アニメーション映画やCG制作に欠かせない「ライティング」。
その明暗のテクニックを使って絵に物語性を与える手法を学べる『ライティングデザインワークショップ』が、2025年9月27日(土)より開講します。

ハリウッドで30年以上にわたり数多くの映画制作に携わってきたビジュアルデザイナー・伊藤より子氏が、明暗を駆使した感情表現とストーリーテリングを解説します。

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※本講座は課題を添削してもらえる「添削コース」と添削なしの「講義コース」に分かれています
※本講座は株式会社ボーンデジタルが販売しYORIKO ITO ビジュアルデベロップメントスクールがワークショップを主催となります

カリキュラム

第1回:デザインの基本
映画の制作においては数秒から時には一瞬の画像で、しかも言葉の説明はなく状況を説明しなければいけない場合があります。

映画において重要なReadbility(リーダビリティ)について、デザインの基本を復習しながら学びます。
・C, S ライン
・レイアウトの種類(Edger Payne)
・遠近法 パースペクティブ
・サムネイル
・3分の1のルール
・ルールオブ3
・黄金比
・フォーカルポイント
・グルーピング
・レイヤリング
・フレイムインフレイム

第2回:ライティングの基礎と技(1)
第2回の講義ではアイムーブメントの重要性、光と影のマジック(明暗を使ってレイアウトをデザインする方法)、人口ライトと自然光の違いなどライティングの基礎を主に学びます。
・前回の課題レビュー
・キアロスクーロ=明暗 Chiaroscuro 明確な明暗でムードを作る
・ムードを作る(ドラマティックな光、柔らかい光、逆光)
・劇場ライト(人工的な光、スポットライト、プールオブライト、逆光)
・リムライトとセコンドライトを使っての表現
・自然光を使う(時間帯、朝、昼間、夕日、月光)

第3回:ライティングの基礎と技(2)
第3回の講義ではライティングを利用した感情表現の手法について学びます。
・前回の課題レビュー
・影(キャストシャドウ)をうまく使い、デザインする。
・曇天:ローカルバリュー(その物体の持つ明暗)でデザイン。
・アトモスフィアー(遠近感、季節と気候、距離を表す環境 空気の表現)
・人工光
・シルエット
・バウンスライト

第4回:ライティングの基礎と技(3)
第4回の講義では明暗のエリアのコントラストのコントロールや整理の方法について学びます。
・前回の課題レビュー
・ブリーディングライト(染み出すライト)
・透過光とサブフェススキャタリング(表面下散乱)
・キャンドルライト=炎 と 光芒(神の光)
・蛍光灯 VS 電球の光

第5回:映画におけるライティング事例解説
第5回の講義では良いライティングを使用した作品の事例を見て解説します。
・前回の課題レビュー
・ライティング事例研究
・フィルムから学ぶライティング

受講者の声

・毎週課題がでて、それに対するFBをしっかりいただくことができたのと、他の受講生の方のFB内容も拝見することができて、とても学びが多かったです!

・良い部分と直したほうが良い部分をはっきり言っていただけたのも、自分の課題がクリアになってとても嬉しかったです!

・ライティングの基礎から教わることができて、自分だけではなかなか気が付きにくい部分もフィードバックで指摘していただけてとても勉強になりました!

・フィードバックがそれぞれのレベルに合わせてあるのが大変助かりました。本当にありがとうございます。

・先生の修正がかかる過程で「描き方」について理解できたのが、本当にワクワクしました。ラインで絵を描いていたので、奥行きやレイアウトなども含めて学ぶことができてとても楽しかったです。

講師の紹介

伊藤 頼子 氏

ビジュアルデザイナー・講師
21歳で渡米。Academy of Art Universityイラストレーション学科卒業。1997年DreamWorks Animationに背景画家として参画。その後ビジュアルデベロップメントアーティストとして数々の米国の映画、『Ultraman Rising』や『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー 』(アートディレクション)を始め『Wendal and Wild』『マダガスカル』『シュレック』シリーズを手がけ、日本人初、アニー賞ノミネート(プEntertainment, Netflix Animationなどで映画制作の参画。カリフォルニア在住、アートディレクターを歴任、30年アメリカの映像制作現場で活動を続ける。日本でのアニメーションコンサルティングや、会社社員教育、ワークショップ開催、後進の育成にも力を入れ講師としても活動中ロダクションデザイン個人の部)Dreamworks Animation, Sony Animation, Illumination Entertainment, Netflix Animation, 他での制作に参加。24年Siggraph Tokyo Animation Festivalの委員長を務める。他、映画祭の国際部門、アニメーション等の審査員を歴任、24年に日本でアニメーション関係の事業/アドバイザリー業務・制作・教育等を目的として株式会社を設立:株式会社 blue gradation, Inc. 代表

開催概要

開催日時

2025年9月27日(土)~11月29日(土)
第1回:9月27日(土)9:00~12:00
第2回:10月11日(土)15:00~19:00
第3回:10月25日(土)9:00~13:00
第4回:11月8日(水)9:00~13:00
第5回:11月29日(土)9:00~12:00

定員

200人

申込締切

2025年10月30日(木)まで
※途中からの参加でもアーカイブ配信(期間限定)ですべての講義を視聴することが可能です
※申込み締切が変更になりましたのでご注意ください

受講対象レベル

受講レベル:初級から中級者以上
自分でサムネイルからレイアウトを作成することができる方

※このクラスはカラーでありません。白黒のみのコースです。
※課題の使用ツールは問いませんが本講義はPhotoshopを利用して行います
※Photoshopの操作や絵の描き方などの座学はございませんので予めご了承ください
※コンセプトアーティストやイラストレーターなどの経験や職種などは問いません(学生も参加可能です)

販売

株式会社ボーンデジタル

主催

株式会社 blue gradation 代表:伊藤より子

価格

講義コース:39,600円(税込)

添削コース:79,200 円(税込)

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※本講座は課題を添削してもらえる「添削コース」と添削なしの「講義コース」に分かれています
※本講座は株式会社ボーンデジタルが販売しYORIKO ITO ビジュアルデベロップメントスクールがワークショップを主催となります