ILM山田氏による講座『リアルな世界を創る～マンダロリアンでのエンバイロメント制作～』が150席限定で11月1日に開催

Industrial Light & MagicでSenior Generalist Artistとして活躍する山田義也氏が、自身が参加したマンダロリアンのエンバイロメント制作についての講座『リアルな世界を創る～マンダロリアンでのエンバイロメント制作～』を11月1日（水）にワテラスコモンホール（淡路町）で開催する。

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講義の詳細

2019年にシーズン1が配信され、世界中で「完璧な『スター・ウォーズ』」と絶賛されたTVドラマシリーズ『マンダロリアン』は、タイトなスケジュールと予算制限の中で最高品質の映像を生み出すために新しい映像制作手法「バーチャルプロダクション」を採用しました。

この手法は映像制作業界に大きなインパクトを与え、エンバイロメント制作も、プリプロダクションから積極的に世界観の構築に関わるようになり、従来のポストプロダクションでも最高の映像を提供するための新しい道が開かれました。

この講義では、リアルでドラマチックな世界を創造する方法を中心に、従来のポストプロダクションでの具体的な作業や注意点から、最新技術であるバーチャルプロダクションにおけるエンバイロメント制作までを、実際のショットを用いて解説します。ハリウッドの最新技術に興味がある方、エンバイロメント/背景アーティストの方やバーチャルプロダクションのお仕事されている方、興味のある方にも最適な講義になります。

講師の紹介

山田義也氏／Industrial Light & Magic（Senior Genralist Artist）

大学卒業後1998年に渡米し、デジタルハリウッドアメリカ校であるDhimaでコンピュータグラフィックスを学び、サンタモニカのPixel Envy社でミュージックビデオの仕事でVFXのキャリアをスタートさせた。その後立ち上げメンバーとして参加したhydraulx社で約10年経験を積んだ後、自身の夢であったスターウォーズに参加するために2012年にサンフランシスコのIndustrial Light& Magic社に移籍し今年で11年目になる。

Senior Generalist/Environment Artistとしてスターウオーズでは新三部作(エピソード7,8,9)やローグワン等のスピンオフ作品、マンダロリアンをはじめとするTV シリーズやアベンジャーズをはじめとするマーベルシネマティックユニバース、トランスフォーマー、パシフィックリム等70作品以上のハリウッド映画に参加する。

最新の参加作は Disney+で3月に公開された『マンダロリアン/シーズン３』、8月公開の『アソーカ』、10月20日劇場公開予定の映画『ザ・クリエイター／創世者』。

カリキュラム

■バーチャルプロダクションでのエンバイロメント制作
・最新の撮影技術のバーチャルプロダクションとは
・マンダロリアンでのバーチャルプロダクション用エンバイロメントについて

■ポストプロダクションでのエンバイロメント制作
・コンセプトから何を読み取るか
・ドラマチックな絵作りのための必要要素
・視線をコントロールするライティング
・スタートからファイナルまでの流れについて