対応する。