株式会社ホロラボは、ホロラボが開発しSB C&S株式会社が販売する3DCAD(Computer Aided Design)/BIM(Building Information Modeling)/ 3DCGファイルのAR(Augmented Reality)/MR (Mixed Reality)みえる化ソリューション「mixpace(ミクスペース)」の変換可能なファイル形式を拡張した。今回新たに「Parasolid(パラソリッド)」、「SketchUp(スケッチアップ)」、「Navisworks(ナビスワークス)」のファイル形式「.x_b」、「.x_t」、「.skp」、「.nwd」 の4つを追加し、「Rhinoceros(ライノセラス)」のファイル形式「.3dm」をβ版として提供を開始。このアップデートによりmixpaceの対応ファイル形式は19種類となる。
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■概要

mixpaceは、3DCAD/BIM/3DCGデータをAR/MR対応デバイスで確認が可能な3Dモデルに自動変換でき、設計、製造、建設、配置シミュレーション、施工、保守などで活用可能な見える化ソリューションである。3DCAD/BIM/3DCGデータは製造、建築、土木などの分野によって作成するソフトウェアが異なり、出力されるファイル形式も多岐にわたる。mixpaceは各分野で使用されるファイル形式に対応しており、HoloLens 2およびiPadアプリによって分野を横断した3DモデルのAR/MR表示が可能である。例えば工場において.rvtファイルで作成された建屋のBIMデータ、.ifcファイルで作成された設備のBIMデータ、.x_tファイルで作成された製造機械の3DCADデータを同時にAR/MR表示することができる。

さらに、大量の設備や複雑な機械など、デバイスの描画性能を超えるような超重量級3Dモデルについても、クラウド上でレンダリングしHoloLens 2で表示する「mixpace Remote Rendering(ミクスペースリモートレンダリング)」オプションを併用すると、数千万から1億ポリゴンクラスの3DモデルをAR/MR表示することが可能である。

【追加された対応ファイル形式】
「.x_b」、「.x_t」
Siemens Digital Industries Software社が提供する機械系3DCADで多く採用されているソリッドモデリングソフトウェアコンポーネント「Parasolid」のファイル形式
「.skp」
Trimble社が提供する、主に建築業界やインテリア業界で幅広く使用されている3次元モデリングソフトウェア「SketchUp」のファイル形式
「.nwd」
オートデスク社が提供する、設計、土木エンジニアリング、施工のプロフェッショナルのためのプロジェクトレビューソフトウェア「Navisworks」のファイル形式
「.3dm」(β版)
Robert McNeel & Associates社が提供する工業デザイン、機械設計、金型設計、試作、製造、建築、宝飾など自由形状の3次元モデリングソフトウェア「Rhinoceros」のファイル形式

x_b形式の機械の3Dモデルの例
3dm形式の建築の3Dモデルの例

今回追加されたファイル形式のうち、「.x_b」、「.x_t」、「.skp」、「.3dm」はすべてのプランで変換が可能になる。「.nwd」はstandard+Rのみの対応になる。なお、mixpaceの全ての機能を30日間お試しいただけるstarterプランもある。

※赤文字の拡張子:正式追加
※青文字の拡張子:β版提供
※3Dのみ対応(2Dファイル、アニメーションやTimeliner機能、点群の変換・表示には対応していない)