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本格的な普及期に入ったと言える液晶ペンタブレット「Cintiq」シリーズのなかで、小型化と低価格化を実現した「Cintiq 13HD」。CGデザイナーの森田悠揮氏が、一度使ったら手放せない、と語るその魅力とは?
紙にペンで描く感覚を再現
創造性を極限まで引き出す
学生時代からペンタブレットを愛用していたので正直、液晶ペンタブレットには抵抗がありました。
実は以前に使用する機会があったのですが、すごく肩が凝ってしまったんですよ。
その時は少し大きめのサイズで、角度も垂直に近い形で立てて使用せざるえなかったんです。
自然と腕を上げて作業することになり、手の動きも大きくなるので、肩が凝って当たり前ですよね。ただ製品自体にはすごく魅力を感じていました。
特に「Cintiq 13HD」は小型で価格も手ごろで気になっていたので、店頭で見て、衝動的に購入しました。3ヶ月間みっちり使い込んで、今ではすっかり手放せなくなっています。
一番良いのは紙にペンで描くように、すごく直感的に作業ができることですね。ペンタブレットでは画面を見ながら手元で操作するので、思った通りにポインティングできないことがありましたが、画面に直接描ける液晶ペンタブレットでは、そういった問題がまったくありません。
特にCintiq 13HDは13.3インチと小型ですが、もう1台モニタを接続してデュアルモニタ環境にすることで制作作業が非常に効率的になります。Cintiq 13HDにはZBrushなどのソフトウェアのみを表示して、ペンで作業します。
そして別モニタには制作に必要な資料などを表示します。これだと画面が広く使えますし、視線の移動が少なくて済むので楽なんですよ。
ファンクションキーに"マッピング画面切り替え"の機能を割り当てれば、別モニタのマウスポインタもCintiq 13HD上で操作できるようになり、マウスとペンをわざわざ持ちかえる必要もありません。
ノートPCとセットにしてもデイバッグに入るため、持ち運びも楽ですね。年末に帰省した際も持って帰って、実家で作業をしました。
たしかにペンタブレットと比べると少し値段は高いですが、作業効率の向上はもちろん、自分にフィットしたツールを使えば、作品のクオリティアップにもつながるので、学生が最初からCintiq 13HDを購入するのも全然アリだと思います。
ペンタブレットに慣れていてツールを変えたくないという人も、店頭などで一度試してみるといいんじゃないでしょうか。自分と同じで食わず嫌いは良くないと思うんですよ。今は周りにも積極的に勧めています。
森田氏オススメ!Cintiq 13HDの3つの魅力
魅力1
紙に描いている感覚で直感的に作業ができる
魅力2
手持ちのモニタとのデュアル設定で画面を広く使える
魅力3
持ち運びが楽で、作業場所を選ばず使える
Cintiq 13HD
www.wacom.com/ja-jp/products/pen-displays/cintiq-13-hd
お問い合わせ:株式会社ワコム
www.wacom.com
TEXT_小野憲史