写真・イラスト・動画・音楽素材のマーケットプレイス「PIXTA(ピクスタ)」等を運営するピクスタ株式会社(以下、ピクスタ)は、映像クリエイターの学び・仕事・繋がりをサポートする株式会社Vookと業務資本提携を開始したことを発表した。同提携により、映像領域におけるシナジーを活かし、相互のマーケティング強化と映像分野における共同事業の開発を目指すという。
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■資本業務提携のねらい

映像クリエイターの学び・仕事・繋がりをサポートする各種事業を展開するVookと、映像クリエイターの作品を動画素材として社会に流通させるPIXTAの親和性の高さを活かし、主に以下の点で連携していく。

1.クリエイター相互送客などのマーケティング、およびプロモーションの強化
2.動画素材の販売連携による共同事業の検討
3.モーショングラフィックス、3DCG領域での連携

■背景

社会的に映像需要が高まる一方で、PIXTAでは今まで以上に動画素材を拡充したい考えがあった。一方でPIXTAの動画クリエイターは、PIXTAのサービスの発展と共に、写真から動画素材の制作へと独学で活動の幅を広げた人も多く、クリエイターからは「映像制作の現場のニーズが分からない」という相談が以前から持ちかけられていた。これまでもPIXTAでは、クリエイター活動支援の一環として、映像制作に携わる企業や個人の協力を得てセミナーなどを行なってきたが、充分なナレッジ共有に至れていない実情もあった。

一方、月間約30万人を超える映像クリエイターが訪れる映像制作のナレッジ共有メディア「Vook」を運営するVookは、映像制作スクール「Vook School」やキャリア支援サービス「Vookキャリア」などの事業をを通じて、映像クリエイター志望者にも裾野を広げ、学びの場の提供やキャリア支援をしたい考えがあった。

そこで、双方の「クリエイター支援」という想いが合致。独学では難しい体系だったカリキュラムが強みの「Vook School」を映像制作の学びの場として提供するとともに、学びを経て制作した動画素材を「PIXTA」で販売、さらに「Vook」でPIXTAの動画素材の活用法等を紹介し、活用を促していく好循環を生み出すことで、両社のクリエイターに学びと活躍の機会を提供できると考えたという。

シナジーを生かした好循環を生み出する

また、将来的には映像分野における親和性の高さを活かし、動画素材の販売連携や、モーショングラフィックスや3DCGなどのPIXTAの新たな素材ジャンルの共同開発にも期待が持てると考え、段階的に連携強化を図りながら双方の事業発展を目指すこととなった。

■今後の展開について

今後は、Vook・PIXTA双方のクリエイターにヒアリング調査を行いながら、相互送客を実現する取り組みに着手し、世の映像クリエイターに学びと活躍の場を提供していく。また、将来的には同提携を通じて、素材販売やモーショングラフィックス、3DCGなどの領域でも連携し、両社の発展を目指していくという。