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株式会社ECHOES(エコーズ)は、アニメのOP・CM・企業PVなどの短編アニメーションを中心に手がけるCGプロダクションだ。NHK Eテレ『みんなのうた チョコと私』、劇場版『ONE PIECE FILM Z』OPなど、多彩な映像を制作している。一方、同社代表の児玉徹郎氏や、設立メンバーのたかあき氏の作風を反映したショートフィルム作品も定期的に制作しており、様々なアワードを受賞している。「商品映像をつくる一方で、作品映像もつくり続けていく」と語る児玉氏と、若手スタッフの下崎 由加里氏に、同社の展望や募集中の新戦力について語ってもらった。


1年に1本は、オリジナルの映像作品をつくる

  

同社代表の児玉氏は、2005年頃からコンスタントにショートフィルム作品を発表し続けてきた。「発表した作品を営業ツールにしながら仕事を受注し、仕事を通して培った技術や思いついたアイデアを使って新しい作品をつくる、というループを繰り返してきました」。法人化した今も、このループを継続しているという。「2012年頃、法人でないと受注できない大きめの案件に巡り会ったのをきっかけに当社を設立したのです」。現在のスタッフは児玉氏、たかあき氏、下崎氏の3名で、たかあき氏は設立当時からのメンバーだという。



「少なくとも1年に1本は、当社オリジナルの映像作品をつくっていきたいです。しかも、アヌシーオタワザグレブ広島からなる世界4大アニメーションフェスティバルで評価されるような、高いアート性や作家性を備えた作品を目指しています」と児玉氏は語る。作品を極めていけば商品になるし、商品を極めていけば作品になる。画家に例えるなら、ピカソのような作品づくりを目指したいという。

  • そんな志に共感した下崎氏は、京都の大学を卒業した後、2014年4月に入社した。「学生時代には、映像作家になりたいと思ったこともありました。一方で、社会に出てからも作品をつくり続けることの難しさを学生なりに感じていたので、どんな会社に就職するべきか、すごく悩みましたね」。
    作品づくりと商品づくりの両方を経験できるのに加え、企画・2D作画・3DCG・コンポジットなど、映像制作に必要な様々な仕事を経験できることが入社の決め手になったという。いずれは自分1人で作品をつくれるようになりたいので、今は色々なことに挑戦していると下崎氏は語る。



個人の創作意欲や成長意欲と、組織の成長の両立を目指す

現在同社では、アーティスト・プロデューサー・制作進行を募集している。「有り難いことに、作品を通して当社を知った方々から、我々のキャパシティを超える量の仕事を発注いただくようになりました。現在は社外のモデラーやアニメーターの力を借りつつ制作していますが、なるべく社内で対応できるよう、増員を予定しています」。

 

同社に依頼される仕事の多くは短編アニメーションで、アニメのOP・CM・企業PVなど、用途は多岐にわたっている。「私やたかあきの作風を理解したうえで依頼してくださるクライアントが多いので、つくる映像は基本的にセルシェーディングです。ただし、動きはリミテッドではなくフルアニメーション中心です」。いわゆる"アニメ"ではなく、"フル3DCGアニメーション"にも見えない、独特の作風が同社の持ち味となっている。




加えて"世界4大アニメーションフェスティバル受賞をねらう"という同社のミッションを達成するためには、定期的にオリジナル作品をつくっていくことも不可欠だ。「長期的な視野でもって、当社自体をプロデュースし、スケジュールを管理してくださる方も募集しています。まだまだ歴史の浅いコンパクトな組織なので、機械的にスケジュールやコストを管理するだけに留まらず、"当社を使って自分の目標を達成してやろう"というような勢いのある方からの応募を期待しています」(児玉氏)。
個人の創作意欲や成長意欲と、組織の成長の両立を目指すECHOES。その志に共感する人は、ぜひ応募してほしい。


TEXT_尾形美幸(CGWORLD)

PHOTO_弘田 充




■求人情報
ECHOESでは現在下記職種を募集中です。

①制作進行
②モデラー・キャラクターアニメーション
③作画

■待遇
月給与:18万〜(※年齢・経験に応じ決定)
交通費支給
昇給あり(年1回)

■雇用形態
業務委託
※アルバイトも募集中!!(正社員登用制度あり)

■休日休暇
週休2日制(土・日曜日)、祝日、年末年始
※繁忙期の際は休日出勤の場合があります。

詳しくは 求人コーナー【JOBS】をご覧ください。