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国内生産・国内サポートで性能だけでなく、安心感でも高い評価を得ているマウスコンピューター。本稿では、Autodeskユーザーに定評のある同社のデスクトップPCとノートPCを検証した。同社コーポレート営業部の金子 覚氏と、ウイニー・ビレッジの宋 明信氏との対談を通して、浮かび上がってきたプロユースで求められるPC選びのコツとは?

TEXT_小野憲史
PHOTO_弘田 充

機材選びはメモリとCPUを重視GPUではQuadroの安心感が光る

CGWORLD(以下、CGW):企業向けの技術導入支援で注意されている点は何ですか?

宋 明信氏(以下、宋):近年は不動産分野をはじめCADから3DCGに移行される企業様が増加しています。機材選定についての相談を受けることも多いのですがその際には「予算が許す限り、最初から大容量のメモリと高速のCPUを選択すること」と伝えています。特にメモリは相性問題が完全にぬぐえないため、使用中の増設や交換は避けた方が無難です。


  • 宋 明信氏 (ウイニー・ビレッジ代表)
    3ds Maxのエンジニアとして20年のキャリアを経て2017年独立。現在は企業向けの3DCG製品の技術支援に従事。Autodesk AREA Japanの名物コラム「宋さんの3ds Maxキッチンスタジアム」をはじめ、一般ユーザー向けの記事執筆も行なっている

金子 覚氏(以下、金子):メモリ容量の基準はありますか?


  • 金子 覚氏 (マウスコンピューター コーポレート営業部部長)
    BTOパソコンの生産・販売を中心とし、「国内生産」、「24時間365日電話サポート」、「96時間で修理完了」を掲げて事業展開するマウスコンピューターで、主に法人向けブランド「MousePro」、クリエイター向けブランド「DAIV」のプロダクトマーケティングを主導

:CPU・GPUの高速化に伴い、データ容量が飛躍的に増大しています。一方で減価償却を考えると、1台のPCを4年間は使いたいところです。そのため最初から32GB以上搭載することをオススメしています。CPUもクロック周波数、コア数を両方とも重視したいところです。最近ではツール側のマルチコア対応もかなり進んできましたので。

金子:GPUはどうでしょうか?

:GPUはメモリほど相性問題が発生しにくいため、必要に応じてグラフィックスボードを換装することが可能です。今ならNVIDIAのGPUを搭載していて、VRAMを最低6GB、できれば8GB搭載している製品をオススメしています。長時間レンダリング業務で使用することを考えれば、安心感の高いQuadroを選択する方が良いでしょう。主要な3DCGソフトベンダーはQuadroに最適化していきますからね。

金子:CPUとGPUのバランスが大切なんですね。

:CG制作で一番負荷がかかるのがレンダリングです。そのためレンダラの多くが、CPUとGPUで処理を分散させるようになってきました。特にVR制作などリアルタイムCGを重視する場合は、高性能なGPUを搭載していることが必須になります。

3ds Maxエンジニアの視点から両機種の実力をチェック

金子:今回はデスクトップPCとノートPCを1台ずつ検証していただきました。

:特に驚いたのはノートPCです。この薄さでQuadro P3000を搭載していて、重量を2.2kgに抑えているのはすごいですね。メインメモリが32GB、ストレージが合計1.5TBあり、 IOポートも多彩で申し分ありません。企業のマネージャークラスや、フリーランスの方でクライアント向けのデモ用途などに活躍しそうです。

金子:一方でデスクトップPCはエントリー向けの構成としました。

:CPUはノートPCとほぼ同スペックですし、メモリも最大32GBまで搭載できます。そして何より省スペースです。そのため分散レンダリング用途に数十台を一括で導入し、レンダーファームとして活用できそうです。

金子:実際に中小のCGスタジオで、そうした事例は良く見られます。もちろん、エントリークラス向けの1台にもなると思います。

CGW:使い勝手の面ではいかがですか?

:CGエンジニアとしては、ノートPCのEnter、Delete、Ctrl、Altキーの面積を大きくしてほしい<んですよ。テンキーもオプションで増設できるようにしてほしいですね。タッチパッドも間違って弄ってしまいがちなので、設定でOFFにできると嬉しいです。普通はマウスを使用しますからね。

金子:貴重なご意見、ありがとうございます。実はタッチパッドは、ファンクションキーで簡単に設定が切り替えられるんですよ。

:本当だ。これは使いやすいですね。こうした細かい使い勝手の向上が作業効率を増していきます。こうした点に目が行き届いている点が嬉しいですね。他に企業ユースだとサポート体制や壊れにくさも重要なポイントです。

金子:国内生産と24時間サポートも弊社ならではの強みです。今後もユーザーの皆様をしっかりと支援していきたいですね。

NVIDIA Quadro P600 搭載MousePro S200 シリーズ
最小構成時109,800 円(税別)~


  • OS:Windows 10 Pro
    CPU:インテル Core i7-7700プロセッサー
    メモリー:8GB
    ストレージ:SSD 240GB
    GPU:Quadro P600
    USB3.1ポート×2(背面)
    USB3.0ポート×4(背面2、前面2)
    USB2.0ポート×2(前面)
    Mini DisplayPort×4

NVIDIA Quadro P3000 搭載MousePro NB9 シリーズ(15.6型モバイルワークステーション)
最小構成時199,800 円(税別)~


  • OS:Windows 10 Pro
    CPU:インテル Core i7-7700 HQプロセッサー
    メモリー:32GB
    ストレージ:M.2 SSD 512GB
    GPU:Quadro P3000
    USB3.1 Type-Cポート×2
    USB3.0 Type-Aポート×3
    Mini DisplayPort×2
    HDMI×1
    JR-45 LANポート×1

3ds Maxによる検証テスト

検証条件

宋氏が普段業務で使用している MacBook Pro 15inch 2016 LateモデルとMousePro NB9 シリーズを用いて、3ds Max 2019のレンダリングスピードと流体シミュレーションの解析速度を比較していただいた。

検証機材

Apple MacBook Pro 2016 Late
Intel Core i7-6820HQ CPU 2.7GHz 4コア/8スレッド
16GB RAM
AMD Radeon Pro 455 2GB
※Bootcamp 6.1にてWindows 10 Pro

MousePro-NB991Z-M2-1710
Intel Core i7-7700HQ CPU 2.8GHz 4コア/8スレッド
32GB RAM
NVIDIA Quadro P3000 6GB

テスト01:3ds Max上でArnoldを使ったレンダリング速度比較(レンダリング解像度は1,920×1,080で比較)





テスト02:3ds MaxによるFluids(流体)シミュレーション解析速度比較



総評

MouseProがわずかに高速な数字を出したが、ほぼ差がない結果となった。「容量がギリギリの512GBのストレージを使っているMacBookProと比べてMouseProはストレージにM.2 SSD 512GBと通常のSSDを1TB搭載している。さらに32GBのメモリを搭載できる点が実作業において安心感を生んでいます」(宋氏)。また「MacBook Proの場合はBootcamp用ドライバーがほとんど更新されないということもあり、アプリケーション上の描画の不具合を我慢していたのですが、その点は、NVIDIA Quadro搭載のMouseProでは皆無。レスポンス、安定性ともに、快適そのものでした」。MouseProでの画面表示のストレスは感じなかったとのことだ。

両機ともに、エントリークラスには必要十分!!

BTOマシンでは多彩なパーツ群から自分に最適な1台を組み上げることができる。途中で増設することも可能だが、CPUやメモリといった基幹部品は、変更しなくても良いように初めから高スペックなものを選ぶのが鉄則。拡張性に劣るノートPCならなおさらだ。その意味で今回提案されたノートPCは十分な性能を有している。一方でデスクトップPCは省スペースの筐体特性を生かして、レンダーファームやエントリーマシンなどに向きそうだ。用途を見越した製品選びを心がけたい。

問:株式会社マウスコンピューター
TEL(法人):03-6739-3808(平日:9~18時、土日祝:9~20時)
www.mouse-jp.co.jp/business/