株式会社ボーンデジタルは、書籍『バーチャルプロダクションの教科書』を2023年1月下旬に全国の書店を通じて刊行する。
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■書籍概要

これからの映像制作の必須知識。CG、特殊効果の歴史、パフォーマンスキャプチャ、カメラトラッキング、コンポジット、UEを使ったストーリーボード制作……。複雑なテクノロジーの世界を明確かつ体系的に説明する。映画、ゲームのシネマティック、バーチャルリアリティ(VR)、拡張現実(AR)、360度パノラマ。様々な映像制作において 実写とCG背景をリアルタイムに合成。バーチャルプロダクションを学ぶ。

同書では、バーチャルプロダクションに使用されるツールを紹介。バーチャルスタジオの技術・セットアップ方法を解説して、映像制作、ストーリーテリングをまったく新しいレベルへと導く。もう、ポスプロ済みの映像を確認するために長期間まつ必要はない。合成やCGキャラクターを、実写番組と同じようなスピードで撮影できるようになった。

著者のMark Sawicki氏とJuniko Moody氏が、市販ソフトとツールを使って、バーチャル/モーションキャプチャスタジオのセットアップと制作パイプラインを紹介。バーチャルセットにおける映像制作の手順と秘訣を明らかにする。

映画『ロード・オブ・ザ・リング』、『アバター』、『ジャングル・ブック』などの制作を可能にしたハイエンドな技術が、小規模の独立系制作会社でも利用できるようになった。Unreal Engineのセット内で俳優が演技、背景が演技にインタラクティブに動くことを希望するのか? カメラを自由に動かし、実写と仮想の空間を楽に行き来したいのか? 生身の俳優とモーションキャプチャで動く巨人や妖精などのクリーチャーをリアルタイムで交流させたのか? 同書では、このようなシナリオをはじめ、代替となるコスパの良い技術を使って、高品質のバーチャルコンテンツを作成する方法を紹介する。

チュートリアル、ケーススタディ、プロジェクトブレイクダウンでは、よくある落とし穴を回避し克服するための重要なヒントを紹介。同書は、バーチャルプロダクション初心者のみならず、パフォーマンスキャプチャ機器の活用などをめざす ベテラン映像制作者 / VFXアーティストにとっても不可欠なガイドだ。

※本書は『Filming the Fantastic with Virtual Technology』の日本語版

目次
Chapter 1 草創期の魔術師たち
Chapter 2 コンピュータグラフィックスの沿革
Chapter 3 パフォーマンスキャプチャ
Chapter 4 カメラトラッキング
Chapter 5 Reality Engine コンポジットシステムの仕組み
Chapter 6 Unreal Engineでストーリーボードを作成する
Chapter 7 合成の基礎
Chapter 8 プロダクションの注意点
Chapter 9 フォトリアルな環境を作成する
Chapter 10 低予算のバーチャルプロダクション
Chapter 11 ケーススタディ
Chapter 12 バーチャルリアリティ -まるで魔法-

『バーチャルプロダクションの教科書』
刊行予定日:2023年1月下旬
著者:Mark Sawicki / Juniko Moody
定価:4,620円(本体4,200円+税10%)
ISBN:978-4-86246-543-6
サイズ:B5判、4色
ページ数:216ページ
発行:株式会社ボーンデジタル