ベテラン CGアニメーター/VFXアーティストによる ライティングのしくみ、歴史、実践テクニックをまとめた必読ガイド『CGライティングの最強の教科書』が発売される。
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■概要

アニメーション業界のベテランでライティングのプロ・Lee Lanier氏が、アートと3Dアニメーションにおけるライティングの歴史や理論、実用的で審美的な応用について掘り下げ、ライティングの重要性と情報を伝える能力について考察する。同書ではまず、アート・映画・写真・3Dアニメーションに適用されてきたライティングの歴史を調べる。次に、特定の場所を再現し、ムードを生成するために必要なライトの色、位置と方向、影の種類ついて説明する。3Dライティングを成功させるためのヒントを読み、ソフトウェアにとらわれないサンプルで実践すれば、3Dライティングセットアップを習得できるだろう。3つのケーススタディではMayaを使い、複雑な3Dライティングプロジェクトに取り組む。

主なポイント
・アートで使われているライティングの歴史
・光の科学的メカニズム
・3Dプログラムのライトタイプとその適用
・影のバリエーションとライトの品質
・3Dライティングアプローチ(基礎と応用)
・1点照明、2点照明、3点照明、自然照明、様式化した照明、キャラクターライティング
・現実世界のライティングシナリオと場所の再現
・高度な3Dライティング/レンダリングシステムの概要

著者について
Lee Lanier(リー・ラニアー)は1994年以来、プロのコンピュータアニメーター/VFXアーティストとして働き、70以上の長編映画、ショートフィルム、ミュージックビデオ、予告編、CMにクレジットされている。ウォルト・ディズニー・スタジオのBuena Vista Visual effectsでは、多くの長編映画のビデオエフェクトを作成。PDI/DreamWorks では『アンツ』、『シュレック』のシニアアニメーターを務めた。その後、一連のインディペンデント系ショートアニメ映画を監督し、それは 200以上の映画祭、美術館、アートギャラリーで上映された。彼は多数のハイエンドソフトウェア書籍の執筆から、LinkedInとlynda.comのVFXトレーニングビデオの作成まで幅広く活動し、ハリウッドのGnomon School of Visual Effectsでは教鞭をとっている。また、視覚効果協会(VES)のメンバーで、ダム短編映画祭のエグゼクティブディレクターでもある。

目次
1章:光とライティングの重要性
2章:アートにおけるライティングの歴史
3章:3Dライティング
4章:具体的な光源を再現する
5章:PBRシステム
6章:場所の再現とキャラクターライティング
7章:様式化した照明をデザインする
ケーススタディ 1:ルネサンスの静物画を複製する
ケーススタディ 2:夜のガレージのライティング

『CGライティングの最強の教科書』
刊行予定日:2020年2月上旬
著者:リー・ラニアー(Lee Lanier)
定価:本体4,000円+税
ISBN:978-4-86246-469-9
サイズ:B5
ページ数:232ページ
発行:株式会社ボーンデジタル