デジタル技術の進歩によって、プロダクトデザインの表現の幅はこれまでになく広がっている。
特にGrasshopper(以下、GH)に代表されるプロシージャルデザインの手法は、複雑かつ洗練された製品デザインを効率的に実現できるとして注目を集めている。


しかしながら、「思うような形にならない」「途中で挫折してしまう」など、GHの習得に苦労するデザイナーも少なくない。
本講座では、そんなプロダクトデザイナーに向けて、GHを“使いこなすための道筋”を実践的に解説。プロシージャルデザインの魅力と将来性に触れつつ、デザイン現場ですぐに役立つノウハウを体系的に学ぶことができる。


「抜き勾配の設定に苦労した」「思い通りにパターンを配置できなかった」──そんな経験のある方にこそおすすめしたい内容だ。
講座では、魚群が泳ぐアクセサリーやロボットデザインを題材に、点群・グリッド・パターン制御・List管理といったGHの基本から、実務で応用できる高度な設計手法までを丁寧に紹介する。


さらに、受講者特典として魚群アクセサリーおよびロボットのGHデータの一部をプレゼント!

講座の詳細&お申込みはこちら

カリキュラム

■プロシージャルデザインのメリットと活用事例・将来性

プロダクトデザインにおけるプロシージャル手法の利点と実例を紹介し、 今後の発展やデザイナーに求められる新しい視点について解説します。

■プロシージャルに動きを生み出そう!

魚群が宝石の中を泳ぐアクセアリー制作をテーマに、GHを使ったパターン作成の要であるグリッドと点群の制御の基礎を学びます。必要な点群だけを選びとる方法、GH最初の難関であるList管理、オブジェクトに動きを与えながら空間に配置する方法を学びます。出来上がったデザインの表現力を上げるために、RhinocerosのUVアンラップ機能についても触れます。

■GHコンポーネントを楽しく学ぶ

GHを学ぶ上で、どうしても避けられない基本的なコンポーネントや英単語を学ぶ方法を紹介します。

■ロボットデザインで学ぶ、実務で役立つGHノウハウ

ロボットのパーツデザインをテーマに、3次曲面上に抜き勾配を確保しながらパターンを配置する方法を学びます。また、パターンを曲線や曲面に沿って自由に曲げ、動きを表現しつつ、狙った位置に配置する方法を学びます。

講師の紹介

本田 宗久 氏

株式会社 GKダイナミックス

動態コンテクストデザイン部 DXDユニット テクニカルシニアディレクター。

アセアン、インドモデルを数多く手掛ける。

現在は、GrasshopperやUnrealEngineなどを活用し、動態デザインの世界を広げる活動に従事。

1975年  長崎県出身

1997年  九州芸術工科大学工業設計学科卒

1999年  筑波大学大学院修士課程芸術研究科デザイン専攻入学

2001年  株式会社 GKダイナミックス入社

開催概要

開催日時:2025年11月26日(水)18:00 ~ 21:00

講義時間:180分

アーカイブ配信:あり

※期間限定

※アーカイブ配信は開催後、1週間以内にご登録メールアドレスへ配信します

価格:10,000円(税抜)

講座のお申込みはこちら