バルス株式会社は、バーチャルアーティストがもっと気軽にライブを実施できるXRライブハウス「SPWN ARENA」を8月よりオープンした。
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■バーチャルライブを身近にするXRライブハウス「SPWN ARENA」

「SPWN ARENA」は、バルスの保有するスタジオからバーチャルライブを実施できる、バーチャル上のライブハウス。

これまでのバーチャルライブは開催するのに高額な費用がかかり、個人のバーチャルアーティストが気軽にできるものではなく、バーチャルライブ自体が限られたバーチャルアーティストのものとなっていた。

「SPWN ARENA」では、これまでSPWNが2018年より培ってきたバーチャルライブのノウハウを活用し、15万円から利用できる価格帯としながらも、それぞれバーチャルアーティストの個性をいかしたライブを簡単に開催できるライブハウスとなっている。

■バーチャルライブハウス「SPWN ARENA」概要

<ステージ>
360度ステージとなり、将来的には複数のステージを選択可能となる。

<機能紹介>
カメラ設定、照明、演出(エフェクト)などを、リアルタイム制御やエンジニアフリーでその場で設定できるようにすることで、通常の現実でライブのように手軽にXRライブができるサービスである。

照明:リアルの照明制御機材から直接バーチャルの照明を操作することができるため、実際のライブハウスのようにリアルタイムで照明の操作が可能となる。また、基本のプリセットを設定してあるため、既存設定からの簡単な操作から、オリジナリティあふれる照明まで実現可能である。

演出(エフェクト):最大80個の演出(エフェクト)が利用可能である。こちらも、リアルタイムで制御し、既存のものを出すだけではなく、リアルタイムでのパラメーターを変更することでオリジナリティ溢れる演出を行うことができる(リアルタイムでのパラメーター変更は年内実装予定である)。

ペンライト:キャラクターカラーに合わせてリアルタイムに変更可能である。

カメラワーク:最大32個のカメラに加えて、手持ちのカメラや、操作卓でリアルタイムで制御可能なカメラを準備しており、多彩な映像表現が可能である。

音響:大規模なライブにも対応した機材、専門の音響スタッフで、迫力のある生歌唱をファンに楽しんでもらえる。

映像演出:事前に用意した過去のMVやオリジナルの演出映像をステージ上のスクリーンで投影可能である。

<料金>
料金プランは最低保証(平日:15万円~、休日:17万円~)有りのレベニューシェア(30~80%)形式で利用できる。身近なライブハウスでライブをするように、気軽にライブを実施可能である。詳細は問い合わせを。

<SPWN ARENA 江口館長コメント>
「弊社では、XR音楽ライブイベント、TUBEOUTを2018年から実施してきました。様々なVTuber、アーティストの方々とかけがえのない繋がりを得る事ができたのは、まさに初期から活動をご一緒してきたことが結んだ縁だと感じています。2022年のバーチャルシーンは、ファンの方が増え、多くの予算を掛けたイベントを実施出来るアーティストが増え、より多くの人が関わる場所になりました。TUBEOUT Vol.1から4年。長いようで、まだ4年です。今、まさにあの頃のような規模で活動をされているバーチャルアーティストの方が、自分の表現力を発揮する場所を作り、一緒に大きくなる道をお手伝いしたい。そんな気持ちで生まれたのが、バーチャルライブハウスSPWN ARENAです。3Dモデルのお披露目として音楽ライブを行いたい。普段2Dばかりで3Dモデルを使い切れていない。3Dの環境はあってもステージや音響の用意が難しい。オーダーメイドのライブは流石に予算がかかりすぎる。そういったお悩みに答えられる場所になるようなステージ。ライブハウスをレンタルするような感覚でライブが出来る場所、身一つからの表現をお手伝いする場所。カルチャーになる拠点。SPWN ARENAはみなさんと一緒に成長し、ぜひ出演したい場所となるべく、これから歩みを進めていきます」。

<今後の展望>
今後の展望としてはオンラインだけではなくオフラインで気軽にできる体制の構築、ライブだけでなくグッズの商品化のサポート、演出内容やステージのバラエティを増やすなど順次対応予定である。

「SPWN ARENA」サービス提供開始の第一弾として、2022年8月26日に同社所属のアーティスト「銀河アリス」のライブを実施した。上記の機能を使ったライブのダイジェスト映像となっている。