リモートアクセスソリューション「Splashtop」の提供元スプラッシュトップ株式会社は、株式会社ワコムと共同で開発した、リモート環境下におけるペン入力最適化機能「Wacom Bridge」の一般提供を開始した。
「Wacom Bridge」は、リモート環境と手元での描画パフォーマンスのちがいを吸収し最適化する機能セット。ネットワークの遅延により手元のペン先の追従が遅れる部分に対して、ラインを補うことで体感遅延を低減させる「Wacom Inkline」機能をはじめ、リモート環境と手元の環境の両方で設定を一元管理し、設定を切り替えずにいつでもデバイスを利用できる機能などで構成される。
対応するSplashtop製品はSplashtop EnterpriseおよびSplashtop Business Performance。
対応するワコムのデバイスは以下の製品。
・Wacom Cintiq Pro – DTH-1320, DTH-1620, DTK-2420, DTH-2420, DTH-3220, DTH-167, DTH271, DTH227, DTH172
・Wacom Intuos Pro – PTH-460, PTH-660, PTH-860
・Wacom Cintiq 16, 22 – DTK-1660, DTK-2260
・Wacom MobileStudio Pro – DTH-W1320, DTH-W1620, DTH-W1321, DTH-W1621
「Wacom Bridge」はコードネーム「Project Mercury」として開発が進められていたプロジェクト。2023年11月にワコムが開催したクリエイティブイベント「コネクテッド・インク東京2023」では、セッション「白組のリモート制作の現場から」において、白組が模索するリモートデスクトップ環境の最適化例として試用・紹介されていた。