株式会社Live2Dは2023年9月21日(木)、2Dイラストを立体的に動かし動画制作などを行えるソフト「Live2D Cubism」の最新バージョン、Live2D Cubism 5.0.00をリリースした。

Live2D Cubism 5のアップデート内容

▲Live2D Cubism Editor 5.0.00 新機能紹介

バージョン5.0.00は多数の新機能を搭載。実制作に関わるアップデートとしては、Live2D Cubism初のAI機能である顔の動き付けの半自動生成機能をはじめ、メッシュの自動生成精度強化、ブレンドシェイプの「回転デフォーマ」や「パーツ」への追加とブレンドシェイプ用のパラメータによる拡張補完、音声データから口もとの動きを自動生成できるリップシンク機能(モーションシンク)の強化などがある。

UIや操作性に関わるアップデートとしては、ダークとライトの2種類からUI配色を選択できるようになったほか、HiDPIディスプレイ対応によるUIの自動拡大縮小、ユーザーによるカスタムワークスペースの作成・保存などがある。また、Appleシリコン(M1、M2)にネイティブで対応し、macOS版のパフォーマンスが向上しているという。

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なお、Live2D Cubism 5のライセンスには有償のPRO版と無償のFREE版の2つがあるが、PRO版は42日間無償で試用できる。過去バージョンでトライアルを利用したユーザーでも利用可能で、トライアル期間の終了後はFREE版へと自動的に切り替わる。

PRO版が25%オフとなるリリース記念キャンペーン実施中(10/12まで)

なお今回、Live2D Cubism 5のリリースを記念して、10月12日(木)まで、PRO版のディスカウントキャンペーンを実施する。

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Live2Dコンテンツが増え、国内のみならず海外でも販売数も伸ばす

Live2Dは現在、国内だけでなく海外を含め、全世界で300以上の商用タイトルで利用されている。販売数では、2019年と2023年の比較で国内は9.7倍、海外については37.0倍という伸び率を記録。Live2D Cubism 5のリリースにより、このながれがさらに加速することが期待される。

2022年12月3日(土)に開催されたLive2Dのリアルイベント「alive 2022」の基調講演。Live2D Cubism 5の新機能や国内・世界での利用状況についても紹介されている