CGWORLDは、"Computer Graphics"から"Creator's GOHAN"へと、全面リニューアル。その記念として、日本の3DCGシーンをリードするポリゴン・ピクチュアズ代表取締役社長の塩田周三さんに、自作のお弁当に込めた思いを語ってもらいました。

※この記事は2016年のエイプリルフール企画です。CGWORLDはこれからも3DCG、VFXを用いた映像作品をはじめとするデジタル・コンテンツに関する情報に特化した記事づくりを行います。

INTERVIEW_沼倉有人 / Arihito Numakura(CGWORLD)
PHOTO_弘田 充 / Mitsuru Hirota



海外出張が多いからこそ、お弁当づくりは欠かさない

いやー、今日の取材はめっちゃくちゃ楽しみにしてたんですよ。俺って、国際派ビジネスマンとか、欧米スタイルといったイメージを抱かれがちなんだけど、誤解です。けっこう日本男児なんですよ。食事も外食が多い、しかも洋食がメインだと誤解されてるんだけど、お昼ごはんは必ず手づくりのお弁当を食べるようにしています。

毎週木曜は、うちの役員たちでランチミーティングをしているのですが、みんなで手づくりのお弁当を持ち寄るんです。もちろん、おかずを交換しあったりしてね。こうしたフランクなコミュニケーションができるのが、ポリゴンの原動力なのかもしれないな。

今日のお弁当もそうですが、お米が基本ですね。今日はおにぎりだけどシンプルに日の丸弁当や三色そぼろ丼にしたりも。

CGWORLD全面リニューアル記念! 俺の手づくり弁当〜塩田周三さん(ポリゴン・ピクチュアズ 代表取締役社長)〜

そうそう、去年SAPPI (Silver Ant PPI Sdn. Bhd.(※ポリゴン・ピクチュアズがマレーシアのアニメーションスタジオと2013年1月に設立した合弁会社))へ出張に行ったときに屋台で食べた、ナシゴレンに感動して以来、マレーシア料理などのエスニックにも挑戦しているんです。エスニックの場合も基本的にはお米です。

子どもの頃から自分のパワーの源はお米ですね。でも、究極は塩が基本だと思うんですよね。塩田言うくらいですから、先祖は塩作ってたんですよ。理想は瀬戸内海産の天日塩。

おかずについては、からあげは大好物なのでつい毎回入れてしまうのですが、全体的にお肉と野菜をバランスよく入れるようにしています。今日のお弁当では、アスパラのベーコン巻きが俺のこだわりかな。
あとは見た目のかわいらしさ! クリエイティブな仕事をしているからこそ、お弁当の色合いにはこだわるし、いつも何か"遊び"を加えるようにもしているんです。
この玉子焼き美味そうでしょ? ハート型につくるのってけっこう大変なんだから(笑)!

俺の場合、海外出張がどうしても多くなってしまうのですが、実は出張先でも泊まっているホテルの厨房を借りたりして、できるだけお弁当をつくるようにしているんです。さすがに出張先ではいつも愛用している石川の契約農家さんのお米を持参するわけにはいかないけど、逆にその土地ならではのローカルな食材が楽しみなんです。
SAPPIのあるプタリン・ジャヤの朝市では、ランブータンとの素敵な出会いがあったなあ。先月行ったベイエリアでも、朝のジョギング中に偶然見つけたファーマーズマーケットでワイルドベリーにひと目ぼれしちゃってね。そこから一週間は、いろんな調理法を楽しみながらベリーづくしでした。

そうそう、今年の「アヌシー国際アニメーション映画祭」では、コンペティション部門の審査員を務めさせてもらうことになったんだけど、アヌシーのマルシェに行くのが今から楽しみで楽しみで......ホワイトアスパラガスのおひたしとかにチャレンジしてみようかな!

次回のお知らせ

  • CGWORLD全面リニューアル記念! 俺の手づくり弁当〜塩田周三さん(ポリゴン・ピクチュアズ 代表取締役社長)〜
  • 手づくり系アーティストが続々と参戦!
    続・俺の手づくり弁当
    秋元純一さん(トランジスタ・スタジオ取締役/VFXスーパーバイザー)
    日本でも指折りのHoudiniアーティストとして知られる、秋元さん。そのルックスから24アワー・パーティ・ピープルと誤解されがちなのだそうですが、実は日本でも指折りのお弁当男子でもあったのです!