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株式会社5(ファイブ)は、大阪に本社、東京に支社を持ち、台湾にも90名規模の制作拠点を有するグローバルな映像制作会社だ。2017年設立とまだ若い会社ながら、プリプロの2Dデザインからプロダクションの3DCG制作までを一貫して受託可能な特色を持ち、日本国内のアニメ制作案件に数多く携わっている。規模拡大を目指して人材を募集する同社のビジョンと、台湾で働くことの意義についてきく。

TEXT_神山大輝(NINE GATES STUDIO

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2年で100名規模に成長

5は『BEASTARS』、『アイドリッシュセブン』などの日本アニメーション作品のCG制作に携わってきたCG制作スタジオで、日本国内だけでなく台湾にも100%出資の現地法人として五號影像有限公司 Studio5(以下、Studio5)を有している。大阪にある本社では経営管理を行ない、東京が企画営業、プロデュースを担い、企画立案からデザイン、モデリング、アニメーション、コンポジットに至るまで、すべてのクリエイションの主軸は台湾にあるというかたちになる。アニメーションプロジェクトは、企画の時点で脚本やコンセプトアート、キャラクターデザインが必要となるが、5はこういったプリプロ業務の2Dグラフィックスのデザインから、実際の3DCG制作のプロダクション業務までを一貫して社内で行える点が特徴となる。

台湾の街並み

台湾オフィスの風景

"CGジャパニメーションを台湾からアジア・世界へ"。日本国内で培ったデザインや3DCGワーク、そして日本アニメーションのコンテクストを台湾の子会社に継承し、国内外のアニメーション案件に携わるというキーワードは、そのまま受け取ると一般的なオフショア開発に見えるかも知れない。しかし、5の特徴は代表取締役の本多 真氏をはじめとする日本のクリエイターが台湾に常駐し、現地クリエイターと共に開発に携わっている点だ。本多氏はCG業界歴20年のベテランで、『FREEDOM-PROJECT』、『ボトムズファインダー』など数々のアニメーション作品でアニメーターやCGI監督を務めた実績を持つ一線級のクリエイター。日本国内で活動していた本多氏が台湾法人を起ち上げた経緯については、2018年末に制作された『Monkey Gang Anarchy』という、西遊記がモチーフとなる3DCGアニメーション作品が関係している。当時、本多氏はディレクターとして台湾のCGスタジオと関わりがあり、『Monkey Gang Anarchy』のパイロットムービーの完成と同時に現地でのスタジオ設立を打診されたとのこと。「台湾国内ではオリジナルIPを作るような機会が多くなく、関わってくれた台湾のスタッフも新鮮で楽しんでくれていたように思えました。当時のメンバーが4、5名集まってできたのが、Studio5です」(本多氏)。

  • 本多 真(金本 真)氏
    代表取締役

台湾人にとっては、日本のアニメーション作品はカルチャーとして浸透しているものであり、クリエイティブの感覚的な部分が日本のクリエイターと近いという。こうした親和性の高さもあり、2018年に設立されたStudio5はわずか2年で90名規模へと急激に拡大し、台湾でも有数のCGスタジオとなっている。現在は美術・2Dデザイナーが13名、演出が4名、モデラーが7名、TD(リギング・ツール開発)6名、撮影・コンポジット・エフェクト・レンダリングが15名、PM13名、アニメーターが30名、通訳3名、管理部7名ほどですべてのスタッフが正規雇用となる。現在は日本国内の案件が100%を占めている状況だが、今後は台湾をハブとして世界中のCGアニメーションの案件を手がける姿勢だ。その一歩として現在、Netflixで独占配信されるオリジナルアニメ作品の制作を手がけている。

制作実績一例

企画制作事業部長の橋本 茜氏も、日本から台湾へ渡ったプロジェクトマネージャーの1人。橋本氏はこれまで2Dアニメーション作品の制作デスクを業務として行なっていたが、「2Dアニメーションの制作デスク業務はひと通りすべて覚えたので、新しいことにチャレンジがしたい」と3DCG制作会社である5の門を叩いた。業務として3DCG制作の工程を学び、台湾のクリエイターとリモート環境で協業を行う中で、台湾の制作体制や働いているスタッフの心情を知りたいと思い台湾へ異動した。「リモートでの協業の中で、台湾側とのコミュニケーションが更に必要であると感じました。せっかく行ける機会があるのなら、現地の台湾に行って制作体制を知ったり、スタッフがどういった想いで働いているのかを知りたいと思いました。行って分かったのは、純粋にみんなアニメが好きで仕事をしているということ。私もこの業界に長くいますが、改めてモノづくりの楽しさを得られたというのはあります」(橋本氏)。言葉の壁はあるものの、現地PMは日本語話者を採用しているため、基本的には業務はほとんど日本語ベースで行なっている。実作業者とのコミュニケーションは通訳を介したり、翻訳機能を使うこともあるそうだが、「お国柄かとてもフレンドリーで、大体はニュアンスをくみ取って接してくれています」(橋本氏)と、関係性は良好。台湾の労働法は日本よりも厳しく、残業などは基本的に発生しないほか、日常生活においても食べ物が安い、海外なのに言語の壁を感じづらいなどの利点があるという。

  • 橋本 茜氏
    企画制作事業部長

 求める人材については、CGディレクター、演出、演出助手、制作進行、制作デスクと、プロダクション業務に関わる職種を幅広く募集している。入社後は一定期間、台湾での業務を行なっていくかたちとなる。「3DCG制作においてスキルを持っている点も重要ですが、それよりも弊社で何がしたいのか?を持っている方が適していると感じています。台湾にメインの開発拠点を持つという特殊な環境であるのは事実なので、ここに可能性を感じて、チャレンジをしたいと思える方が理想です」(本多氏)。

台湾オフィスの風景

もっとも、いずれは東京にも小規模な開発拠点を構え、日本国内の案件をさらに多く受託する構想もある。ただ、日本は人口が徐々に減少傾向にあるため、20年、30年先のアニメーション市場の規模を考えると、日本国内のみに固執すると会社経営が成り立たなくなるという懸念がある。そのため、日本の優れたアニメーションが明確なアドバンテージであるうちに、様々なアニメーターや監督、3DCGクリエイターの能力を少しも無駄にすることなく世界中で活かしたいというのが、同社の思想だ。国内案件に携わりながら、海外市場でのアニメーション発信のたしかな土壌をつくる5の展望は、日本のアニメーション文化の発展と直結しているようにも感じられた。

5はワールドワイドで活躍できる人材を募集中!

①CGディレクター×4名~
モデリング
アニメーション
レイアウト
レンダリング
※CGアニメ制作の経験必須
※各部門に特化、またはジェネラリストいずれでも相談可
※正社員、契約社員、個人業務委託等相談可
※台湾渡航時 語学教育、出張、住居関連手当あり
※弊社台湾スタジオに短期、中長期で出張できること。台湾渡航時の住居・ホテル等はこちらにて手配

【給与】
月額 28~35万円

②演出および演出助手
③制作進行・デスク・ラインP
④企画営業・プロデューサー候補
【給与】
月額 22万円~

※正社員、契約社員、個人業務委託等相談可
※台湾渡航時 語学教育、出張、住居関連手当あり ※弊社台湾スタジオに短期、中長期で出張できること。台湾渡航時の住居・ホテル等はこちらにて手配

5はワールドワイドで活躍できる人材を募集中!
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