にゃんねこ氏は7月17日(金)、無料のSubstance 3D Painter向けカスタムトゥーンシェーダ「NyanToon」をBOOTHでリリースした。VRChatを中心に広く利用されているUnity向けシェーダ「lilToon」に近いルックをSubstance 3D Painter上で再現でき、テクスチャ制作とルック確認をSubstance 3D Painter内で完結させることができる。BOOTHには、開発者を支援する300円の応援版も用意されている。
lilToonを模倣した3階調の影設定
「NyanToon」は、lilToonの挙動を模倣した1影・2影・3影という3階調の影を個別に設定できる。ユーザーは各影に対してThresholdを調整することで影が落ちる範囲をコントロールし、Softness値を変更することで、完全なセル調から柔らかいグラデーションまでを自在に表現できる。また、Base Color Influenceを調整することで、服の模様や基本となる色相を影色に自然に馴染ませることが可能。
Metallicマップをマスクとする環境反射設定
金属の金具や装飾品など、特定の素材感を表現するために、NyanToonはMetallicマップを反射のマスクとして活用する機能を備える。PBRによる環境マップの光を反射させる際、このマスク機能を有効にすることで、布地などの非金属部分にはトゥーン調の平坦な陰影を保ちつつ、ボタンやジッパーなどの金属部分にのみ強い環境反射を適用できる。これにより、複雑な質感の混在する衣服のテクスチャリングを、単一のシェーダ内で効率よく制御できる。
任意の画像指定によるMatCap表現
独特な光沢や特殊な質感を擬似的に追加する手法として、MatCap機能を実装。ユーザーは好みの2D画像をMatCap用テクスチャとして指定し、Blend ModeをAddなどに設定することで、モデル全体に強い光沢やエナメル、サテンのような質感を付与できる。画像によるハイライトの表現は環境光に依存しないため、どのようなライティング環境下でも一定の演出意図を保つことができる。
衣服の立体感を際立たせるリムシャドウとリムライト設定
キャラクターや衣装を背景から際立たせ、より魅力的に見せるための機能として、リムライトとリムシャドウの調整機能も備える。輪郭に対して光や影のWidth、境界のSoftness、そして影響のStrengthを個別に設定することで、衣服の厚みや空間の奥行きを強調できる。
SubstancePainter向けToonシェーダー「NyanToon」をBoothにてリリースしました。… pic.twitter.com/OP986oe9MH
— にゃんねこ (@nyanneco9) July 17, 2026
■SubstancePainter向けToonシェーダー「NyanToon」(BOOTH)
https://nyanneco9.booth.pm/items/8620876
■NyanToon for Substance Painter V1.0.0 マニュアル(note)
https://note.com/nyanneco/n/n5455f2ee139b
CGWORLD関連情報
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アドビが動画「Tapestry x Adobe Substance 3D: Scaling Fashion Design with Digital Twins | Adobe Substance 3D」を公開。CoachやKate Spadeといった世界的ブランドを傘下に持つTapestry社が、製品の物理的な試作をデジタルツインで代替し、製品開発からマーケティングに至るまでのデザインプロセスを、いかに効率化・スケールさせているかについて解説している。
https://cgworld.jp/flashnews/01-202608-S3D-Tapestry.html
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ProductionCrateが動画「Anchor Points in Adobe Substance Painter - Beginner Tutorial」を公開。Substance 3D Painterにおいて、あるレイヤーの情報を別のレイヤーへと動的に伝達するアンカーポイント(Anchor Points)機能の活用法を解説。基本的な機能解説からプロシージャルな汚れの自動生成、ハイパスフィルタを応用した立体的でリアルな塗料の剥がれ表現、生々しい傷跡などのオーガニックな表現まで、実務的なテクスチャリング手法を紹介している。
https://cgworld.jp/flashnews/01-202607-Sp-Anchor.html
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AdobeがGDCにおけるid Softwareの講演動画「Building the Dark Fantasy Materials of DOOM: The Dark Ages | Adobe Substance 3D」を公開。ゲーム『DOOM:The Dark Ages』の開発において、少人数のテクニカルアートチームがいかにして膨大なテクスチャアセットを効率的に制作・管理したか、Substance 3D Designerを活用したプロシージャルなアプローチや独自のDamage Revealシステム、そして巨大マップ向けのコンポジットマテリアルの構築手法について解説している。
https://cgworld.jp/flashnews/01-202607-Substance-DOOM.html