2023年2月28日、ゲームスタジオ 株式会社スタジオフレア(STUDIOFLARE, Inc.)が設立された。
代表取締役社長を務めるのは青木利則氏。青木氏は1993年株式会社セガ・エンタープライゼス(現セガ)にてキャリアをスタートし、2001年にマーベラスエンターテイメント(現マーベラス)の取締役、2012年には同社取締役副社長、2017年にジー・モード代表取締役社長、2019年に海外子会社のChairmanなどを歴任してきた。
青木利則氏
株式会社スタジオフレア 代表取締役社長
そして副社長には森利道氏が、プロデューサーを兼任する形で就任する。森氏はアークシステムワークス株式会社で、ギルティギアシリーズのディレクション、ブレイブルーシリーズの原作者として総合プロデューサーを務め、同アークシステムワークスでは取締役として活躍してきた。
森利道氏
株式会社スタジオフレア 副社長・プロデューサー
この両名が、スタジオフレアという新たなゲームスタジオの舵取りをすることになる。
同社のwebサイトで青木氏が「日本一のサブカルゲームスタジオを目指して」と意気込みを語っているように、少し尖っていて、そして面白い、ジャパニーズカルチャー的なキャラクターと世界観を持ったゲームが、アジアに、そして世界に向けて発信されていくはずだ。
NetEase Gamesの出資による設立
同社の設立にあたっては、NetEase, Inc.(NASDAQ: NTES, HKEX: 9999)のゲーム事業部門であるNetEase Gamesから出資を受けている。Netease Gamesはこれまでにも、名越スタジオ、グラスホッパー・マニュファクチュア、小林裕幸氏率いるGPTRACK50など、国内有名クリエイター・プロデューサーの新スタジオに出資してきた実績がある。
スタジオフレアにおいても、日本のクリエイターの感性と、グローバルに事業展開する巨大ゲーム企業のコラボレーションが生み出す、新たな作品に期待したい。
求人情報
同社は今後の展開のために、3Dアーティスト、2Dアーティストをはじめ、いくつかの職種について、求人をスタートしている。
3DアーティストはUnreal Engineの開発経験、Maya、Blenderでのモデル作成経験がある人材が求められている。
また、2Dの背景デザイナーについてはゲーム業界だけではなく、アニメ業界出身者も対象としている。
興味を持たれた方は、ぜひ応募を検討していただきたい。