2014年9月2日(火)から4日(木)までの3日間、パシフィコ横浜(横浜市・みなとみらい)において開催する、日本最大のコンピュータエンターテインメント開発者向けカンファレンス「コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス 2014」(略称:CEDEC 2014、CEDEC=セデック:Computer Entertainment Developers Conference)は、このほど基調講演の講演者および講演テーマを決定した。さらに、「CEDEC AWARDS」2014年の優秀賞授賞者(最優秀賞ノミネート)を決定。最優秀賞投票の受付を開始した。



■ 「CEDEC 2014」基調講演&「CEDEC AWARDS」について

コンピュータエンターテインメント業界内外の有識者の登壇が毎年注目を浴びるCEDECの基調講演。本年は、作家の冲方丁氏、神戸大学大学院 工学研究科の塚本昌彦教授、そしてセガ 取締役CCOの名越稔洋氏が登壇する。コンピュータエンターテインメントには欠かせない「物語の力」、ウェアラブルコンピューティングとゲームの展開、そして、これからのゲームクリエイターに求められるもの、といったテーマで講演が行われる予定。このほかのセッション情報も、公式Webサイトにて順次公開中だ。
さらにコンピュータエンターテインメント開発の進歩へ顕著な功績のあった技術にフォーカスし、技術面から開発者の功績を称える「CEDEC AWARDS」の2014年の優秀賞授賞者(最優秀賞ノミネート)を決定。授賞者は、「エンジニアリング」、「ビジュアル・アーツ」、「サウンド」、「ネットワーク」、「ゲームデザイン」の5部門・計25の個人とグループだ。
選考は、「CEDEC 2013」受講者アンケートで上位に選ばれた講演者と、「CEDEC 2014」のセッションを選定するプログラムワーキンググループの各分野のプロデューサーとで組織する「CEDEC AWARDS 2014ノミネーション委員会」が実施。この25の個人とグループの中から「CEDEC 2014」受講者、講演者およびCEDEC運営委員会の投票により、栄えある各部門の最優秀賞授賞者各1組を決定する。また、CEDEC運営委員会では、コンピュータエンターテインメント開発全般に貢献した人物を表彰する「特別賞」と、ゲーム関連書籍の著者に贈る「著述賞」も後日決定し、発表する。各部門の最優秀賞の発表・授賞式、および、「特別賞」「著述賞」の授賞式は、「CEDEC 2014」会期2日目の9月3日(水)夕刻より実施予定だ。



■ 「CEDEC 2014」基調講演

9月2日(火)には、作家の冲方丁氏が、「物語の力」をテーマに講演。なぜ人は物語を求めるのか、そもそも物語とはなんであるか、どんな時代にどのように求められてきたか、これから求められる物語はどんなものになると予想されるか、コンピュータエンターテインメントには欠かせない「物語」を掘り下げる。9月3日(水)には、神戸大学大学院工学研究科・塚本昌彦教授が登壇し、「ウェアラブルコンピューティングの動向とウェアラブルゲームへの展開」をテーマに講演。「グーグルグラス」や「オキュラスリフト」が注目される中で、コンピュータエンターテインメントがどう変わろうとするのか展望する。そして、9月4日(木)には、『龍が如く』シリーズを手がけるゲーム業界のトップクリエイターであるセガ 取締役CCO(Chief Creative Officer)名越稔洋氏が、これからのクリエイターの姿を語る。
●講演タイトル(登壇順・敬称略)
9月2日(火):
「物語の力」冲方 丁 / 作家
9月3日(水):
「ウェアラブルコンピューティングの動向とウェアラブルゲームへの展開」塚本 昌彦/神戸大学大学院 工学研究科 教授
9月4日(木):
「これからのゲームとゲームクリエイター」名越 稔洋/セガ 取締役CCO(Chief Creative Officer)



■ 「CEDEC AWARDS 2014」優秀賞授賞者

●CEDEC AWARDS 2014優秀賞授賞者(最優秀賞授賞ノミネート)一覧(敬称略)

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■ 関連 URL

・「CEDEC 2014」
 http://cedec.cesa.or.jp/2014
・一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会
 http://www.cesa.or.jp