ディズニー・アニメーション・スタジオのレイアウト部門を牽引する2名の講師を迎えたオフライン講座『アニメーションのカメラ言語を構築する』が、5月9日(土)に東京・大崎にて開催されます。
本講座では、西洋アニメーション制作におけるレイアウト・プリビズの観点から、カメラ言語を通じたデジタル映像表現の確立手法を掘り下げます。
講座内容
本講座では、西洋と日本それぞれのレイアウト・プリビズ工程の違いを踏まえながら、アニメーション長編作品がいかにカメラ言語を通じて映像表現を定義しているかを体系的に解説します。アスペクト比・レンズ特性・被写界深度・フレーミング・カメラムーブメントといった各種技法から、ロケーションスカウティングやエディトリアル、楽曲演出まで、レイアウトアーティストがストーリーテリングを支えるための実践的な知識を幅広くカバーします。
講師紹介
Behzad Mansoori-Dara 氏(ディズニー・アニメーション・スタジオ レイアウト部門 撮影監督)
アニメーション業界で20年以上のキャリアを持ち、ピクサー・アニメーション・スタジオでは『トイ・ストーリー』や『カーズ』の短編作品、また『レゴ バットマン ザ・ムービー』においてレイアウト部門のヘッドとして活躍しました。その後、Apple TV+向け『スヌーピー・ショー』では3年間にわたりエピソードの演出を担当。2022年にディズニー・アニメーションのバンクーバーチームに加入し、レイアウト部門の採用・立ち上げを担いました。『モアナと伝説の海2』ではレイアウト部門の撮影監督を務め、現在は『アナと雪の女王3』にて同職を担当しています。
若杉 遼 氏(ディズニー・アニメーション・スタジオ レイアウトアーティスト)
ピクサー・アニメーション・スタジオでのCGアニメーターを経て、現在はウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオに所属。『スパイダーマン:スパイダーバース』シリーズ、『モアナと伝説の海2』、『ズートピア2』などの大作に参加。3DCGアニメーション特化のオンラインスクール「AnimationAid」の創設者・講師としても活躍。
海外CGアニメーション映画における、DOC (Director of Cinematography) の役割
-Director of Cinematography とは-
実写映画における撮影監督に相当する、CGアニメーション制作における映像演出の最高責任者です。僕らレイアウトアーティスト(レイアウトチーム)のトップでもあります。 レイアウトチームでは単なるカメラ配置に留まらず、レンズの選定、構図、キャラクターのステージング、そしてショット全体のタイミングと演出までを統括します。編集部署と一緒にカット割りや各ショットの長さも決めていき、作品全体の骨組みとビジュアル・ストーリーテリングを決定づける重要なポジションです。
「画」の設計: ストーリーボード(絵コンテ)を3D空間に落とし込み、カメラのレンズ選択、構図、キャラクターの配置(ステージング)を通じて、物語の感情を視覚的に最大化させます。
映画の土台作り: ショットのタイミングや空間の広がりを確定させ、ストーリーと感情面の土台を組み立てて、各シークエンスの骨組みを作ります。
監督の右腕としての視覚演出: 監督のビジョンを具体的な「映像」へと翻訳し、照明(ライティング)やアニメーション工程へとバトンを繋ぐ、パイプラインの要となります。
開催概要
- 開催日時
2026年5月9日(土)13:00 ~ 16:00
※講義後に1~2時間程度の懇親会を予定しております(軽食・ドリンクあり)
- 講義時間
180分(休憩含む)
- 会場
東京都品川区西品川1丁目1-1 住友不動産大崎ガーデンタワー 9階(TUNNEL TOKYO)
- 定員
150席
- 価格
13,000円(税抜)